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瞑想・心の落ち着きをテーマに自身の感情コントロールを綴った本。Googleでの研修プログラムとのことだが、できたら忙しい人にこそ手に取ってもらいたいそんな内容になっている。
私自身、それほど感情の起伏が激しくなく、またタイミング的に職を辞した後であったがゆえにこの本の評価はそれほど高くなかった。しかし、働いている人、とりわけ目の前のことにとらわれている人には、心を落ち着け少し自分の内面や周囲の状況を感じる余裕をもってもらいたい。
過度なストレスや持て余している時間からはいい仕事は生まれない。そして、どちらかというと暇だからというよりも時間に追われることの方が多い時代だからこそ、本書を手に取りざっとでも一読してもらえたら何かを変えるきっかけになるのではないだろうか。
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心の筋肉を鍛えるための方法(マインドエクササイズ)がわかりやすく書かれています。
マインドフルネス、EQといった聞きなれていない言葉が最初に出てきますが、すぐに理解できるでしょう。
今、この本を必要としていなくても、いずれ必要となる時が来るでしょう。
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■マインド
1.情動的な能力は生まれつきの才能ではなく、学んで身に付けた能力である。
2.優秀さの要因としては純粋な知性や専門知識よりも情動面での能力のほうが2倍も重要だ。
3.情動面の技能を伸ばせば行動面の問題は自動的に解消する。
4.刺激と反応とのあいだには間隔がある。その間隔に、反応を選ぶ私たちの自由と力がある。私たちの反応の中には、成長と幸せがある。
5.マインドフルネスのやさしい手法:たんに2分間、穏やかで一貫した注意を自分の呼吸に向ける。
まず呼吸していることを自覚し、次に呼吸のプロセスに注意を払う。
気がそれるたびに、そっと注意を向けなおす。
6.歩く瞑想:まず、じっと立ちます。そして、体に注意を向けます。
床や地面についている足にかかる圧力を意識しましょう。
少し時間をかけて、床や地面にたっている体を体験します。
次に、一歩前に踏み出してください。
注意しながら、片足を上げ、注意しながらその足を前に進め、注意しながら自分の前にしっかりと下ろし、注意しながら体重をその足に移します。
7.執着を捨てるのが上手い人ほど、瞑想も眠りに落ちるのもうまい。
8.物事は、自分が出来るようになる前に、自分にはできると期待しなければならない。マイケル・ジョーダン
9.楽観的な人は、自分に力があるという前提で挫折に反応する。
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本書は2007年以来、グーグルで研修プログラムとして扱われていたものを開発者自身の手よって公開したものです。グーグルのイメージとは打って変わって東洋学的なアプローチが多用されていた事に驚きました。
本書は紹介されているのははグーグルの社内研修プログラムとして独自に開発され、2007年より現在に至るまで、多くの受講者にとってそれぞれの人生を変えるきっかけになったのだそうです。そのすべてを開発担当者である筆者が記したものです。その共同開発者として名前が挙げられているのは『EQ こころの知能指数』のダニエル・ゴールマンです。
グーグル関係ということで、難解な数式や読んでいて頭が痛くなるような難しいことが書いてあるかと思えば、そういったことは一切記されておらず、自らのことを「陽気な善人」渡渉する筆者が独特のユーモアを交えつつ、東洋的なアプローチで「心の平安」もしくは「精神的な安定」をといているのはいささかミスマッチだなと思いつつ、本書を読んでいると、世界でもトップクラスの頭脳と、東洋的な叡智が交じり合ってできた、と解釈されるプログラムはなんとも味わいがあって、その内容の大半は「マインドフルネス」と呼ばれる「目の前にある現実を平静にみつめる瞑想」をベースに感情のコントロール法を学び(具体的なやり方は本書に記されている)ビジネス、私生活、いずれをも好転させ、人生の幸福度を高めるというもので、これを基にして「怒りに流されなくなる」 「建設的な提案をおこなえるようになる」「相手の信頼を得られる」 「ネガティブな感情に落ち込まなくなる」などのすばらしい効果が得られるのだそうです。
残念ながら僕自身はここに書かれているメソッドを実際に試した上で書いているわけではないので実感としてはそういうことはないのですが、確かな学識と、グーグルの十八番である詳細なデータを元に精査を繰り返して作られたプログラムなだけにとても説得力があるものでした。「世界でも最高峰のクリエイティブ集団」という企業イメージや、そこで働く人間がいかに「気持ちよく働いてもらうか」もしくは世界でも最高の頭脳を持つ人材にいかに来てもらい、彼らを育て、つなぎとめていくのか、という意味でも非常に貴重な記録であると思います。できれば、ここに書かれていることを少しでもいいから実践して、効果があればいつか追って報告したいと思います。
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最近、ライフハッカーなどで「瞑想」記事を目にし、興味はあった。
「瞑想」で、幸福度の向上や処理能力アップが期待できると、
しかし、正直「瞑想」なんて、宗教くさくて、胡散臭いと感じてあまり学びたいとは思っていなかった。
たいていの人の瞑想の第一印象はそんなもんだろう。
しかし、「サーチ」は、そんな内容ではなかった。
グーグルのエンジニアなんて理系の最たる人たちに向けたプログラムが元となっているためか、
例が具体的で、かつ、「なぜそうなるのか?」、科学的証拠がキチンと説明されている印象を持った。
さぁ、瞑想をはじめよう!
