紙の本
SCMについての本
2001/09/10 19:02
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投稿者:道成寺 新 - この投稿者のレビュー一覧を見る
野村総合研究所の人が、SCMについて書いた本。
SCMの説明としては、足りないけど、まったくSCMなんて分かんないよ、という人はまず読んでみると、SCMの全体像が分かると思います。
SCMの上で、情報システムは大切で、この本でも随所に書いてありますが、SCMとその概念がしようとしていることは、多額の情報投資をしないでも、実現できる部分もあります。それを考えながら読まないと、単なる知識だけになってしまいますよ。
紙の本
1999/9/13
2000/10/26 00:19
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投稿者:日経コンピュータ - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営マネジメント層を対象にしたサプライチェーン管理(SCM)の入門書。SCMの考え方から導入時の留意点までを幅広く,平易に解説した。情報や物の流れを介してサプライチェーンを構成する企業が連携する様子を,筋肉や神経といった人間の身体機能にたとえ,SCMの仕組みを分かりやすく説明するといった具合だ。
著者は,SCMの実践にはサプライチェーンの範囲の特定から構築計画の立案,システムの企画や改善といったステップを一つずつ確実に実行してシステムを構築することが重要だと主張する。また各ステップを通じて一貫したサービスを提供できるコンサルティング会社やインテグレータを慎重に選ぶことも必要だという。(栗原)
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著者は、藤野氏である。早稲田卒ー野村総研(コンサル)ー東大博士ー経済産業省〜
今は横国で講師をしつつ、野村の上席コンサルである。色々なキャリアを歩んでいる人。
個人的には、好き(笑)
内容は、SCMについて。なぜSCMが必要とされてきたのか。その目的は、
SCMの目的を達成するために必要な事は?その時に気を付かなければならない点は?
今後のSCMはどうなるのか?何を望まれるのか?といった内容である。
まぁ、勉強本なのでまとめは不要かと思うが、少しだけ。
■大量生産・大量消費の時代が過ぎ、多品種少量の生産になった。
そのために、「在庫削減」と「機会損失回避のために供給リードタイム短縮」が必須。
そこでSCMが必要となる。
SCM戦略として、
1.マス・カスタマイゼーション戦略
2.VMI/CRP戦略
3.短サイクル・コンカレント計画戦略(ASP)
4.サードパーティ・ロジスティクス戦略
+5.業種間コラボーレション戦略(商品開発・需要予測・供給能力)
こんな感じ。もちろん、もっと細かい話はあるので、興味があったら一時間くらいで
読めるのでお薦めする。ちなみに、これに拍車をかけたのはキャッシュフロー会計もある。
しかし、本書が執筆されたのは1999年で約10年前にもなる。よって少し古いか。
本書を入り口として、より詳しい参考書に当たるが望ましが、それにも増して実践で
学んだ方が早い気がする。
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環境変化への対応力が問われる時代の経営に重要な考え方。
社内外ともに部分最適を求めずに全体最適を求める等、わかっているけど対応が難しい・・・。 海外企業は何故対応できるのだろう。 経営のリーダーシップ?
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「スピード経営」ではなく、「agile」な経営こそが今後求められ、そのKeyがSCM最適化であると説きます。部分最適でなく、一貫管理の視点の重要性ときくと、身に覚えが…
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SCMの最大目的はCFの改善
SKU=アイテム数
EDI=電子データ交換システム
アジル=俊敏
販売機会損失
過剰在庫を無くす
BPP 抜本的に改革
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レビューするの忘れてた。
全体をさらっと書いてあるけど、古いし少々わかりにくい
最後まで読めなかった
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言葉としてはすっかり定着した感のある「サプライ・チェーン」ですが、概念理解はともかくとして、実践の現場での理解はMRPの方法論やERPソフトのレベルの話と混同しているような気がします。本書では、そもそものSCMの理念をコンパクトに要約しており、しかも主客逆転されがちなIT技術へも目配りしつつ説明しておりますし、まさに「サプライチェーン」経営の入門書として最適の一冊だと思います。
また、いかにしてロジスティックの全体最適化を図り、キャッシュフローの改善に結びつけるか、という点が肝なのでしょうが、それを実践するためには各部門の部分最適化の和を超越した強力なリーダーシップの必要性を改めて痛感しました。
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サプライチェーンマネジメントの基本書として有名である.
私も学部時代,ゼミの先生に紹介していただき読んだ.
