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紙の本
ドストエフスキー (講談社文芸文庫)
著者 山城 むつみ (著)
【毎日出版文化賞(第65回)】文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか? その作品世界の主な動力となっている異和=ラズノグラーシエを切り口に、ドストエフスキー論の...
ドストエフスキー (講談社文芸文庫)
ドストエフスキー
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商品説明
【毎日出版文化賞(第65回)】文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか? その作品世界の主な動力となっている異和=ラズノグラーシエを切り口に、ドストエフスキー論の新たな地平を切りひらく。【「TRC MARC」の商品解説】
同じ言葉でも誰がどんな状況で語るかで、その意味は異なり、ときに正反対に受け取れる。このラズノグラーシエ=異和こそがドストエフスーを読む鍵となる。登場人物は対話の中で絶えず異和と不協和に晒され、そのダイナミズムが読む者を強烈に惹きつけるのだ。批評家バフチンを起点に、しかし著者単独で小説内部に分け入り、文学的核心を精緻に照射する。ドストエフスキー論史の転換点を成す衝撃的論考。【商品解説】
文学史上最大の謎・ドストエフスキーに挑んだ衝撃の書。なぜ彼の作品は人を強烈に捉え続けるのか。各紙誌絶賛、毎日出版文化賞受賞【本の内容】
目次
- まえがき
- 序 章 ラズノグラーシエ──二葉亭四迷とバフチン
- 第一章 黄金時代の太陽──『悪霊』
- 第二章 ソーニャの眼──『罪と罰』
- 第三章 マリヤの遺体とおとなしい女──『作家の日記』
- 第四章 写真の中の死、復活、その臭い──『白痴』
- 第五章 逆遠近法的切り返し──『未成年』
- 第六章 カラマーゾフのこどもたち──『カラマーゾフの兄弟』
- 参考文献
- 単行本あとがき
著者紹介
山城 むつみ
- 略歴
- 山城むつみ(やましろ・むつみ/1960・9・24~)
大阪府生まれ。文芸評論家。東海大学文学部文芸創作学科教授。大阪外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。1992年に「小林批評のクリティカル・ポイント」(『群像』1992年6月号)で第35回群像新人文学賞評論部門受賞。2011年、本書『ドストエフスキー』で第65回毎日出版文化賞を受賞。2015年、「小林秀雄とその戦争の時」で第6回鮎川信夫賞候補。ほかの著書に『文学のプログラム』(文芸文庫)、『転形期と思考』、『連続する問題』など。
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