紙の本
「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」シリーズの最終
2008/08/26 22:03
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」シリーズの最終といえる書籍。ミリオンセラーの本から、色々と書いていくうちに結論が著者の考えているような結論とかなり違う方向に行ってしまった、という感じの本。
たしかに、食い逃げされてもバイトは雇うな(上)で数字の使い方についての仕組みは理解できました。ただ、そこから会計につなげるとどうしても無理が生じてしまうような。
本書の結論としては、数字を通して「考える力」を培うことを提唱しています。そこにある数字をどのように理解するかは、受け取る側の感性にかかってくるということなのでしょうか?その点については、納得はできます。
シリーズを読んでいった人は、著者の結論の出し方をチェックするために読むという姿勢で良いと思います。
http://blog.livedoor.jp/c12484000/
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おもしろい。個人的には下巻のほうがエピソードとかいっぱいあって楽しいかと。だれでも数字には強くなることができるんだね。たとえ数学苦手でも。あたしは数学好きなので、全体的にちょっとガチ文系です!ってかんじのアプローチかも。下巻まで読んで完結する。結構細かいはなしは感動した。
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(2008/2/23読了)宝くじは、「1等が○○本出ました!」と喧伝する売り場で買おうと買うまいと確率は同じなので、何処の売り場で買っても結果は同じ。そりゃそうだわなあ。しかし、ライブのFCチケットって「当たりやすい(良席が来やすい)会員番号」と「はずれが多い(良席がめったに来ない)会員番号」があるというのが私の周りの定説だが、これも本当は全部気のせいなんだろうか・・・・???(笑)
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さおだけや食い逃げよりもパンチ力が弱かった気がする。というより、目新しい発見やためになる情報が少なかったので費用対効果は良く無かったにょ〜。
・アマゾンキャンペーンとは、インターネット書店アマゾンのベストセラーランキングに乗るために著者が大勢の人を動員して短時間でいっせいに本を購入するという集団行動
・エムステでの情報操作
・中小企業の7割は赤字→本当は黒字なのにわざと赤字にしている会社が結構ある。黒字になると、税金をたくさん取られるから。
・よって社長自ら親族への給与を多くしてわざと赤字にしている
・平均値と比べても、それは実体のないものと比較をしているということ
・ベンチャーは上方修正もしてひけない→事業の計画性が問われているから。
・大幅な利益は出したくない→成長性をアピールする場合、一定の成長率で伸びていくことが重要だから
・使ってなくなる備品や広告費、研修費は費用、車や不動産、株式、資金は資産。
・利益を減らすための新聞広告やコンサルタントへのフィー、決算賞与などもありえる。
・利益演出で使われる「節税保険」とは、逓増定期保険のことで、定期預金と保険のようなものだが、ルールで縛られはじめている。
・粉飾決済も、未来に苦労を押し付けて「損失を隠して業績がよくなったら戻そう」という考え。
・製造業が中心だった時代は、供給より需要が大きかったため作れば売れたので、計画は大切でブレも少なかった。しかし、今のような変化の激しい時代に「計画信仰」は成長性や自由を奪う、非常にムリがあるものである。
・予算を確保するために予算を使い切るというムダ
・計画も大事だが、環境が変化する前に手持ちのカードを増やし、対応していく方が重要。「ゼロベース予算」「脱予算経営」「KPI]もそのような考え。
・美術品、土地、株は非減価償却資産
・不労所得は非原価償却資産を手に入れることだが、勤労所得のほうが価値が安定している
・上場時には新たに株を発行する「公募」だけが望ましく、既存の株主がすでにある株式を放出する「売出」だと株主が変わるだけで会社に資金は入ってこない。
・費用対効果は、比べるものが変わってしまえば意味が無い
・二分法の役割?論理的に見せるため?わかりやすくするため。
・吉野家の単品効率経営から、BSE対策としての京樽やステーキのどんやはなまるの買収でリスク分散
・一見非効率な営業マン、設計スタッフ、工事スタッフの、数的優位を活かした「三位一体営業」
・限定販売は「希少性の追加」と「在庫の恐怖からの解放」
・ジュンク堂書店の座り込みイスで高付加価値本の販売
・プレゼントキャンペーンで顧客情報ゲット
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■購入日:2008/02/26
■読書期間:2008/02/26〜2008/02/29
■所在:自宅
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今回も読みやすかったです。今まで自分の中に在った思考回路の様々な部分に名詞がついていたという。会計言語(用語)で言えるのか……
