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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.7
  • 出版社: 日本経済新聞社
  • サイズ:20cm/294,24p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-532-16561-X

紙の本

作家が死ぬと時代が変わる 戦後日本と雑誌ジャーナリズム

著者 粕谷 一希 (著)

三島由紀夫、司馬遼太郎、林健太郎、大岡昇平…。ひとりの作家が死ぬと、今まで黙っていた他の人たちが言葉を発し始める。『中央公論』の名編集者が論壇・文壇の来し方を振り返り、な...

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作家が死ぬと時代が変わる 戦後日本と雑誌ジャーナリズム

税込 2,420 22pt

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商品説明

三島由紀夫、司馬遼太郎、林健太郎、大岡昇平…。ひとりの作家が死ぬと、今まで黙っていた他の人たちが言葉を発し始める。『中央公論』の名編集者が論壇・文壇の来し方を振り返り、なぜ、今言葉に力がないのかを問う。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

粕谷 一希

略歴
〈粕谷一希〉1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業。中央公論社を経て、評論家、『ジャパン・ジャーナル』社長兼編集長、都市出版株式会社相談役。著書に「二十歳にして心朽ちたり」「戦後思潮」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

息もつかせぬ面白さで一気に読了!私は結局「粕谷ワールド」の住人だったのか!!

2007/05/30 13:18

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルは中央公論社の元オーナー嶋中鵬二が三島由紀夫の死に際して著者に放った言葉から採られている。本書は中央公論社の編集者を長く勤め、その後都市出版を起こした粕谷一希氏の回顧録である。旧制五中(都立小石川高校)から旧制一高、東京帝大法学部を経て「総合雑誌・中央公論」の編集に携わった粕谷氏の回想は、まさに戦後史そのものでもあるわけだが、大別して「論壇史」と「文壇史」に大別されよう。
【論壇史】
圧巻は丸山真男並びにその一派が没落し、代わって高坂正尭、永井陽之助、中国の文化大革命の本質を的確に調べ上げた『北京烈烈』を世に問うて名をあげた中嶋嶺雄らが台頭してくる下りだろう。高坂のデビュー作はご存知『海洋国家日本の構想』だが執筆を依頼した粕谷は「丸山真男に対する違和感を書いて欲しい」と高坂に告げたが、実際に高坂が俎上に上げたのは加藤周一であり坂本義和であった。論文発表後、マナーをわきまえた高坂正尭は辞儀を低くして「敬意と共に異論を唱えたい」と坂本義和に議論を挑もうとするが、坂本はこのマナーをわきまえた真摯な若手研究者に対し終始権威主義的・高圧的で議論を避け、逃げまくる。左翼の独壇場と化した岩波の「世界」に閉じこもり、議論を戦わすということを避け続ける。粕谷氏はこの模様を見て「日本で論争といえば相手を罵倒することとイコールとなってしまう。日本における言論の自由はなぜこれほど難しいのか」と嘆息しているが、これは今に通じる日本の論壇の宿唖であろう。それにしても清水幾太郎が議会制民主主義を否定するデマゴーグであったとか、議会を守れと主張した日本共産党に不満を抱く連中が起こしたのが革マル派であり中核派であり全共闘運動であるとか(立花隆『中核vs革命マル』が傑作であるとか)なかなか面白かった。
【文壇史】
面白かったのは三島由紀夫と江藤淳である。三島は遙か年上の阿川弘之に対し「阿川君、こんどの作品、なかなか良く出来ていたよ」とタメ口どころか上から見下ろすような物言いをする非常識な馬鹿者で、それを腹に据えかねていた阿川が三島の死後、一気に三島の悪口を言うようになったとか、遠藤周作の「孤狸庵」、吉行淳之介の「軽薄のすすめ」、安岡章太郎の「ぐうたら」などのシリーズがすべて生真面目な三島への当て付けだったとはしらなんだ。同性愛者の「三島を最後まで好きになれなかった」というのは私も同意する。江藤淳がほとんど周囲のすべての人間と喧嘩する社会性の無いほとんど人格破綻者だったというのも初耳だ。江藤が罵倒した相手は、埴谷雄高、安岡章太郎、大岡昇平、丸谷才一、山崎正和、粕谷一希と数知れない。なかでもサントリーの佐治敬三の肝いりで関西発の文化の発信として企画された「サントリー学芸賞」の選考委員に山崎正和がなったことを江藤淳が逆恨みする過程は読んでいて非常に面白かった。文学者は嫉妬深く唯我独尊で社会性が低いことは知っていたが、まさかあの江藤淳までがこんな恥知らずな人間だったとは知らなかった。詳しくは「ユダの季節」に関する経緯を参照のこと。その他、司馬遼太郎が撒き散らした司馬史観「明治が良くて昭和がダメ」には必ずしも同意できないという粕谷の意見はもっともである。
私は粕谷一希氏が世に送り出した高坂正尭、永井陽之助、中嶋嶺雄らの言論を大学時代に読んで国際政治を専攻するようになった。その後も愛読書は雑誌「東京人」であり「外交フォーラム」である。結局私の青春はすべて粕谷氏の掌で踊っていたようなものなのかも知れないと読後思った。

