サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 8件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.8
  • 出版社: 日本経済新聞社
  • サイズ:20cm/498p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-532-14670-4

紙の本

リスク 神々への反逆

著者 ピーター・バーンスタイン (著),青山 護 (訳)

古代ギリシャの人々の思考様式、パチョーリ・パスカルらのパズル解明、ルネッサンス・宗教改革による思考の自由化、保険の仕組みの考案など、「リスク」の謎に挑み、未来を変えようと...

もっと見る

リスク 神々への反逆

税込 2,420 22pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

古代ギリシャの人々の思考様式、パチョーリ・パスカルらのパズル解明、ルネッサンス・宗教改革による思考の自由化、保険の仕組みの考案など、「リスク」の謎に挑み、未来を変えようとした天才たちのドラマを紹介。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ピーター・バーンスタイン

略歴
〈バーンスタイン〉ハーバード大学卒業。コンサルタント。全米および世界各地で講演経験を持つ。著書に「証券投資の思想革命」ほか。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー8件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

リスクの観念は時間に対するある特異な意識の上に成り立つものである

2001/02/17 16:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 訳者あとがきによれば、著者はアメリカの投資社会で「賢人」と呼ばれる現役の投資顧問。一読して、実に刺激的かつ深く濃い内容に満ちた書物、として記憶に止められることになるのではないかと予感させるものがあった。本書前半の記述から、いくつか素材を拾っておく。

 われわれが生きている現代と過去何千年もの歴史との一線を画する画期的アイデアは「リスク」の考え方に求められる、と著者は書いている。未来を現在の統制下におくこと、つまり将来何が生起しうるかを定義し、代替案の中からある行為を選択するリスク・マネジメントの能力が、現代社会の中核に存在するというのだ。

 著者によれば、本格的なリスクの研究が開始されたのはルネッサンスの頃なのだが、リスクの現代的な考え方のルーツは、ヒンズー‐アラビア式の数字システムにある。そしてこのことが、ルネッサンス以前になぜリスクの考え方が登場しなかったのかを説明してくれる。

《もしギリシャ人が、彼らの知的な子孫であるルネッサンス期の人々が何千年も後に発見する確率論のことを当時から予知していれば、今日の文明はさらに進化していたかもしれない。(略)最も重要なことは、ギリシャ人は自らの行動結果を記録することはできても、計算することができるような数の体系を持っていなかったことである。》

 ところで、アラビア人の高度な数学知識をもってしても、確率論やリスク・マネジメントの議論にまでは踏み込めなかったのはなぜか。

《けだし、その答は彼らの人生観と関連している。(略)リスク・マネジメントの考えは、人々がある程度自由な振る舞いができると信じた時に芽生えてくる。ギリシャ人や初期のキリスト教徒と同様に、宿命を信じるイスラム教徒がその段階に到達するには未だ早すぎた。》

《漠然とした蓋然性を系統的な確率概念に置き換えるというラジカルな考えを生み出したり、未来は予測可能だし、未来をある程度はコントロールできるという考え方を示唆したのは西洋人だけだった。しかし、その西洋人でさえアラビア数字だけではそのような考え方には到達できなかった。アラビア数字を超えて西洋人がラジカルな考え方に到達するには、人間は与えられた運命に対して全く無力というわけではなく、現世での宿命は常に神によって決められているわけではないことを悟らねばならなかった。/ルネッサンスと宗教改革がリスクの謎を解明する機会を与えた。》

 私なりに要約しておくと、第一に、リスクの観念は、時間に対するある特異な意識の上に成り立つものである。それは過去と未来が現在のうちに織り込まれているような(無時間的な)それではなくて、過去と未来が鋭く斬り結ぶ裂け目のうちに現在を位置づける時間意識でなければならない。第二に、確率概念を基礎とした統計学的‐計量的アプローチによるリスク・マネジメントは、徹底した抽象化の上に成り立つものである。

 ピュタゴラス的な数秘術[numerology]やカバラのゲマトリアが、それぞれ幾何学的な形やヘブライ文字と結合した数の表記システムに固有の象徴的あるいは魔術的な解釈術(既知のもの=普遍的なものの「予言」ならぬ「遡言」術)として編み出されたものであるとするならば、ヒンズー‐アラビア・システムが切り開いた世界は、「簿記と予測」の二つの活動によってもたらされる脱神秘主義的な資本主義だった。

 ギリシアの古典古代とルネッサンス以後の近代との二千年余の間に、もしかしてリスクの観念が発達しえた時代があったとすれば、それは西暦一世紀から三世紀にかけて、まさにグノーシス主義が地中海世界に蔓延した時代だったのではないか。──そんなことを、私は漠然と考えている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/08/24 23:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/10/20 22:07

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/08/09 18:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/04/21 22:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/02/14 23:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/09/24 12:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/11/25 18:08

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。