紙の本
EQの作者。
2016/04/05 12:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FM - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベストセラーのEQの作者の本です。期待していたが、あまり面白くなかったので、この本を読むのに集中できてない。長い本ですが、この本を読んでも集中力は身に付きそうもない。
投稿元:
レビューを見る
集中を妨げるものが私たちの周りには多すぎる。その結果自分にとって本当に大切なものが見えなくなっているのではないかと警鐘を鳴らし、そこから脱していくために必要なことは何かを具体的な研究結果や事例をもとに私たちに示してくれる本。自分を見つめ、他者に共感し、未来を考えることの大切さについて考えさせてくれる良書。
投稿元:
レビューを見る
●読むキッカケ
・ポモドーロとかをやっていて、まさしく集中力は成果を出すことに対して、
大きなファクターであると考えたため。
・ダニエル・ゴールマンが著者だったので、気になったため。
●サマリー
●ネクストアクション
●メモ
・集中の対象として、①自己②他者③全体性(システムや仕組み)の3つがある。
良きリーダーには、3つが高い次元で備わっている必要がある。
・面白い仕事をするには、フロー状態に入れば良い。
フロー状態に入るためにも、集中力は必要である。
・脳にはトップダウン的(新皮質)な回路と、ボトムアップ的(皮質下)な回路の、大きく2種類がある。
前者は理性的であるがスピードが遅く、疲弊をもたらす。
後者は、自動で瞬時、低コストで動く。
また、最初トップダウン的に行ってきた要素は、慣れてくるに従ってボトムアップ的要素に移っていく。
・うわの空(マインドマンダリング)には、未解決の課題や個人的な関心事などに向けられ、
創造性をもたらす行為である。
→熟成のイメージ。
・このうわの空が最大化されるのは、
明確な目標が存在し、そこに至るプロセスが自由であって、充分な時間が与えられている状況
・心の疲労を回復するには、トップダウンからボトムアップまかせの状態になることである。
その手段として、自然の中に身を置くことや、とはいえトップダウン的な行為に支配されないように、
適度な集中がもたらされる行為に没頭すると良い。
(集中しつつも受動的。そんなに思考しない作業とかが良いのだと見た)
・何かを成すには、価値観に基づいた強烈な意思決定が必要である。
その価値観に合致しているかどうかを判断する感覚は、
最初内蔵レベルで把握されて、その後大脳新皮質の領域に保存されるらしい。
いずれにしても、要は感覚を察知する自己認識能力が、極めて重要だということ。
・自制を発揮して誘惑に打ち勝つには、
①欲望の対象から目をそらし
②別の対象にフォーカスし、
③未来に目を向ける
という3つの筋力の掛け合わせによって成り立つ。
・同上は共感の上に成り立つ。
共感は、相手への集中的観察により成り立つ。
・データと意思決定について。
結局どれだけデータを集めようとも、最終的に良い意思決定が出来なければ意味が無い。
本質的を見出し、残りの不要な物を削ぎ落とす。
結晶性知能ともいうし、叡智ともいう。
・否定的な事象に集中すると、苦痛その物に目が向いてしまう。
そうではなく、自体を肯定的に見るようにすると良い。
・向上を目指す場合は、意識的な練習が必要。
その際は、トップダウンの集中が必要になる。
そして、最終的にはボトムアップに移行する。
・人はポジティブになると、注意の範囲が広がり、私から私達というマインドに移行しやすい。
・一方で、ポジティブとネガティブのバランスも重要で、
3:1がベターらしい。
・直感を生み出す重要な情報はボトムアップ回路に蓄積されていて、
トップダウン的な思考でそこにアクセスすることは出来ない。
・注意とEQは近しい。
それは、脳的に情動と注意の区分は曖昧だそうだ。
・集団が知性を発揮するには、マインドフルプレゼンスと安心感が必要。
前者は、現状を認識し、それを掘り下げようと言う、知的好奇心的なもの。
