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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1996.7
- 出版社: 日本経済新聞社
- サイズ:19cm/275p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-532-14490-6
紙の本
「農」を変える企業 「ビジネス化」が拓く100兆円市場
著者 日経産業新聞 (編)
実用化が進むバイオ、「普通のビジネス」になったコメ、揺れる農協組織、農家の「株式会社化」。農業のおかれている現状を概観し、農業をビジネスという視点から捉え直す。変ぼうする...
「農」を変える企業 「ビジネス化」が拓く100兆円市場
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商品説明
実用化が進むバイオ、「普通のビジネス」になったコメ、揺れる農協組織、農家の「株式会社化」。農業のおかれている現状を概観し、農業をビジネスという視点から捉え直す。変ぼうする農業の最前線を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
競争力のある「農」へ
2002/10/05 02:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この『「農」を変える企業』は、現在、苦境に立たされている農業に企業が参入し、『産業』として生き残る『農業』の姿を示しています。
各章において、企業名を具体的に例示しながら、実際に企業参入によるどのような取り組みがなされているかを詳細に検討されています。
農業は「食」と一体のものです。そして、「食」と私達の生活とはまさしく直結したものであると私は思います。農業が廃れつつある今、私達の生活もまた脅かされているのではないでしょうか。「本当にのままで良いのか」「何とかする方法はないのか」そういった声に、この本は一つの解答を与えてくれています。『株式会社の持つ規模と競争力を上手く農業に導入すれば、(農業は)活路を見出せるのではないだろうか』。法制度のしがらみで、株式会社の本格的な参入は難しい状況にありますが、農業生き残りの方策が強くうったえられています。
何故これまで本格的な企業参入が見送られてきたのかなど、議論の詳細についても分かりやすく書かれているので、これまで全く知識のなかった人にでも読めるように構成されています。
内容の賛否はともかく、議論の焦点は興味深く、農業問題を考える上で参考になる部分は多いです。この本は農業の現場にいる方々に、特にお勧めしたいです。同時に、普段農業と関わりのない生活をしている人にも読んで欲しいと思います。
これまで農業をめぐる問題は長く議論されてきましたが、問題の一部は、既に私達の目の前で顕在化しています。昨今の「食」に関連する事件はそのことを如実にあらわしているといえるでしょう。この本は、農業問題がもはや他人事ではすまないことを実感させてくれた一冊です。