仕事をつくる （私の履歴書）

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安藤忠雄氏の半生記。２０１１年３月に日経新聞に掲載された「私の履歴書」の書籍化。
自身の転機となった出来事、特に人との出会い、後進の育成にかける思いを多く語る。ひとつひとつの仕事の裏に、安藤氏の心を動かすクライアントの情熱やパートナーの誇り高い仕事との出会いがあったことが、感じられる。

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安藤忠雄とはどんな人なのか？
これを知りたさに本書を手に取った。
人は誰もが成功したいと思っているが、足りないものが本書を通して分かったような気がする。
この方は明治維新や戦後の日本人が持っていた何かを持っている。

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数あるメッセージからこのタイトルが選ばれたということは、直感的に共感できる。

やれることをしないで自分や周囲の人間を見限っちゃならないと、みぞおちにケリ入れられた感じがする。

何度か読み直したい。

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力強い人生観。気迫が伝わる文章の数々に心を奪われた。
１人見知らぬ国を歩く。建築をめぐりながら、自分自身と対話する。
独学で建築を学んだ著者。
一歩踏み出して、強い想いをもつ。
大学院時代、
キャンパスを颯爽と歩く著者から醸し出されるオーラに
引き寄せられそうになったことを思い出した。

『良い環境が良い成果を生み出すばかりではない』
心にそう刻もうと思う。

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　雑誌や他の人間が書いた書籍でインタビューを受けているのを何度か読んだことはあったけど、著者本人が書いた書籍を読んだことはなかった。
　建築のことはさっぱりわからないけど、文中で著者が語る「教育」に対する考え方と、その中での「野生」の重要さはとても共感した。
　たびたび大阪の空気感とかその素晴らしさを語っていて、一度しか行ったことのない自分は素直にもう一度行ってみようかな、という気になった。でもまずは、直島に行こうと思う。足を引っ張るのはいつも金…。

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安藤忠雄。高卒の建築家。
強みを伸ばすということに一生懸命になること。
本気になれば何でもできるかもしれない。

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建築家、安藤忠雄氏が2011年3月に日経新聞に連載していた「私の履歴書」を加筆・修正しまとめたもの。

コネなし・金なし・資格なし、加えて学歴もなし。
その逆境から這い上がり、東大教授就任初め、建築界に留まらず
世界から必要とされるまでになった氏の生き方は
とても魅力的だと感じます。

中でも、昼ご飯をパンだけで素早く済ませ、
残りを建築士試験の勉強にあてていたというエピソードは衝撃的で、
私も日経でそれを読んだ２０１１年３月以降は出来るだけ昼ご飯をソッコーで食べ、
残った時間は近くのブックファーストに行くようになりました。

本自体は２，０００円と若干高めですが、
納得出来る内容だと思います。

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世界的な建築家・安藤忠雄さんのエッセイ。日本の若者に対し厳しい言葉で叱咤しているが、それも彼自身が独学で建築を学び、何も依るところがない状態から仕事を創り出してきた経験がある故。建築学部の学生が4年かけて学ぶ本を働きながら1年で読破したり、尊敬するコルビュジェの著書を古本屋で見つけて他人に買われないように何度も見つかりにくい場所に隠してようやく買ったという有名なエピソードは極端だけど凄まじい執念を感じる。けれど今時の若者は…なんて言い草はやはり悔しい。年寄りにそんなこと言わせないよう頑張らないとな…！

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「安藤さんが双子だから責任を取ってくれ」と、かなり強引な言い掛かりでも責任取った安藤さんの懐の深さはスゴい。

建築家の話を読んだりすると、もっと早く建築の素晴らしさに気づけば良かったと、つくづく思う。

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現在の若者に対して，辛辣な言葉を投げかけてはいるが，それは若者への期待の裏返し。安藤さんの目標に向かってがむしゃらに突き進む姿に感銘を覚える。

ただ，以前読んだ建築家安藤忠雄とかぶる部分が多く，どちらか一方を読めば，安藤さんのすごさが分かる。

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仕事での悩みが尽きない日々。
「安藤忠雄　仕事をつくる」という書名を本屋で見て、どんなことが書いてあるだろうと多少すがるようなところがあったかもしれない。初めの断章として「建築家の仕事」とあった。そこでの記述を少し読んで「これは買って読もう」と思った。建築業界とIT業界は仕事の構造的に似ているという知見はあったが、それにまつわる苦労についてストレートな文章がそこにあった。

安藤忠雄さんは著名な方であるが著作を読んだことはなかった。この本がどんな位置づけなのかはよくわからない。ひょっとするとエッセンスのような本なのかもしれないなと思ったがどうなのだろう。安藤さんが手掛けたという建築のカラーの写真も載っていてこれが美しい。関西に建てられたものも多く、安藤さんが関西にゆかりのある方ということすら知らなかったのでとても新鮮だった。兵庫県立美術館とかそういえば行ったことあるような…

京都駅の設計コンペに安藤さんが負けた、なんてのもこの本で知った。負けた相手の力量を認める安藤さんはやはり凄みがある。負けてへこんでいる場合じゃないんだな。

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教授に「光の教会」の話を聞いて気になったので読んでみた。本を読んでみて、より安藤忠雄さんの建築を観に行きたくなった。

安藤忠雄さんの半生についてのイベントが色々書かれており、それが自分にどうゆう影響を与えて今の自分があるか。まさに履歴書といった感じ。
幼少期に志すものが出来ていた安藤忠雄さんが羨ましいですね。
そして、それを貫いている姿がすばらしい。
安藤忠雄さんが言う「自由」を幼少期に体験したからこそなんだろう。

自分の建築家としての枠組みから、社会の問題を自分なりに捉えて、それを解決するために様々な試みを実践している姿には尊敬を覚える。それが、社会の大人としての役目でもあると強く感じた。

とりあえず近いうちに建築を観に行きます。

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元プロボクサー、そして独学の建築家の安藤忠雄さんの自伝。自伝的要素もさることながら、我々に対する言葉が生きた言葉で印象に残りました。表題の『仕事をつくる』も学歴人脈無しからはい上がった安藤さんの言葉、凄く大切な事を示唆していると思います。

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日本を代表する建築家　安藤忠雄の一冊。
ヨーロッパでひたすら建築を見た経験から高卒の安藤がたどりついたのは「建築とは人間が集まって語り合う場をつくる行為」というぶれない軸だった。

ここがぶれないからこそ、少数精鋭のチームでこれだけの建築物をつくっていけるのだろうとおもう。

「仕事は判断力と実行力」
「本来子どもは友達と自由に自然と戯れながら遊ぶ中で好奇心を育み感性を磨き、挑戦する勇気や責任感を学ぶもの」
現在の教育というか子どもの在り方への警鐘についてもふれています。

とてもいい一冊。図書館で借りたが家にも置きたいなぁ。

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自己の振り返りは程々に書かれており、人と人の繋がりが強く表現されていたように感じた。東日本大震災の後の事も書いてあり、日本人の素晴らさを活かして、一人ひとりが自立して行動していかねばならない、これが安藤さんのメッセージのように思う。