そして、否定的な感情も突き詰めれば最後には成果をもたらすと信じ、
否定的な感情を明らかにする思考をするようにすると良い。
投稿元:
レビューを見る
本の目利きである紀伊国屋書店の千葉拓氏=写真=にもお薦めの5冊
全世界で500万部を売り上げた「EQ こころの知能指数」の著者、ダニエル・ゴールマンの「フォーカス」も注目を集めそうだ。情報が氾濫する現代社会で集中力を高めるにはどうすればいいか、例を挙げながら明らかにしていく。単にノウハウを列挙するのではなく、実例に基づいていて説得力がある。
著者は1990年代に『EQ こころの知能指数』というベストセラーを出した、元ハーバード大教員で作家。本書では、前作より科学的に突っ込んでいる印象がある。要約すれば人間や動物の「集中」「注意力」を科学した内容で、日常の営みからアスリートの神業プレー、経営者の優れた意思決定などを実例に挙げ、心理学や脳神経科学の視点から解明していく。
成功者に共通するのは集中力の高さだという。インターネットからの情報が氾濫し、集中力を持続するのが難しい現代。そんな時代に、リーダーや勝負の世界に身を置く人は、適切な判断や意思決定をどう下しているのか。事業を徹底的にそぎ落としていった米アップルやインテルの経営者、長期的に莫大な利益を上げるカリスマ投資家らの思考や行動に、多くのヒントが隠されている。
専門的で難しいところもあるが、よく取材してあり、一行一行が意味ある記述になっている。これは心理学の本か、経営書か、エッセーか。分類が難しいところだが、ビジネスマンが読むとすれば、科学的根拠に基づいた意思決定のメカニズムや戦略分析を知るための書ということになる。すぐに仕事に役立つ本ではないかもしれないが、大いに頭の体操になる。土屋京子訳。(日本経済新聞出版社・1700円)
投稿元:
レビューを見る
素晴らしかった。
集中力が成果に結びつくという主張ですが、「人間が注意散漫になる(集中できない)根本原因」を能の二つの機能に着目して科学的に立証しています。その理論が各章を通じで軸となっているので説得力があり、腑に落ちる。
実生活に役立ちそうな助言もたくさん。反復演習は単に数をこなせばいいだけではなく、一回一回に集中して行ったほうが成果は飛躍的に向上する、とか。
自身の集中力や成果の出し方に関心がある人だけではなく、教育者にもお勧め。
投稿元:
レビューを見る
3つのタイプの集中力、自己への集中、他者への集中、外界への集中。テクノロジーが人間注意を奪って、人関関係を断ち切ってしまう。目の前のせ起っている事に関心が向かない。
脳のトップダウンシステム能動的、ボトムアップシステム受動的。情動をトップダウンで制御することは可能。マインドワンダリングの効用。じっくり自由に考えをめぐらす時間の確保が何より重要。
脳のおしゃべり止めるための瞑想。注意が疲労した時は休息とること。自然ぼ中に身を置くこと。
自己認識は極めて重要な集中であり、人生の指針となる内なるこえにみみを傾けること。
マインドフルネスとリーダーシップ。
投稿元:
レビューを見る
『EQ こころの知能指数』の著者による本作は、認識、注意(散漫)、気づきなどについて、脳科学の知見に基づいて、直感と思考の在り様やマインドフルネスの有効性などが語られている。
「はじめに」も「あとがき」もなく、8つのパート・21章立ての構成は、読後に目次を読み直してみれば、ああそういうまとめ方だったのかと分かるものの、多岐にわたるテーマについて、現状や課題の例示が多く、解決策の具体的内容までは多く踏み込んでいないし、主張を強調するような編集にもなっていないため、自分にとってはかなり読みにくい本だった。
EQにつながる共感、他者や全体システムをイメージする思考や直感を大切に、マインドフルネス瞑想などでマインド・ワンダリングに気づくこと。
16-7
投稿元:
レビューを見る
過去ベストセラーになった「EQ・心の知能指数」の作者とのこと。
なぜ人は集中力が途切れ注意力を持続できないのか。
明快かつわかりやすく書いてある。
結構ボリュームのある本だがスイスイと読めます。
面白くて学びになります。
