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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.3
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:20cm/371p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8222-4223-4
紙の本
外資の常識
著者 藤巻 健史 (編著)
東京屈指のディーラーが、誰も語らなかった外資系金融機関の「日常」を公開。著者発行の業界向け手書きファックス通信『プロパガンダ』をまとめた仕事と人生についてのエッセー、金融...
外資の常識
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商品説明
東京屈指のディーラーが、誰も語らなかった外資系金融機関の「日常」を公開。著者発行の業界向け手書きファックス通信『プロパガンダ』をまとめた仕事と人生についてのエッセー、金融用語全集、マーケットの見方で構成。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
藤巻 健史
- 略歴
- 〈藤巻健史〉1950年東京生まれ。一橋大学商学部卒業。外資系金融機関JPモルガンで資金為替部長、東京支店長等を務めた。ディーラー、トレーダー。
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紙の本
外資系銀行員の生活
2007/09/13 03:23
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
氏がモルガン銀行時代に毎日発行されていた
「プロパガンダ」というマーケットコメントをまとめたもの。
なんといっても第1部が圧巻である。
実にくだらない。
この部分だけで氏のファンになってしまった。
もちろん第2部以降もお勧め。
金融とは何かを超一流の為替ディーラーが
やわらかく噛み砕いて教えてくれる。
「外資系銀行員ってこんなかんじなの?」
と、拍子抜けされてくれる一冊。
紙の本
外資の常識
2001/05/29 20:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kei - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融界にいる人間でも分かり難いというか、解らない外為のディーリングの仕組みをわかりやすく説いた本であった。
かの有名な「藤巻プロパガンダ」誕生秘話や、東京マーケットを代表する超一流金融マンでありながら全く気取らない著者の人間性がよく現れた一冊だと思う。7〜8割は「与太話」(失礼)で占められたモノであるが、「これで外資のことをすべて知ってやろう」と意気込まなければ大変面白い一冊である。
金融に関係した人、そうでない人にもお薦めの一冊であろう。
紙の本
ギャップの魅力
2001/05/11 00:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onomono - この投稿者のレビュー一覧を見る
家では普通の中年おやじ、実は敏腕外資系ディーラー。会社では「ツッコミ」のシライことウスイ嬢 の「ボケ」役。ずぼらな服装はしていても、実は石原慎太郎が通う高級テニスクラブのメンバー。
この本は最高級投資銀行JPモルガンにて19年間も勝ち続けた東京一のディーラー藤巻健史氏のエッセー「プロパガンダ」を綴った本です。最近はタイトルの割には内容がイマイチという本が多いですが、この本はその逆です。
金融ジャンルの本だと思ったら大間違い。タイトルは固いが、中味はフニャフニャ。後半を読む気がしなくなる程、前半のエッセーが面白い。靴下を脱いで会議に出ざるを得なかった話と500円ハゲの話がお気に入りです。
19年間勝ち続けた。でも、会社を設立した途端に負けてしまった。それでこそ読者からの共感が得られるというものです。
紙の本
「藤巻氏は耐えている」
2008/04/07 06:44
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤巻氏の処女出版物であり、2001年3月の初版である。今回ひさしぶりに読み返したのは、先週の土曜日(4月5日)、日本経済新聞社主催で開かれたセミナーで、藤巻氏による「これからの経済動向とフジマキ流の備え」と題する講演を聞いてきたこと、当日最後まで聴講しアンケートを提出した者には本書(文庫版)が配られたことからである。 ただし、私は最初の藤巻講演だけを聞いて退出し文庫をもらわなかったために、本書評は単行本を読んだ上でのものである。
本書は三部からなり、第一部は、ディーラー・藤巻健史の経歴・家庭生活、外資系企業モルガン銀行の職場の様子、部下等に関するエッセー、第二部は、金融、為替マーケットの用語説明、第三部は、藤巻流「マーケットの見方、読み方」、となっている。著書のカバーに必ず自分の写真を使う点、また本書第一部におけるように、私生活を面白おかしく書きたがるところなど、著者はかなりのナルシストであるように思われ、この点については、やや辟易する面がある。しかしながら、本書第二部、第三部は、軽く流して書かれているものの有益な叙述が少なくない。第三部はごく簡単なものながら、著者の考え方の基本は最初から現在までまったく動揺していないことが分かる。
先日の講演でも、藤巻氏の個人資産運用についての基本的方針である4点
1)長期固定でお金を借りるだけ借りて、日本の不動産を買う。
2)日本株、それと、あとアメリカ株を買う。
3)外貨建て商品を買う。
4)債券、日本の国債を売る。
要するに「固定金利で借金をして、株、不動産、外貨建て資産を買い、債券売り」という点に関しては、中長期的にはいささかも揺らいでいないことが述べられた。
そして、最近の相場で「藤巻は泣いているのではないか」という人もいるようだが、「藤巻は泣いてはいない、耐えている」ということである。 講演内容は、近著『マネーはこう動く』『マネーはこうつかむ』の内容を簡約したようなもので、日銀のバランスシート、ベースマネーの膨張などが指摘されていた。 米国のサブプライム問題に関しては、日本のバブル崩壊と比べると、不良債権の「量」が全く違うこと、米国の金融機関は時価会計が徹底しており損失内容の透明性が高いこと、米国の銀行は株式不動産を自らは保有しないから損失は本業分のみで日本のような悪循環とはなり難いこと等から、深刻度ははるかに軽いことが強調されていた。
「今が危機か、チャンスか」と言えば、チャンスだと考えるということである。そして、日本の累積国債解消のためには、「緩やかな資産インフレ」が最良の展開であろうという結論であり、この点については全く同感であった。