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商品説明
ヒトがいるから問題が起こる、このあたりまえの事実からスタートすると、もつれた環境問題の全容がきれいに見えてくる。環境問題を人間の本質と人類史に立って考察、根本的解決のカギはどこか、具体的に提示。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
藤平 和俊
- 略歴
- 〈藤平和俊〉1954年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。多摩市役所勤務を経て、現在、環境学研究所代表。独自の視点から環境問題の研究にとりくむ。
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紙の本
環境問題の原因を人間と捉えた上で,人類史・人間の行動原理の2つを考察しながら環境問題の本質に迫る
2000/07/22 06:16
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
環境問題の原因は人間にある。では根本の問題となっている人間とはどういう存在であるのか,という考察から始まる異色の環境学問書。
前半は本文のほぼ3割を人類史と人間活動の考察に当て,細かく人間という動物を分析していく。その上で「人間とは目的意識をもって環境に働きかけうる動物である」という定義づけに基づいて環境問題へと入る。
中盤では人間の活動によっていかに環境問題が起こっていくかについて体系的にまとめ,環境変化がどのように人間に悪影響を及ぼすかについて解説される。後半では人類が環境問題に向き合う上での基本姿勢と,環境破壊の原因であり,人間の生活の根本である「食料」「製造」「エネルギー」という3つの問題への取り組み方によって構成されている。
環境問題について個別の各論的な書籍や,環境破壊による危機に対する警鐘を鳴らすのみの書籍が目立つ中で,本書は環境問題を総括して見る上で役立つ一冊といえる。
(C) ブックレビュー社 2000