紙の本
統計学の逸話が満載
2016/01/29 19:52
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投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
統計学の発展に寄与した人々の逸話が満載された本です。
フィッシャーが如何に統計学の発展に貢献したか良くわかりました。
しかし,そのフィッシャーが,癌と喫煙の因果関係を否定し,ヘビースモーカーであったことは皮肉なことです。この本の表紙のイラストもパイプをくわえたフィッシャーです。
また,スネデカーが,アイオワ大学とアイオワ州立大学を間違って行ってしまったものの,そのまま採用され,大学と町の発展に寄与した話は,とても興味深いです。
紙の本
統計学の勉強の合間に
2015/01/30 18:11
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投稿者:DS-S - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、仕事の都合上統計学の勉強を始めた。統計学を勉強しているとさまざまな人物が出てくるが、本書では、ピアソン、フィッシャーを中心とした統計の歴史が大変ドラマチックに描かれていて、とても面白かった。統計学を学習しているものとしては統計学の歴史的な場面を知ることができて感動できた。もちろん、統計学の勉強のモチベーションを高める本でもあると思う。
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■概要
単なる経験則から確率論などを取り入れ「科学」へと進化した統計学の一世紀にわたるエピソードをまとめたおもしろ科学読み物。百年に一度の大洪水の確率、ドイツ軍の暗号を解読した天才、など興味深い29話を収録。
■仕事に役立つ点
飛行機に乗るので、たまにはライトで持ち運びしやすい本を、と思って買った本。
元理系志望としては、数学や統計に興味があったので楽しく読みました。
確率とか統計とかって、なんか楽しいよねー。
実はこういう知識をちゃんと持っていると、実生活上役に立ったり、損しなかったりするんじゃないかと思われ。
(はっせー)
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ドラッカーだったか誰だったか、によるとある分野を学ぶには
その歴史を紐解くのが一番とのこと。
この部分が問題でこんな解決策が提示されてこうなった
ってのがわかれば理解も早い。
そんな内容であるのを期待。
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現在の(数理)統計学がいかにして作られていったか、を統計学を作った偉人たちを振り返ることで記していく本。統計学の特徴は、統計学者自身が切り開いた、というよりは、生物学者や農学者が必要に迫られて、で、気付いたらこっちにいた笑、という人間が多いことだ。
<2013年7月8日 追加メモ>
Pierre-Simon de Laplace
Ronald Fisher
Johannes Kepler
Karl Pearson
Francis Galton
相関係数: p.39
p.42-3
Jerzy Neyman
Raphael Weldon
Student( William Sealy Gosset)
Harold Hoteling
Bradley Efron
p.69
Harold Cramér
Mathematical methods of statistics
L. J. Savage
contribution to mathematical statistics, Fisher
T. L. Kelly
collected papers of R. A. Fisher
Leonard Henry Caleb Tippet
P.97
Emil J Gumbel, statistics of extremes
Richard von Mises
P.108
pp.112-3
P.135
Wassily Hoeffding
P.151
P.153
A selection of early statistical papers of J. Neyman
pp.169-70
p.175
Statistical methods and scientific inference
Erich Lehmann
P.185
pp.190-1
P.197
p.216
Combinatorial Chance
pp.246-7
P.255
P.285
Statistical methods
Experimental design, Cochran
P.313
John Turkey
robust estimates of location: survey and advances
George Box
Joan Fisher Box
W. Edward Deming
out of the crisis
Stella Cunliffe
p.373
p.379
p.385
Paul Lévy
judgment under uncertainty
a history of mathematical statistics from 1750 to 1930
statistics on the table
日本の統計学五十年
統計遍歴私記
