ワーキングプアの反撃

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福島みずほ苦手です。うちの母親が好きそうです。

われらが自己責任主義のおかげで、いろいろと社会にひずみが見え始めてる今日この頃。自己責任主義っていうのは、社会的な強者（地位・所得・才能）には生きていく上での尊厳を高めるけども、弱者には自己嫌悪を高めてしまうっていう構造をしてる。格差社会促進の思想である。

でも僕はあえて、自己責任主義を勧めたいと思う。でもそれは今一般的に言われてるジコセキニンシュギどはまた違うものである。日本をむしばむジコセキニンシュギは政府をどっか神様みたいな所に置いておいて、民衆の中で起こっている所得競争について、または自らの身の安全について、それが不利な状況に置かれた場合は自分で自分の責任を追及してのし上がれという話であった。しかしそれは、一人で企業を変えろだとか、国家を変えてみろ、世界を変えてみろ、テロリストから逃げてみよ、というようにかなり現実的ではなく、政府が責任放棄しているだけだ。僕の進める自己責任主義とは、自己責任主義の枠内に政府を引っ張り戻す。つまりは反無責任主義に基づく、責任の所在を明確にする上での、自己責任主義ということである。

要は、自己の非を発見するのも、相手の非を発見するのも、そのどちらかを見極めるのも個人の責任であるという風に言いたいのだ。僕のスポーツ哲学でいえば（笑）個人能力も自分の力で、チームワークも自分の力で作り上げるものであるということで、だから一人一人が当事者意識を持っていろということ。ワーキングプアの問題に関して言えば、ジコセキニンシュギのおかげで『貧しいのは自分のせいだ』と自分を攻めまくってる人間がもしいたら、それを救い出すのは当事者意識をもつ人間であり、『あなたのせいではないのだ』と責任の所在を明確にさせる。そうすることで人とのつながりが生まれていく。ひととの繋がりのなかでの反無責任、自己責任主義。んー、でも、雨宮処凛の『当事者主義』って言葉のほうがあってるかな？

社会勉強はまだまだ途上・・・・。がんばろ。

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なんかもう、本当にまっとうな人たちだよなあ……異端になってしまうほどにまっとう。
すいませんすいませんすいません、そんなにやさしくしてくれなくてもいいんだよ？
とか言いたくなるダメ人間根性に染みる。

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福島みずほさんを見る目が変わったかも。
この方も相当パワフルな人ですけれど、話をそのまま受け止めると知らないで政治の世界に飛び込んだという感じでそこから、「どうにかしなくてはならない」と自分で思うことに立ち向かったという印象。
それが正しいとかそういうことは今はわからないけれど。
雨宮さんの著作はお勉強のために読んでいますが、読んでいくとどうしてこういうことをもっと早く自分は知ろうとしなかったのだろうかという気分になります。
「今」の「社会」の問題を「解決する」というのは難しいと思うのだけれど、高みにいるだけじゃダメなんだと心の底から思う。

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女性社会運動家と、あの問題のある社民党党首との対談本。雨宮処凛は見かけで損してるような気がする。けっこうマトモなことを言っている。

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社民党党首の福島みずほと雨宮処凛の対談。若者の貧困問題を扱っていますが、まあ、弁護士で学歴もある福島さんがやや上滑りしているのに対してさすが、リアルに生きてきた雨宮さんがむしろ地味に説得力あります。彼女たちの中からの発言が社会を動かせるほど大きくなってくれば少しは変わってくるかもしれませんね。

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本書は、なぜかAmazonが勧めるので、買った本。著者の一人が福島だったので読むのをやめようとも思ったが、敵を知るのも悪くないと、思い直し読んでみた。　読んでみて思うのは、このような人たちは、どうしてワーキング・プアのようなさまざまな要因が絡む複雑な社会問題に対して、素朴かつナイーブな「社会が悪い。自民党が悪い」なんていう何の解決にもならないような意見をさも重要な提言のように主張できるのか、ということである。雨宮は、素人論客でワーキング・プアの代表選手みたいな人だから致し方ないとしても、福島の見識の低さは目を覆いたくなる。まあ、こんなのだから自民大負けの選挙でも議席が伸びないのもよくわかる。