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紙の本

前半は、看板に偽りあり、ってエ感じで少しも面白くありません。権力どっぷりか、この男なんてね。ところが後半になって作家の話になると俄然面白くなる

2006/10/27 22:03

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

素晴らしいカバーデザインです。まるで岩波書店の本を見ている気がします。無論、褒めてます。本の厚さ、本文の紙質、活字の大きさ、本文写真の数、どれをとっても文句はありません。無論、あくまでこれは物理的な本の話で、肝心の中身がどうか、ということは別の話。装幀は間村俊一、写真は港 千尋、本文写真は共同通信社です。
で、私はこれを現代文学史だとばかり思っていたのですが、読み始めて、「これって日経に連載されている私の履歴書?」って思い始めました。ともかく、交遊録みたいにやたら偉い人たちの名前が羅列されます。しかも、私の尊敬する塩野七生の名前が出てくるに及んで頭の中に閃くものがあります。
あわてて、自分の塩野七生の書評をチェックしてみました。あります、あります。こんなところに北村大膳・・・2001年に出た『ルネサンスの女たち 塩野七生ルネサンス著作集2』に書いてありました。引用しておきましょう。
「(前略)単なる王朝譚ではない。ここに描かれるのは正に政治であり、死臭紛々たるルネサンス期ヨーロッパの権力闘争だ。単行本で出たのが1969年、著者32歳。雑誌連載を始めたのが20代。大学を卒業後、イタリアに渡りヨーロッパからアフリカ、中近東をヒッチハイクする。中央公論社の粕谷一希に出会い声をかけられ、文を書き始める、そういった事情が巻末のメイキング対談に載っているが、驚くようなことばかり。
100枚の原稿にすることを求められたのに、塩野はイザベラを書くだけで120枚を費やしてしまう。粕谷の指導で文章に何度も手を入れ、半年後にやっと雑誌に掲載。それは20代の塩野が直接原典に当たりながら纏めたものだ。前巻でも、メイキングの面白さに舌を巻いたが、今回はヒッチハイクのコツなども載っていて、さらに読み応え十分。それでも、まだまだこの人の20代は語り尽くされてはいない。」
そう、若き塩野七生を見出した、それだけでも偉いのですが、彼女の文章に徹底的にチェックをいれます。原稿が真っ赤になり、それにもめげずに文を直す塩野もですが、多分、若いが故に癖のあったであろう彼女の文章を、丁寧に読みながら、雑誌に掲載できるレベルにまで引き上げていきます。作家の側から見た粕谷像がこんなところにありました。
そうか、東大の法学部には卒論がないのか、なんて本筋に関係ないところに感心します。でも、気になるのは深沢七郎をバッサリ斬り捨てるところですね。殺傷事件にまで発展した「風流夢譚」ですが、そのすべてを深沢と嶋中に負わせるのは、何だろうかと思います。むしろ、天皇の首が飛ぶことの何が悪いのか、小説としての出来がどうであるかを先に論じて欲しかった。
だって、結果が悪くなりそうだから、その原稿そのものをなかったことにする、っていうのは、いま色々なところで起きている「イジメ」、それを無かったものとして健全な教育がなされている、としている教育界、或は、民事不介入を盾にすることで、様々な事件を容認している警察と同じではないですか。これが今のマスコミ関係者の言ならば、さもありなん、で納得します。
でも、粕谷は言論がもっとも輝いていた1960年代に中央公論という名門出版社に籍を置いていたわけでしょ。その人が、言うか?でも、実はその伏線は冒頭から語られているんですね。つまり、この人は基本的に中道より右側を歩く人。言葉にはだしませんが、尊王の念深く、権力者に擦り寄るところが多分に見られます。左翼・共産党・全共闘に対する見方にも、林健太郎に対する評価にもそれが出ています。
私が一番面白く読んだのは、 第3部。ここには、粕谷の目から見た塩野七生が出てきます。サブタイトルは「ルネサンスの女たち」。そして江藤淳との確執。そうか、江藤ってこんな人間だったんだ・・・。更に言えば吉田満に関連して語られる日銀の体質。

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2018/04/19 10:14

投稿元:ブクログ

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2022/07/25 15:15

投稿元:ブクログ

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