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母から借りたんですが、
もう字はちっさいは
説明図はゴッタだわ、
脳の小さい自分には理解困難でした。(痛)
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原子力コジェネレーション, 2004/9/27
原発反対派として有名な広瀬隆氏の著。原発の危険性を強く訴えている。1986年の著作なので中身は古いのだが、問題点は21世紀の現代でも変わっていないかも。
チェルノブイリに代表される放射能漏れ事故はかなり怖そうだ。また、題目の東京に原発を・・・という点については、感情論ではなく、エネルギーの有効利用の観点から納得できる。原子力は発電効率が低いので熱が大量にでてくる。やはり、エネルギーを無駄なく使うには、「原子力コジェネレーション」。これををなぜ導入しないのか?と思えなくもない。
それとJCOの事故をあたかも予言したような記述がある。JCOの臨界事故は当時から予想されていた事なのか?と思えてしまう
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1986年出版当時「そんなに安全だというなら東京に原発を作ればいいじゃないか」というセンセーショナルなメッセージに、逆に猜疑心を持ちつつも、説得された一冊。2011年3月現在、福島原発でおこっていることを見て、心から「東京に原発を」というタイトルが何度も胸に去来して消すことができない・・・
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今、福島原発で起きていることがどんなに恐ろしいかわかった一冊。
左派に偏った記述ではある。が、政府の意見や主張はマスコミを通じていくらでも聞くことができる。
表立った意見ではない左派の主張をたまに読んでみると、知らなかった事実が沢山見えてきて怖い。
原発はクリーンなエネルギーでも夢のエネルギーでもない。未来永劫、子孫の代にまで汚染を残しかねない、最悪の殺人兵器。
利権とお金が絡み合って、原発が根付いてしまっている。
そして、真実は政府によって隠され続ける。人は、自分に襲いかかった放射線の危機に気付けないまま、癌や白血病になっていく。
これが一番怖いことかもしれない。
チェルノブイリを、日本では繰り返してほしくない。
もし福島の件が無事におさまるのなら、もう原発を作るのをやめてほしい。動かすのだってやめてほしい。
とにかく、誰もに1度は読んでみてほしい本です。
本当に、読んで!
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気になる点というと、原発に肯定的視点は「科学的でない」とする一方、否定的なものは「明らかだ」と断定しており、もしきちんと説明するとするならば、両方の場合も「科学的でない」すなわち実証できないということを強調した上で予防原則のもとに提言するべきではないのかと思う
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・福島原発で事故が起きている今なので、古本屋で150円で見つけたから買ってみた。
・25年も前の本だから単位がキュリーだったりでわかりづらい。っていうか、あえてわかりづらくするために今はべクレルにしてるのかなあと勘ぐりたくなる程。
・チェルノブイリの直後に書かれた本で、刺激的なタイトルのとおり「そんなに原発が安全なら東京のど真ん中に建てたらどうだ?」から始まる内容。ただ、やたらに死の灰やら爆発と言う単語を連発するのでそこは注意深く読んだ。本当に原発は運転するだけで放射性物質を撒き散らし続け周囲を汚染し続けるのか?
・ウインズケールの事故や、ラ・アーグの停電など全く知らなかった事に驚く。このあたりは知っておくべきだったと思う。そして、放射性廃棄物の処理について25年前は絶望的だった事を知って驚く。マジでどうにもできないゴミを作り続けてんの?
・ただ、この25年前と現在の状況の違いを把握していないので、一概に全てを判断できない。今の廃棄物処理はどうなっているのか。この25年間を埋める情報も仕入れなければならない。そして原発についての自分の意見をはっきりさせなければと。事故がおきたから全廃、と言うような立場は取りたくない。可能な限り知りたい。
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20年前以上前、チェルノブイリ事故直後に出版された原発の実態を告発する広瀬隆のノンフィクション。震災、福島原発事故を経て読むとここに書かれていることが規模が少しは小さいとは言え現実に起きていることに驚く。原発が無くても電力は足りているのに、なぜ原発が作られるのか。そしてなぜ原発は無茶なのか。その答えが書かれています。原発を売りたい人がいる、そして費用がかかれば掛かるほど儲かる人達がいる。そして、放射能汚染され何万年と消えない使用済み燃料や廃棄物たちを安全に処理、保管することは未だにできないしこれからも出来ない。しかし広瀬隆の文章は多少読みにくい。20年前に読んでもよくわからなかったかもしれないが、今読むとさんざん見聞きしている内容なので非常によくわかります。
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死んだ親父が当時小学生だった僕に読ませた本がこれ。
福島のニュースを見てて「ああ、この発表は嘘だな」とか「本当はメルトダウンしてるな」という考えが自然に浮かんできたので驚いたが、よくよく思い出してみるとすべてこれが元ネタだった。
小学生の息子に読ませる親もどうかしているが。
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25年も前の本なので、さすがにデータ的には古いところもあるが、本質的なところは今現在でも十分通用する内容です。
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実はずっと不思議に思ってました。そんなに安全なら、なぜ首都圏に作らないの?って。だって実は、そんなに広大な敷地、いらないんですものね?
