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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/01/20
- 出版社: 学芸出版社
- サイズ:21cm/207p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7615-2566-8
- 国内送料無料
紙の本
KOHEI NAWA|SANDWICH CREATIVE PLATFORM FOR CONTEMPORARY ART
スタジオ創設、組織運営から彫刻的造形思考、制作手法まで。アート・建築・デザインの常識を超越する、名和晃平とクリエイティブプラットフォーム「SANDWICH」の5年間の創作...
KOHEI NAWA|SANDWICH CREATIVE PLATFORM FOR CONTEMPORARY ART
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商品説明
スタジオ創設、組織運営から彫刻的造形思考、制作手法まで。アート・建築・デザインの常識を超越する、名和晃平とクリエイティブプラットフォーム「SANDWICH」の5年間の創作活動を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
彫刻家・名和晃平を中心に、アーティスト、建築家、デザイナーなど多彩な分野のクリエイターが集まりプロジェクトを展開するSANDWICH。サンドイッチ工場跡をリノベーションしたスタジオ創設、オープンな組織運営、感覚を揺さぶる造形思考、領域を横断する制作手法まで、アート・建築・デザインの常識を超越する活動の全貌!【商品解説】
目次
- 1 creative platform
- 2 medium
- 3 open community
- 4 collaboration
- 5 factory/lab
- 6 networking
- 7 sculpture/cell
- 8 material/texture
- 9 alternative
- 10 trans program
著者紹介
名和 晃平
- 略歴
- 彫刻家/SANDWICH代表/京都造形芸術大学准教授。 1975年大阪府生まれ。1998年京都市立芸術大学彫刻専攻卒業後、英国王立美術院(Royal College of Art)交換留学。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2000年より「Cell」の概念をもとにさまざまな素材・メディアを用いた彫刻シリーズを展開。2009年より京都で創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を運営。2011年東京都現代美術館で個展「KOHEI NAWA-SYNTHESIS」を開催。
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書店員レビュー
SANDWICHから生まれていった作品やプロジェクトの軌跡
ジュンク堂書店池袋本店さん
「表皮」「Cell(=細胞)」という概念をコンセプトとして掲げ、様々な素材・マテリアルを駆使して制作を続ける現代美術家、名和晃平。本書は、彼が主催するクリエイティブ・プラットフォームSANDWICHの、約5年に及ぶこれまでの制作活動をまとめた1冊です。
SANDWICHは、京都市伏見区の宇治川沿いにあったサンドイッチ工場跡をリノベーションしたスペースであり、アーティストやデザイナー、建築家など、様々な作家たちが空間をシェアし、その創作活動を共有するスタジオです。オフィスやアーティストレジデンス、ワークショップスペース等の機能に対応し、様々なジャンルの人間が出入りする空間・組織として、SANDWICHは国内でも稀有な存在感を放っています。
本書では、作品の図版も多く使用しながら、このSANDWICHから生まれていった作品やプロジェクトの軌跡が辿られていきます。名和のテキストと共に紹介されるそれらの作品たちは、彫刻からインスタレーション、プロモーションビデオ制作から果ては個人宅のリノベーションまで、驚くほど様々な形態を持っています。「ART」「ARCHITECTURE」「GRAPHIC」など複数の制作チームを擁し、外部のスタッフとも連携・作業共有していくSANDWICHの可変的な制作スタイルが、このような多岐に渡る活動を可能にしている要因のひとつであると言えるでしょう。
名和の創作には、人間の「感覚」の位相の極限を追求し対象化しようとするような志向や、「感覚」に肉薄することで人間の「内面」や「物語」を超越しようとする意志を感じさせるところがあります。その彼が組織する運動体が、自分自身が立て篭もる牙城のようなスタジオではなく、可変性を持ったフリーフォームな集団であるということは、何か彼の作家性を象徴する行動であるようにも思われ、私には非常に興味深く感じられました。
(評者:ジュンク堂書店池袋本店 芸術書担当 下田裕之)