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紙の本
平成のビジネス書 「黄金期」の教え (中公新書ラクレ)
著者 山田真哉 (著)
「ビジネス書黄金期」だった2000年代。そんな時代の、今なお読み継がれる名著からテクニックを凝らした本までを多数紹介。ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を大胆に予測す...
平成のビジネス書 「黄金期」の教え (中公新書ラクレ)
平成のビジネス書 「黄金期」の教え
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商品説明
「ビジネス書黄金期」だった2000年代。そんな時代の、今なお読み継がれる名著からテクニックを凝らした本までを多数紹介。ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を大胆に予測する。『会計人コース』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めた読者。出版不況を克服しようとあがいた出版社。両者の思惑がマッチした2000年代は「ビジネス書黄金期」だった。そんな時代の今なお読み継がれる名著から、編集術を凝らした本まで多数紹介。当時、『さおだけ屋』はなぜ売れたのか? 一転、『21世紀の資本』『サピエンス全史』等のハードな翻訳書が売れ始めた背景とは? ビジネス書の栄枯盛衰から、出版界の展望を読み解く。【本の内容】
「黄金期」が生んだ不朽の名作からタイトル一発勝負の話題作まで。ミリオンセラー会計士が解読。『さおだけ屋』はなぜ売れたのか!?【本の内容】
著者紹介
山田真哉
- 略歴
- 〈山田真哉〉1976年神戸市生まれ。大阪大学文学部卒業。公認会計士・税理士。一般財団法人芸能文化会計財団理事長。著書に「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」など。
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ビジネス書は何故衰退したのか
2017/10/17 05:38
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が定年を迎える年齢になるとそれまで読んできた本のジャンルの中で「ビジネス本」の割合が減っていると思っていたが、実は「ビジネス本」そのものがあまり売れなくなっているという。
出版業界は今や構造的な不況産業といわれて久しいが、それでも2000年代は「ビジネス本」が盛んに読まれていた黄金期であった。
そんな時代の「ビジネス本」を自身『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』というベストセラーを書いた山田真哉氏が黄金期だった頃に書いた書評と、何故今衰退したのかという考察をまとめたのが、この本である。
書評には『金持ち父さん貧乏父さん』『年収300万円時代を生き抜く経済学』といった懐かしい書名が並んで、山田氏の文章もそれなりに時代を感じさせる。これはこれで「黄金期」の「ビジネス本」の雰囲気を感じ取れればいい。
ただ「黄金期」にはもっと「自己啓発本」もあったように思うが、あまり触れられていないのは、当時発表された媒体の性格によるのだろうか。
さて、もう一方の「考察編」である。
山田氏は「ビジネス本」が「黄金期」を2000年代に迎えた理由を、「出版不況を何とか克服しようとあがいた出版社側の努力と、「失われた20年」から脱出するヒントを本に求めようとした人々の需給がマッチ」したことで生まれたものとしている。
では、それが何故崩壊したのか、山田氏は諸説ある中で「人口減少」と「ネットに負けた」説をとっている。
特に「人口減少」の問題は「ビジネス本」衰退の問題にとどまらないと思われる。
今後おそらく多くの産業にこれは影響するだろう。
案外「ビジネス本」衰退要因を分析することはそのさきがけかもしれない。