おすすめです。
投稿元:
レビューを見る
集中力や注意力は、それ単体で使われることはありませんが、理解、記憶、学習など、すべての知的活動に内在しています。
「あらゆるパフォーマンスの質を決める」といっても過言ではありません。
本書は、過小評価されている、「注意力」「集中力」にスポットをあて、そのメカニズムや強化方法についてまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=8186
投稿元:
レビューを見る
3つの集中「自己への集中」「他者への集中」「外界への集中」
集中力が真実を見抜く。
すごい本と出会ったなというのが率直な感想。しかしながら「もっと大きな文脈で見る」章と「良きリーダーの集中力」章は読み飛ばしてしまった。しかもまたそのことが「注意と集中の訓練法」の章でズバリ指摘されてしまった。目の前のことから心が徘徊マインドワンダリングしていたのだ。
また人間の脳の2つのシステム(トップダウンとボトムアップ)がいまいち整理できなかったが、「理にかなった練習法」を読みながらピラティスの実践に当てはめてみたら、理解が進んだ。最初はとにかくトップダウンの回路で練習を続け、やがてそれはボトムアップに移行する。しかしボトムアップ回路でソトミ的な動きができるようになったことに満足していてはそれ以上の向上は望めない。
自動化しようとするボトムアップの衝動を意識的に抵抗し能動的に、つまりトップダウンの回路を使い集中し続けることが必要だ。向上の努力をやめないこと、理にかなった練習を続けること。
この本はバイブルとして常な頭の片隅に置いておきたい。
投稿元:
レビューを見る
レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12172263923.html
投稿元:
レビューを見る
注意力は人生で重要なスキルのはずだが、最近その意識が薄れている。
注意力がどういったもので、脳にどう作用しているのか、よいリーダーが備えているべき注意力とは、などケースごとに丁寧に説明されている。
投稿元:
レビューを見る
心理学と脳科学を用いて注意を行うことの効用を説く内容です。自己、他己、外界への注意を行うこと、EQの指数を高めることの示唆が興味部会です。最後のリーダー論も納得の内容。
投稿元:
レビューを見る
中身はパートごとに違う話題になるので、全体的にはまとまりはないが、個々の話は面白かった。マインドフルネスが今流行っているけど、それだけみんなスマホとかが原因で集中できないことが多いんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
「やらなくてはいけない」と思っていることがあっても、別のことを考えてしまう、飛び込んできた情報に反応してしまう。
そんな集中力のない自分に気づき、”改善しなければ”と感じることが、日常生活で多々あります。
その”集中力”について書かれている本があると知って、「自分の悩みを解決するヒントが得られるかもしれない」と期待して、読んでみることにしました。
本書は大きく、7つのパートで構成されています。
人間が何かに注意を向ける、集中するということはどういうことなのかをまず定義し、その要素となる、自己への集中、他者への集中、外界への集中それぞれについて、解説しています。
その上で、どのようなトレーニングにより集中力を高めることができるかを紹介し、最後に、組織を率いるリーダーに求められる集中力を提示しています。
各章の中でまず、関連するエピソードを紹介し、その上で著者の考察を展開していくというパターンで書かれているので、ずっしりとした本の外観よりは、取り組みやすい内容になっているかと思います。
自分がいま、集中力を失っているなと感じた時に、本書に書かれているどの状態にあるのかを意識すれば、改善出来るかもしれない、と前向きな気持ちにさせてもらえました。
集中力を高めるトレーニング方法については、もう少し具体的な事例を知りたいなと思いましたが、本書に書かれていることを参考に、自分なりに取り組んでみたいと思います。
.