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すっごくお勧めな本です。
この本に出合えたことに感謝します。それぐらいすばらしい本です。
何がすばらしいか。
今スピリチュアルやアセンションと言った名前で、色々なことが話題になっていますが、そんなの怪しくってとても信じれる気になりませんよね。大体根拠がないし。
結論から言うと、今流行っている(?)スピリチュアルで言われている「瞑想」や「いまここ」、「引き寄せの法則」とまったく一緒です。
だけど科学的に証明されているデーターと基に、プログラムを作っているので、信用できます。
私が本当にすばらしい本だと思うところは、エクササイズが何段階にも分かれているところです。
まず、スピリチュアルの本ならどこか書かれている、「いまここ」を体験するためのエクササイズ「瞑想」は第一段階として。
第2段階は「ホ・オポノポノ」などでクリーニングとして書かれているような内容で「自己を見つめて分析していく」エクササイズ。
第3は(たぶんこの分野で書かれているのはこの本だけかもしれない)それを周りの人や組織に活用するためのエクササイズが書かれています。
欧米の大企業の教育項目にスピリチュアルが出来たなんて驚きです。こんなにエクササイズや内容が盛りだくさんで2000円なんて安いです。
本当にお勧め!!
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Google人材育成担当者が書いた瞑想の本!個人的に世界一読みやすい瞑想の本だと感じています!少々重いのが難点ですが、、、(笑)
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分厚いけど、とにかくお勧め♪
マインドフルネス瞑想を企業単位で研修に使っているなんてさすがグーグルって感じですね。具体的なワークの方法も載ってます。
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Googleの社内講座に採用されている瞑想を使った心のエクササイズ方法について書かれています。瞑想や禅の本は抽象的な表現が多いイメージがありますが、この本はGoogleのエンジニアの方が書かれているだけあって、心理学のデータを使って説明したり、瞑想のプロセスを具体的に説明してくれるので、納得して実践することができました。
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優秀さの要因としては、純粋な知性や専門知識よりも情動面での能力の方が二倍も重要。
優れた人間の上位6つの能力
1位、強い達成意欲と高い達成基準
2位、影響を与える能力
3位、抽象的思考力
4位、分析能力
5位、難題を引き受けるイニシアチブ
6位、自信
卓越したリーダーを際立たせる能力の80-100%は情動面での能力が占める。
幸せとは、ずば抜けて健全な心から湧き起こる、好調の極みにあるという深い感覚。
ただの気持ちの良い感覚やはかない情動、気分ではなく、最適の存在状態。-マチウリカール
神経可塑性
考えたり行動したりする事が脳の構造と機能を変える。これにより、大人になってもEQは鍛えられる。
反応柔軟性
行動を起こす前に間をおく能力。刺激と反応の間の距離。
情動
識別可能な自律神経系の変化あるいは身体的な変化を特徴とする基本的な生理状態。
大脳基底核
やる事なす事一切を観察し、そこから決定の規則を引き出す。
どんなトピックに関するものであれ、知恵は大脳基底核にしまわれている。
ここはあまりに原始的なので言語を司る大脳皮質とつながっていない。
だが脳の情動中枢や内蔵とはよくつながっているので、気持ちという形で語りかけてくる。
これを直感と言う。つまり、直感の神経解剖学的基盤は大脳基底核にある。
瞑想の姿勢
1、矢のように背筋をまっすぐ伸ばす
2、蓮華座に足を組む
3、肩の力を抜き、ハゲワシのように高く引き気味にする
4、あごは鉄のフックのように心もち引く
5、目は閉じるか虚空をみつめる
6、下は口蓋につける
7、口をわずかに開き、歯は噛みしめない
命がかかっているかのように呼吸をする
他人に向けたマインドフルネス
評価や判断とは縁のない心を持って、一瞬一瞬の注意をすべて別の人に向け、
注意がそれるたびにそっともとに戻してやる。
自分の注意は我々が他人に与える事のできる最も価値ある贈り物である。
ディッピング