読む価値はあります(でも現在、事故後にもっとイイ本でているようですけど)。
この本は実際には、科学的根拠に基づいていないという指摘もあります。しかしこの本が過去に警鐘をならした原子力発電所の事故=現在まったく同じことが起こっているという事実。
この本をバカにして「原子力は安全です」といっていた東京電力幹部職員、科学者たちは皆、土下座するくらいの意気込みを見せて欲しいものです。
原発推進派は「脱原発主張するくらいなら電気を使うな」とか、逆切れしている場合じゃないと思います。
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一週間のご無沙汰でした。
東日本大震災によって8450名を数える死者,行方不明者が1万2931名、およそ35万人の避難生活を余儀なくされた方々に対して、喪に服すと同時に、被災者と少しでも同じ境遇にあることによって、共に苦しみを分かち合えればということで、暖房はもちろん使わず、食べ物も調理は基本的にしないで、ご飯と納豆、卵かけご飯、ご飯に梅干しなど極力粗食で通し、お風呂にも入らず身体を拭くぐらいで、みんな部屋から出て居間に雑魚寝して照明は一カ所だけなどなど、出来るだけ避難所に近いすがたで生活しました。避難生活とはちょっと異例なのは、テレビをつけっぱなしにしてあらゆる情報を入手することに努めるようにしました。
もちろん初めは家族全員に猛反対されましたが、つい3週間前まで気仙沼で免許合宿に行っていた妹は、お世話になった教習所の先生方やホテルの人たちの安否が気がかりなのもあって賛成してくれて、それがきっかけで家族全員参加が実現しましたが、いま思うとやっぱりうちって変わっているのかもしれません。
でも本当、避難生活がどれほど過酷なものか、万分の一の実体験でもそうとうきついものですが、現地では寒さと空腹と失った家屋と肉親への哀しみとが二重三重に襲って、せっかく助かったのに死にたい気分になられている方もいるかもしれません。
しかし、ついに恐れていたことが現実に起こってしまいました。
広瀬隆は、すでに30年前の1981年にこの本の元本を出しています。それほど安全で便利だというのなら、いっそ東京に作ればいいじゃないか、新宿西口に原子力発電所が建設されたっておかしくはないし、安全だしお金をあげるからといってだまして、過疎地の人は何も知らずに笑って死んでも仕方のないことなのか、と、1986年のチェルノブイリ事故で世界中に誤魔化しのきかない明確さではっきりした原発の危険性を、この事故を受けて改訂版を文庫本として最新のデータを駆使して告発した衝撃的問題作を上梓していますが、その他にも、科学者の高木仁三郎をはじめとする原発反対運動の輪は、1980年代から幅広く根強く行われてきていましたが、東京電力による原子力発電所は安全で必要だという虚偽のキャンペーンと事故の隠蔽工作と、そして何よりついこのあいだまでの長期政権与党の、自民党の政治家たちの利権のためだけに、日本列島にちょうどほどよく身体に時限爆弾を巻きつけるように作られてきてしまっていました。
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刊行が1986年で、同じ年のチェルノブイリなんかの話などが多く為になります。
今とは状況が多少違いますが、それでも考える種には十分なりますし、未だ通用する内容かと。
要するに、
原発なんてどこに作ったって事故が起きたら死ぬんだからいっそ東京に作ってしまえ、
というお話しです(ノンフィクションね)。
作者のあとがきよりひとこと。
「知らされないかと言ってだまされてはいけない。五年後か十年後までに殺されるのは、あなたたちなのだ。」
幸いまだ殺されてはいませんが、いつ事故が起きてもおかしくないのは変わらない事実ですね。
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チェルノブイリでの原発事故後に書かれたものなので、データなどは古いですが、内容的にはかなり的を得てるお話だと思います。
「そんなに安全だというのなら、東京に原発を作ればいい」、たしかにその通りです。一番電気を必要としているのは東京ではないのか。東京の電力のためになぜ地方の漁村などの近くにつくるのか。結局は、何かあったときに東京だと被害が大きいと思って、地方に作ってる。そして、その何かが福島に起きた。本当に恐ろしいこと。今回の原発事故によって、この本を再び思い出した。新しいものも出ているので、そちらと合わせて読むといいかと思う。
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そんなに安全だというのなら、いっそ東京に作ってみたら!という痛烈な反原発本。
僕も含めて昨年の原発事故をきっかけに、この本を手に取った読者が多いであろうことが本当に悲しすぎる。
ここに書かれている内容をどれだけ信じていいのか、いけないのか?というのは非常に難しい問題ですが、著者の強烈なメッセージ性と一気に読ませる筆力には凄まじいものがある。
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ゼミの先生に薦められて読んだ本。
安全と言うなら東京のど真ん中に原発を建てろ!と
昭和61年に書かれた本。
チェルノブイリやスリーマイルについて書かれていて勉強になった。
内容が難しすぎて多少分からんところもあったけど。。。
この本の一番最初に書かれている、「予言と確率」の話。
1982年にアメリカ原子力規制委員会が、
原子炉1基あたり事故を起こす確率は200年~600年と分析した。
1983年に世界に原子炉が300基を超えた。
つまり、
2年に一度世界のどこかで原子力事故が起こる計算になる。。。