頭にくるひと言への切り返し戦術 「イヤなヤツ」「ブラックな相手」を一瞬で黙らせる！ マンガで学ぶ 撃退フレーズ８３連発！！

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投稿者：星の砂　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私が感じている「イヤなヤツ」「ブラックな相手」とは、ここ20数年で、PCや携帯が進化・進歩し、普及し、処理能力など、すぐに対応できて当たり前になり、社会が複雑化し、高度化し、量と速度も求められるなか、人間関係でのコミュニケーション能力も高めていかなければならないというなか、＜ストレス社会＞によって、環境適合能力が欠落してしまったのではないか。本書は、そんな欠落してしまっている人に対して、「相手の攻撃をストップさせ、今後の攻撃をためらわせる切り返しフレーズ」が満載である。人間関係を壊すことなく円満に穏便にその場を一瞬で治めることができたら、自分自身の人格や評価もアップすること間違いないだろう。

　●Part1　イヤな「先輩・上司」を一瞬で黙らせる切り返し心理話術
　●Part2　イヤミな「同僚・後輩」を一瞬で黙らせる切り返し心理話術
　●Part3　クレーマーな「お客」を一瞬で黙らせる切り返し心理話術
　●Part4　イライラさせる「友人・知人」を一瞬で黙らせる切り返し心理話術
　●Part5　口うるさい「親たち」を一瞬で黙らせる切り返し心理話術

　本書は、「イヤなヤツ」「ブラックな相手」のセリフをマンガにし、対処方法の解説と、対処のポイント、対処のツボの3段階で切り返し心理話術をわかりやすく学ぶことができる。
【Part1】では、意地悪なセリフでねじ伏せようとする先輩や、上から目線の支配的に振る舞う輩には、「相手のセリフを逆手に取って、誇大にほめあげることは、抑制効果が高まるという。「イヤな先輩や上司からの「食事の誘い」を上手に断る！　」には、自分の体質を理由にスル―すると二度目は誘ってこなくなる。「ネチネチ攻撃」には、うなだれて黙っているより感謝のセリフが有効と、こちらが気配りしなきゃいけないような上司や先輩は、自分の人格や評価がスキルアップするありがたい存在なのかも。
　【Part2】に、「悪いけどここ、おごってね。持ち合わせが少なくて・・・」という不意打ちのお願いには、人はほとんど条件反射的に「え？　まあ、別にいいけど・・・」などと受け入れがちで、これが「不意打ち効果」というもので、「NOと言うよりも、YESと言うほうがストレスがなく、日常生活での人との「順応反応」」なのでこうなってしまうようだ。「おごってよ」と虚をつくおねだりには「何で？」「何かお世話になってたっけ？」と真顔で冷静に問い返すといいようだ。「人は質問され、答えに窮すれば要求を即引っ込めます」という対処法は、YESマンの私にとって勉強になった。
　切り返し心理話術とは、相手と真に対等な関係を築きながら、自分自身の人格を向上も期待できるから、上手に切り返しトークが出来るように少しずつ実践し身につけていきたい。