紙の本
人生にお手本はない。
2006/05/06 19:29
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校を卒業して就職して結婚して一人目の子を産んで・・・というのが「女の普通の20代」という見方もあるけど、東京で働いていると、全くリアリティーのない話である。世間的にも、もう説得力を失っているのじゃないかな?と思う今日この頃。
人は誰でもオリジナルな生き方ができる。人に合わせたり、真似したり、比べたりするのは本当に意味のないことではないだろうか。
ここに出てくるのは、安藤優子、有森裕子、海原純子、山本文緒、RUMIKO、小池真理子・・・と名前を聞けば誰もが「ああ」と頷くような、第一線で活躍中の方々。おもに20代の頃、若い頃のことを妹世代へと語る記事が集められている。読んでいくと、一人ひとりが全く独自の人生を歩んでいて面白い。
多くの人に影響を与えるような、大きな仕事を成し遂げるパワー。でも、その裏には、たくさんの積み重ねがある。運や素質もあるけどそれを引き寄せるものも心を前向きに保たなきゃいけない。人の意見を取り入れる素直さも必要だと思う。若い時期に迷ったり悩んだり、うまく行かなかったり、そんな逆境から抜け出すのも努力だろう。そうした積み重ねこそ道を開くきっかけになる。
ここに出てくる人たちは皆、「一生懸命走ったら、ある日、トップランナーになっていた」という感じで若い頃を振り返っている。それは謙遜ではなく、夢が叶ったり何かを成し遂げるっていうのは本当にそんな感じなのだろうな、と思った。
人生にお手本はない。誰かをお手本にして参考にして生きられるほどカンタンじゃない。でもオリジナルな生き方ができたら、面白い人生が待っている・・・。お姉さまたちの言葉は、私にはそんな風に響いた。
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「27人のプロな女性からのメッセージ」ということで買ってみたのだが、一番印象に残ったのは綾戸智絵さん。
この人、テレビではちょっと歌えるうるさいおばさん、というイメージだったけど、すごく頭がいい。
たとえば、絶対値をたとえにだして、「ゼロを真ん中にマイナス一と一、マイナス五と五」→落ち込みが大きいほどやってよかった度が大きい、という話の展開には目から鱗でした。それ以外にも、「やり直せる失敗は経験と呼びたいなあ」とか、努力だけで何でも勝ち取れるのかというたとえとして「川で泳いでいる鯉がどーしても海で泳ぎたいと思ったときどうなる?」と話をもっていく。
ハイ、脱帽です。
この人以外のエピソードもいくつか面白いものがあったので、向上心がある女性や、現状に満足していない女性にはおすすめかも。
ただ、バリバリ働いている真っ盛りの女性には「ふーん、あっそ」って内容だと思います。
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なおびから借りた本。
帯には次のメッセージ「27人のプロな女性からのメッセージ みっともなくて、歯がゆくて―。20代はそれで良いルーティンワークから「何か」がみえてくる毎日を百パーセント生きれば「天職」はいつか降ってくる女たちよ、年齢神話に惑わされるな―」
全体を通して感じるのは、今が終わりじゃない。あせらなくても良い。ということ。もちろん今を一生懸命がむしゃらに働け。と書いてあるが。がんばって働いて、でも、答えがないようにみえるもんだ。だけど、未来はあるもんだよ。とさまざまな人々が語りかける。やってれば、未来はやってくるもんだ。そして、歳を重ねるって、とっても素敵なことよ。と、先人が教えてくれる。 心配しなくても、結果はついてくる。らしい。 特に響いた言葉「マイナスを出さなかった人」ではなく「プラスを生み出した人」として生きたいと思った。佐々木かをり
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世間で成功を収めている27人の先輩女性からのメッセージ。20代にどのような生活を送っていたかが分かり、とても励みになる。
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女性から女性への十人十色のメッセージ集。安藤優子さんの『どんな仕事でも(中略)懸命に取り組む。それは私が最低限自分に課している決まり事でもあり、仕事に対する私なりの敬意でもある。』を見て、最近仕事に敬意を払っていない自分を考え直すきっかけになった本。連載するのなら、MOREとかWITHとかにも連載すればいいのにね。。
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私の大好きな阿川さんなどのお話がオムニバスで入っています。
今の地位を得るまでの苦労など、共感できる部分も多く、学ぶ所もたくさんです!