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もう少し、初学者向けの内容だとよかった。SCMの効果等についてはうっすら分かったが、そもそもSCMとはどういったもので、何をするものなのかといった「WHAT」の説明があまりに雑すぎる。そのため、内容が薄いと感じた。
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サプライチェーンの最適化を実現する意義、ステークホルダー間の関係性について学ぶことができた。
薄いので入門書にはいいかもしれない。
サプライチェーンの業務レベルまで落とした具体例はそれほどないので、その点やや物足りなかった。
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SCMやERP、EDIなどサプライチェーンに関連する基礎的な内容について書かれている。やや古い本だが、根本的な知識は現在も変わらないので問題ないと感じた。
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Ⅰ.サプライチェーンマネジメントとは
・サプライチェーンとは、「顧客-小売-卸-製造業-部品・資材のサプライヤなどを結ぶ供給のチェーン」
・サプライチェーマネジメントの目的は、サプライチェーン全体のキャッシュフロー効率を最大化すること
・マネジメントの対象は
①インフォメーションフロー(将来何が売れるのか)
②トランザクションフロー(お客様が今買った)
③マテリアルフロー(物流)
④ファイナンシャルフロー
・SCMにはアジル(俊敏)経営が重要。目標そのものがどんどん変わっていく時代。
・アジル経営に必要なのは
①市場動向をきめ細かく把握する=感覚系
②市場動向、供給活動進捗状況の伝達=交感神経系
③短サイクル・短時間での計画調整=小脳による瞬時の情報処理
④絶えず変化する計画の確実な実行指示=運動神経系
⑤変化する計画の確実な実行=筋肉による確実な運動の実行
⑥市場変化を吸収するしなやかな構造=俊敏に動けるスリムな身体
-具体的には、スループットタイム(調達した資材が販売され、キャッシュに変わるまでの時間)の極小化が重要。
その理由は
・在庫の極小化による、予測との格差によって生じる不良在庫の圧縮
・予測精度の向上(短期予測は長期予測よりも精度が高い)
スループットを向上させるためには
1.供給連鎖活動の同期化を考慮した計画立案
・TOC(制約理論)、ジャストインタイム。仕掛品在庫の削減が目標。
2.先送り戦略(ポストポーメント)
・モジュールの共通化(HP)
・アパレルの後染め(ベネトン)
3.アイテム数の絞込み
⑦需要予測手法の開発=経験にもとづき環境変化を予測する
⑧カギを握る企業間活動
Ⅱ.経営環境の変化とSCM
・大量生産/大量消費の時代の終焉
・現場で発生している典型的な問題は
①販売機会の損失-欠品率の増加
②高品質×低価格でも失注する。原因は納期を確約できないから。
③不良在庫の問題。生産計画に弾力性がなく、柔軟に変更できない
④間接部門の高コスト。
・これからは不確実性がますます拡大する。そこで重要なのは
①縦割り組織ごとの目標設定の限界。(例:経理BPR)
②見せ掛けの利益からキャッシュフローへ
・売れなくても在庫を作れば見かけ上の利益が発生する。(製品の原価が下がるから)
・黒字倒産
③TOCとスループット会計
・スループット会計とは、材料が製品となりキャッシュに変わるまでをTOCの考え方のもとで
管理する管理手法。
④含み資産経営の終わり
Ⅲ.SCMの基本戦略
SCMを困難にする要因は
①最終需要の不確実性
②顧客許容リードタイムと比較したスループットの長さ
③ブルウィップ効果
④デカップリングポイント(受注生産と見込み生産の境界線)における商品の多様性
典型的なSCM戦略は、顧客許容リードタイムと供給リードタイムの関係で整理すると
わかり易い。
①顧客許容リードタイム>供給リードタイム
→マス・マス���マイゼーション戦略
②顧客許容リードタイム<供給リードタイム
→VMI(Vendor-Managed-Inventory/CRP(Continuous-Replenishment-Plan)戦略(連続補充計画)
※アパレルの消化取引のようなものか。
③顧客許容リードタイム=供給リードタイム
→短サイクル・コンカレント計画戦略
+
・3PL、企業間コラボレーション
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サプライチェーン経営入門
サプライチェーン=資材調達から最終消費者まで
調達・生産・物流・販売などの業務があるが、それぞれが別々で計画を立てている企業が多く、全体最適化ができていないことが多い。
企業内の全体最適、資材を供給するサプライヤー、販売先も含めて情報を共有し、市場への商品の供給を最適化する必要がある。
(※ 計画の共有だけでは、全体最適は行えない。在庫リスクとインセンティブのバランスを考える必要がある。)
消費者のニーズの多様化に応じて、商品が多様化している。
また、ニーズの変化速度の増加、商品ライフサイクルの短縮により、最終需要量を的確に判断することがますます難しくなっていることがSCMを難しくしている要因である。
(不確実性の拡大)
気になったキーワード
TOC、スループット経営、EDI、ブルウィップ効果、デカップリングポイント、サードパーティロジスティクス戦略
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The 入門書
SCMの基礎概念についてまとめられている一冊。事例を用いてまとめられており、読みやすい。
会社における実際例についても触れられていれば、もっと参考になったかもも。
出版が古いだけに今日のSCMと少し追いついていない感もあるが基礎の基礎となる本であった。