自分自身と会話すること。他人と話している時や聞いている時の中心注意に対する周辺注意。
問題を生み出したのと同じ頭をもってしてはその問題は解決できない。-アインシュタイン
自己認識の領域
1、情動の自覚、、、自分の情動とその影響に気づく事。
2、正確な自己査定、、、自分の長所と限界を知る事。
3、自信、、、、、、、自分の価値と能力を強く実感する事。
持続しやすい自信は、深い自己認識と自分に対する赤裸なまでの正直さからしか生まれてこない。
ジャーナリング
2分間、何でもいいので自分に向けて書く事。そうする事で自己発見する。
自己統制
自制心、、、破壊的な情動や衝動を抑える
信頼性、、、正直さと誠実さの基準を維持する
良心性、、、自分の振る舞いに責任をとる
適応性、、、変化に柔軟に対応する
革��性、、、新奇な考え方やアプローチや新しい情報を気兼ねなく受け入れる
痛みと苦しみは質的に別個のもので、痛みは必ずしも苦しみに結びつかない。
トリガーされた時、立ち止まって考える事。
1、誰もが幸せになりたいと望んでいる。
2、この人はこのように振る舞うとなんらかの形で幸せになれると考えている。
我々は快楽が持続可能な幸せの源だと信じて、それを本能的に追い求める。
多くの人が時間とエネルギーの大半を費やして快楽を追い、時々フローを楽しみ、たまに崇高な目標について考える。
だが、本当に持続可能な幸せにつながる道は、時間とエネルギーの大半を費やして崇高な目標に取り組み、時々フローを楽しみ、たまにロックスターのような快楽を味わう事。
動機づけを高める3ステップ
1、整合性を高める
自分の仕事を自分の価値観や崇高な目標と整合させる
2、想像する
自分にとって望ましい未来を思い描く
3、回復力を高める
自分の行く手に待ち受ける障害の克服能力を伸ばす
その仕事はあなたにとってとても意味がある
その仕事はあなたの中にフローの状態を生み出す
内発的動機づけ
1、自律、、、自分の人生を自分で導きたいという衝動
2、熟達、、、大切な事がもっともっと上手にできるようになりたいという欲望
3、目標、、、自分のすることを、自分自身よりも大きいもののためにしたいという強い思い
金銭的動機は手順の決まった規則に基づく仕事や創造性を必要としない仕事に効果があるが、認知的技能を必要とする種類の仕事には逆効果になることさえある。
自分の理想の未来像を見つけるエクササイズ
自分の死亡記事を書く。
今日から自分の人生で何かもが自分の一番楽観的な期待を満たしたり、
それを上回ったりしたら5年後には私の人生はどうなっているか?を書き出してみる。
回復力
1、内面の穏やかさ、、、心の中で内面の穏やかさに一貫してアクセスできるようになれば、その上にあらゆる楽観と回復力を築ける。
2、情動的な回復力、、、成功も失敗も情動的な経験。このレベルで訓練すればそうした経験に対処する能力を伸ばせる。
3、認知的な回復力、、、挫折を自分にどう説明するかを理解し、有効な心の習慣を生み出せば楽観を育む助けとなる。
探検家のルイスとクラーク(19世紀初頭に北米大陸を探検、太平洋に至った)は、
殆どの時間、道に迷っていた。探検家とはいつも自分の位置を承知しており、
自分の能力の範囲内に留まるものだと考えていたら画期的な事は何一つできない。
混乱し、うろたえ、自分が馬鹿者に思えるようでなければならない。
それが嫌なら従来の思考の枠を破ることは望めない。
英語のCompassion(思いやり)はラテン語の「共に苦しむ」が語源。
共感能力は自己認識にかかっているので、自己認識が弱ければ共感能力も弱い。
心理学的に分析する時、私達は問題を切り捨てており、理解してはいない。
それは凡庸な管理職がやること。注意をそっく��相手に向けて熱心に耳を傾け、
その問題が相手にとってどんな意味を持つか、頭のレベルでも直感のレベルでも
理解しようとする上司、それも終始優しさをもって共感する事。
開かれた意識は2番目に幸せな状態であり、最も幸せな状態は思いやりである。
思いやりは3つの要素からなる。
認知的な要素、、、私はあなたを理解している
情動的な要素、、、私はあなたに同情する
動機づけの要素、、私はあなたの役に立ちたい
影響力を広げるたった一語は「善良さ」
会話には常に3つの会話が内在する。
1、内容に関するもの「何があったか」
2、気持ちに関するもの「どんな情動が関わってるか」
3、アイデンティティに関するもの「ここから自分について何がわかるか」
私は有能か?私は善良か?私は愛される価値があるか?