もうちょっとがんばってみよう!って思える本です。
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ためになるパーツもあるが、もともとの土壌が違う人ばかりのような気がしてしまった。
2008.12.30-2009.01.04
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その道のプロとして第一線で活躍している女性27人のエッセイ。
日系ウーマンで連載され、20代30代の女性たちへのメッセージがこめられている。
現在では望んだものすべて手に入れているかのような彼女たちが若いときは悩み、壁にぶち当たってきたことをストレートに語る。
平凡な人間よりもより大きな困難を苦しみながら乗り越えていく姿がたくましく美しい。
特に安藤優子さん、佐々木かをりさん、細川佳代子さん、その他起業した女性たちの言葉が印象深かった。
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ビジネス系自己啓発の書籍は、圧倒的に男性視点で書かれているものが多い(と思う)。
「そりゃあなたは自分の生活の面倒も見なくて済むからできたんでしょうよ」と言いたくなるような経営者本とか。
本書は読者に具体的なアドバイスを提示するものではなく、現在社会の第一線で活躍する女性たちがどのような道程をたどって今があるのか、本人たちの言葉で赤裸々に書かれたエッセイ集。
だからこそ、自分に近い悩み、自分に近い環境で筆者たちがどのような選択/行動をしてきたのかを参考にすることができる。
女性のキャリアプランニングに効く本。
(ふじ)
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いかにも順風満帆の人生を歩んできたかに見える方々たちも、自分の年齢くらいの時には同じような気持ちでいたりして、少しほっとした。
他人に左右されず、年齢に関係なく、自分らしい人生を心がけたい。
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女の理想型が詰まった1冊。
安藤優子、山本文緒、山下久美子などの、成功までの道が綴られてます。
彼女たちが、“妹”である読者に生き方のヒントを与えてくれてる。
読んでると、「頑張ろう」とも「大丈夫」とも思えます。
私がつくりたい本の理想であり、女としての生き方の目標がたくさん。
女性には、ぜひ読んでもらいたいです。
(2006.05)
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私だから気づく/ウィン・ウィンの発想/自分に対して親切。自分がどこまで行けるか、自分にチャンスを与える/昨日の自分より一日賢くなるための努力 2010/5
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自分の才能を活かして活躍された年輩の女性達が、若い女性達に自分の深い人生経験をもとにアドバイスをするという本。
大石静さんの、男に寄りかかろうと期待しちゃダメというのは為になった。
期待しちゃいけない。子育て一生懸命してくれるだけでも感謝しなきゃ。
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各界の著名な女性達の、若い世代の女性へのメッセージ。現在にたどり着くまでの日々やその中で思ったこと、得た教訓などが綴られています。
「どれだけ積極的に自分の毎日を組み立てていくことができるか」
「昨日の自分より、1日分賢くなる努力」
「人と同じことをしていては、同じにしかなれない」
etc…
背筋がシャンとするような言葉が沢山ありました。
また、「人は時に、自分自身を烈しく呪い、蔑み、その苦しみに耐えられなくなることがある」という、まさに今の私の現状が言語化されていておぉ!となりました笑。
人生一筋縄ではいかないけれど、そこでどうするかが一番重要ですね。
勇気の出る1冊です。
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やっぱりいいなあ! 先輩たちの言葉って。
山あり谷あり、乗り越えて、
ずどん!とそれぞれの女の人生を生きている。
仕事をがんばる女性は必読。
うん、うん、とうなづいて、
よっしゃ!という気持ちになれます。