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商品説明
みんな、ほんと、元気だそう!世の中がどんなに暗くても、心まで暗しくしてはいけない。自分なりの湖にむかって、悠然と歩いていこう。石田衣良、待望の最新エッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
世の中がどんなに暗くても、心まで暗くしてはいけない。自分なりの湖にむかって、悠然と歩いていこう−。これからの理想的な日本人の生き方を綴る。『R25』の連載「空は、今日も、青いか?」を加筆・修正して書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石田 衣良
- 略歴
- 〈石田衣良〉1960年東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。「4TEEN」で直木賞、「眠れぬ真珠」で島清恋愛文学賞受賞。
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紙の本
今を切り取る
2011/02/25 05:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maruma - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本はフリーペーパー「R25」で連載されているエッセイをまとめたもの。
「R25」はさらっと気軽に読めるので、
駅で見かけて手にしたことが何度かある。
石田衣良さんの代表作「池袋ウエストゲートパーク」を読む度に
今を切り取るのが上手い作家さんだな、と思っていた。
小説の中に今起こっていることを上手く取り入れて、ぐいぐいと引き込んでいく。
この本はエッセイなので、まさに「今」が切り取られている。
不景気、草食男子、婚活などなど。
分かりやすく飾らない言葉で書かれていてとても読みやすい。
新聞を欠かさず読むようにしていても分からなかったりすることが
エッセイを読んでいて「そう言うことだったのか」と思うこともしばしば。
石田さんのフィルターを通して描かれている「今」だからかもしれない。
今は不景気でしんどくて、先が見えなくて。
私が25歳だったのはもう遠い昔のことになってしまったけど
25歳だった頃にこの本を読めていたら、と少しだけ思ってしまった。
まっただ中にいて一生懸命で周りが見えなかったあの頃。
そんな中で「今」を切り取って、大人の目線で広く様々なことを眺めて
辛いことはあっても楽しいこともあるんだよ、と教えてくれる、この本に出会えていたら。
少しだけ気持ちの風通しがよくなっていたかもしれない。
だから、今この本に出会える人がちょっとだけ羨ましい。
そんな一冊だった。