計画の件ををRHH型(@礼央化)を声高に叫ぶ家族Aに読ませたい……でもあの人活字駄目なんだよな…
でも読まないことには始まらない。読まず嫌いは勿体ない一冊。
上巻を若干立ち読みして買わずにスルーしましたが(ぇ)、下巻は立ち読み3分で購入。……上巻もう一回見てみよう…。
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前作(上巻)で数字や会計的に考えるといったことについて説明をしているが、今作では逆に数字、会計だけで考えるとこういう罠がありますよといった点について書いている本。
著者が数字(会計?)至上主義に対して感じているおかしさ、危うさ等をうまく書いていた。自分としても納得するところが多かった。
会計的な要求も、非会計的な要求も「同時に」満たす妙手を経営者は考えるべきという点は賛成。自分もそうありたいと思う。[2008/3/31]
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昨年発刊された「食い逃げされてもバイトは雇うな」の続編。 前著にもきちんと(上)とあったので、この続編(下巻)は当初から構想していたことが分かり、また話に一貫性もある。
上下巻を通じて「禁じられた数字」、つまり事実でありるが正しくない数字に翻弄されないよう読者に警告を与えている。
上巻では主に数字の特質に焦点を当てている。 数字に感情を入れた場合(広告、プレゼンなどの数字)と、入れない場合(会計など)の差を身近な例を使って説明しているため、通常それほど意識していなかった数字の威力を実感することとなる。
下巻では上巻の発展形として実際の「禁じられた数字」の実例を挙げ数字に騙されないように誘導している。
加えてこの下巻ではビジネスを「会計的な考え方」「非会計的な考え方」の2つに分けて、それぞれの利点・不利点を説明し、さらに解答を出すための考え方(「妙手」の打ち方)についても言及している。
実例をふんだんに使い、また一部小説化するなど、分かりやすさの工夫が随所にちりばめられている。手軽に読めるにも関わらず得るものが多い本である。
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2008/3
会計学のエッセンスを含みながら、判りやすく数字と会計について書かれた本。専門性の強さよりも判りやすさを優先した書き方で、数字が苦手な人でもすんなり会計の基礎を理解できる一冊。
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このシリーズ好きなんです。
山田さんの本は小説の方も読んでいます。
読むと、そうだよね、って今さら確認する事の方が多いのですが、
そういうことを認識する事が必要だと思うので、いいきっかけになります。
たまには、小説以外の本も読まないとね。
しかも、簡単に通勤時間で読めるように作られているので、
軽くたまには違うものを読みたいって時にはいいですね。
もちろん私は会計とか、そういう仕組みに興味があるから読んでいるのですが・・・。
でも勉強するつもりはしばらくなく、読み物で知識をつけていけたらいいな〜というスタイルなので、
そんな私にはぴったりの本です。
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普段感じていた不満や疑問を明文化してもらった感じ。
「ビジネスにおいても生活においても、大事なのは複数の視点を常に持つこと」
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便利な言葉費用対効果を使う。二文法を使って話す(論理的に見せる、物事をわかりやすくできる)
長期・短期・高い・安いで3秒ジャッジ。二文法の次の妙手を打つ(両方とも一気に解決の第3の手)
会計・非会計にかかわらず複数の視点を持つことが大事!!!
2008 4/12
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(貸出し中)
人をひきつけるために使う数字を扱った上巻に続いて、下巻では数字にだまされない読み方を紹介しています。わかりやすいし面白い。短期と長期、効率と非効率など、相反する要素両方を考慮したうえで、バランスの取れた選択や第三の道を見つけることの大切さを、例を使ってわかりやすく示してくれています。
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上巻より作者の主張の濃さが、目立っているような気がします。
常々考えていた効率化の名の下に日本企業の活力が失われている原因の一端が分かりやすく書かれていました。
妙な効率化を振りかざす現代の官僚や企業にこそ読んで理解してもらいたい1冊です。
しかし、3冊続けて読んだせいか『さおだけ〜』や『食い逃げ〜』との重複に少し飽きがきました。
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「女子大生会計士の事件簿」で有名な山田氏の新書です。会計について、初心者がふむふむと勉強するにはもってこいの作品でした