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商品説明
アメリカ文学研究の第一人者による日米文学比較。アメリカ文学の作品と、それに影響を受けたと思われる日本文学の作品を同時に深く理解できるよう、影響関係や類似性を手がかりに作品の隠された意味を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の小説の中に、こんなにアメリカ文学が!
アメリカ文学研究の第一人者による超刺激的〈日米文学比較〉!
本書より
「文学作品は、その書かれた国での評判がたとえ今一つであっても、思わぬ国の思わぬ作家に予想を越えた大きな影響を及ぼし、それがこれまた途方もない傑作 を生み出すきっかけとなることがあるのです。大岡の『野火』は、そうした影響の典型的な例といってよいのではないでしょうか」
「もしも村上の作品が国際的に認められているとしたら、それは、日本的な特徴、あるいはアメリカ文学の影響が認められるからという理由ではなく、その作品が国籍を超えた人間の問題を扱っているからです。アメリカをはじめ、現代の海外の作家たちがとり組まざるを得ない問題を追及しているからです」
*「講義 アメリカ文学史<全3巻>&補遺版」につづく野心作!【商品解説】
目次
- 1.極限状況に置かれた人間の幻覚を通して明らかにされる人間の究極的な存在意義
- ――エドガー・アラン・ポー『アーサー・ゴードン・ピムの物語』と、大岡昇平『野火』
- 2.次つぎと立ち現われる永遠の少女アナベル・リイ ― 不在によって証明されるわれわれの実在性
- ――エドガー・アラン・ポー「アナベル・リー」と、大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』
- 3.無限に広がる真っ白な虚無の世界と落日に真っ赤に染まった西方浄土を思わせる世界
- ――ハーマン・メルヴィル『白鯨』 と宇能鴻一郎『鯨神』
- 4.二つの衣裳哲学 ― 「馬子にも衣裳」か、「襤褸を着ても心は錦」か
- ――マーク・トウェイン『王子と乞食』と、大佛次郎『花丸小鳥丸』
- 5.批判した過去に批判される現代人たち
- ――マーク・トウェイン『アーサー王宮廷のコネティカット・ヤンキー』と、半村良『戦国自衛隊』
著者紹介
渡辺 利雄
- 略歴
- 〈渡辺利雄〉1935年台湾生まれ。東京大学大学院修士課程修了。同大学名誉教授。専門はアメリカ文学。著書に「フランクリンとアメリカ文学」「英語を学ぶ大学生と教える教師に」など
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