影響は意図とは違う
誰かが言った事で受けた影響を意図と同一させてしまう。自分の事は意図で評価するが、
他人のことはその人の行動で評価する。なぜならその人の意図が判らないから。
ところが多くの場合、影響は意図とは違う。
彼らを愛せ、彼らを理解せよ、彼らを許せ、彼らとともに成長せよ。
世界を救うのは恐ろしいほど難しく、それには途方も無い努力が必要なので、躍起になって世界を救おうとすると長続きしない。だから内面の平穏を深め、思いやりを増し、志を強めることに専心すれば長続きする。「怠け者の僧」たれ。
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グーグルのエンジニアが書いた、瞑想を科学にするための本。
本書はすべての人が瞑想の恩恵を受けられるようにしたい、という活動の一環。
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■幸せ3つ
①快楽
②フロー/情熱
③崇高な目標
普通の人 1>2>3
本質 3>2>1
崇高な目標>仕事
■ステップ
①整合性を高める
②想像する
③回復力を高める
■真の動機
1自立(自分で〜
2熟達(もっと上手に
3目標(大きくなりたい!
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googleで行われていた瞑想に関しての本。
<メモ>
・瞑想の姿勢 ①矢のように背筋をまっすぐ伸ばす②蓮華座を足に組む③肩の力を抜き、「ハゲワシ」のように高く、引き気味にする④あごは鉄のフックのように心持引く⑤目は閉じる。⑥下は口蓋につける⑦口をわずかに開き、歯はかみしめない
・基本的スタンス 認める。ただただ経験する。リリースする
・エクササイズ ボディスキャン 頭から頭の後ろ側まで順に感覚に意識を向ける
・ポジティブな情動に意識を向ける。幸せで喜びにあふれた出来事か自分が最大限に力を発揮して、生産的だと自身を感じたときの記憶を頭によみがえらせる。そのt機体はどうなっているか、何を感じているかを経験する
・トリガーに対処する方法 注意を向ける、状況の意味を再構成したり再解釈したりする、進んで情動を経験し、受け入れる
・幸せには三種類ある ①快楽 ②情熱 ③崇高な目標
・動機づけを高める三つ①整合性を高める。仕事を自分の価値感や崇高な目標と整合させる②想像する。望ましい未来を思い描く③回復力を高める 待ち受ける障害の克服能力を伸ばす
・内発的動機づけ ①自律 自分の人生を自分で導きた②熟達 大切なことをもっと上手にできるようになりた ③目標 自分のすることを自分自身より大きいもののためにしたい
・思いやりの3要素①認知的な要素 あなたを理解している②情動的な要素 あなたに同情する ③動機づけの要素 あなたの役にたちたい
・
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グーグルの社内研修であるマインドフルネスについて書かれた本です。
「瞑想」を科学的根拠に基づいて説明しているので、他の瞑想本よりも実践しやすいと思います。さらに、心のエクササイズを具体的な方法で示しているので、段階的に理解することができます。
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マインドフルネスをgoogleが取り入れ、まとめた紹介本。googleのセミナーは10万円するが、その中で紹介されるエッセンスが書かれている。でも、読むよりまずは体感することを勧める。