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統計学を作った天才たちの物語で、統計学が身近に感じられるようになる。でも、ある程度基本的な統計学を知ってからじゃないと天才たちの名前に馴染みがないので楽しめないかも。
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統計学を創始し発展させた天才たちの物語。
人物を絡めて統計学の進歩が書き綴られている。統計学を勉強しようと思ったときにモチベーションアップの一助となるだろう。
ただし、全体的に長すぎ。
また純粋数学を否定している記述があり、あまり好きにはなれない。
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統計学なんてまともに勉強したこともなかったのですが、タイトルにひかれて読んでみました。20世紀の100年間を中心に活躍した統計学者の列伝的な本です。統計学を少しだけかじったことのある自分にも馴染みのある、「スチューデント」が何者だったのかとか、読み物として面白いです。数式こそ出てきませんが、統計的な理論、考え方に言及している箇所があり、若干難解に感じるかもしれません。そんな箇所を読み飛ばしながらでも、十分に知的な刺激を得られる一冊です。
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統計学を学問として確立させた科学者たちの話。中盤以降かなり専門的知識がないと理解しずらいだろう。翻訳レベルはまあまあ。
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統計学の開発・発展に携わった偉人達を、人物に焦点を当ててつつも、理論的発見・進展を引き起こしたアイデアも盛り込んで紹介していく一冊。
最近、高校数学(中学以前でもかな?)で統計学の分野が復活してきているけど、この本には数式が出てこず統計学や数学の知識は必須ではないので、統計学にイマイチ興味が湧いてこないという生徒にはいいかも。 まぁ、数式が出てこないといっても、数学の知識がないと何を言っているのか分からない箇所もあちこちにあるので、適度に読み流す必要はあるけど。
また、大学以降で統計学を理論として学んだ人にも(人こそ)、面白く読める本。 知識の整理や考え方のアプローチの仕方など、理論を知っているからこそ得られるものも結構あると思う。
ネットで検索すると、「誤訳が多い本」みたいな紹介をされていたのが気にかかるところだけど、まぁそれを補って余りある内容の濃さ。 原著で読むという手もあるがw
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統計学がどのように出来上がってきたのかを、それぞれの発見者にスポットをあてつつ解説しています。最初はピアソンから始まります。
統計学者の人たちが何に悩んでそれをどう解決していったのかがわかります。そういう意味では、統計学のそれぞれのメソッドがどういうバックボーンを持って生まれてきたのかがわかります。
個人的には後半の内容が高度でちょっと追いつけないところがありました。統計学の学習が進んだらまた読み返してみよう。と、思ってます。
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経験則から科学へ、数と確率にまつわるエピソードを物語風に綴った本。
確率統計史といった本だが数学の記述を殆ど使わないようにしてるのが特徴的。
選ばれたエピソードは数学的解説がなくても話ができるもの、筆者の専門に近いものといった偏りはあるものの、統計学発展の流れや様々な分野にどう応用されてきたかといった話をつかむには十分な範囲と思う。
数学的記述がほとんどないので数学的知識はなくても読める反面どういうものかの解説が乏しくなっている。
そのせいで「異才たち」が考えだした・発見した概念の何がどうすごいのかがぼやけてしまうところはあった。
また訳者のあとがきに「筆者が学史の研究者でないこともあってか、事実関係の検証に若干不十分なところがある」「本文中で直接引用されている文章の出店の記述がない」とあり、それらに対する訳者のフォローはあるものの、この本一冊ではいろいろと物足りないのが残念な所。
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統計学を学びたいと思うが、統計学の歴史を学びたいわけではなく、今読んでも響かずパラパラと読んだ。
一定統計の知識がある人からすると面白いのかも。
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世評の高い本であるものの、現代の統計的手法を作り出してきた人々のエピソード集という内容なので、どちらかといえば文系サラリーマン向けだろう。日経文庫でもあるし。
もちろん、確率や統計の説明もあるのだが、この分野は、やはり理解するのが難しい分野であって、縦書きで書かれた本では限界がある。
こういう肩のこらない統計学の発達歴史で、ちゃんと数学の裏付けも書かれた本を誰か出してくれないかな。
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gacco「統計の入門」(京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター)参考図書 https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga150+2021_01/about