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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/03/27
- 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
- サイズ:19cm/230p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-344-91147-5
紙の本
仕事にやりがいを感じている人の働き方、考え方、生き方。
著者 毛利 大一郎 (著)
自分の責任から逃げなければ、良い仕事や人に出会える。仕事とは、自分のプライドそのものである…。輝くビジネスマン10人の仕事術を紹介する。あなたの仕事を楽しくする“発想のヒ...
仕事にやりがいを感じている人の働き方、考え方、生き方。
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商品説明
自分の責任から逃げなければ、良い仕事や人に出会える。仕事とは、自分のプライドそのものである…。輝くビジネスマン10人の仕事術を紹介する。あなたの仕事を楽しくする“発想のヒント”が満載。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
読みやすいけれど決して易しくない。
2017/05/25 00:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
十人の前向きな人たちのインタビュー本です。
ビジネス書ですがハウツー的な文章はありません。
本気でくみ取ろうとするなら、読む側がアンテナを
しっかり張らなくてはいけません。
著者は素直な方だと思います。こんなすごい人に出会った、
その話を紹介したい、それはきっと皆の役に立つはずだから
という感覚が文章から窺えます。
選ばれた人には共通点があります。
尋常じゃない頑張りをしているのです。
マスコミに取り上げられる人たちではなく、著者が業務を
通じて見つけ出した一般人です。
でも、そもそも何か感じるものがあるから本を出そうとなった
わけで、きっと何がしかのオーラがあるのでしょうね。
インタビューだけでは分かりませんが。
学歴は普通で、怠け者だったり、目立たない社員だったり
という人たちが、あるきっかけを元に頑張りスイッチが入って
成功を収めるという紹介です。
第一印象はあまり良くありませんでした。
文章の基本構成が鼻についたのです。
例えばニートだったり、バイトから成り上がったりなど、
負の境遇を書き込んで、こんなに頑張ってこうなりましたと
まとめられているからです。
私の感覚では、どうやって成功したのかが学びたいポイントで、
どんなに不幸な境遇だったんですよということを一生懸命
書かれてもしっくりこなかったのです。
でも、誰だって頑張れば報われるんだよと伝えたかっただけと思い、
境遇の話に目をつぶると何かをくみ取ろうという気持ちが
芽生えてきました。
よく読むと、すごい人たちの断片が隠れています。
努力をできる人は、そもそも努力をしていると気がつかないのです。
当たり前と思っていますから。だから頑張れるのです。
本人はそこに気がついていないから、インタビューでは分かりやすい
境遇の話に向かってしまうのでしょうね。
この本は、インタビュアーの気持ちになり、すごい人だなあという
気持ちで読むと何かが見えてくるように思います。
境遇の話は読みものとしてはありでしょうが、ビジネス書としては
努力の部分を注視しないと理解が難しくなると思いますので。
自分の気づきをまとめますね。
何かを依頼されたら、まずやってみるという姿勢を貫いている人。
ひょっとしたらですが、頭でこねくり回さずに言われたことに何か
ありそうだと楽しんでいるのではないでしょうか。
単に言われたことを断りませんというだけでは、業務の広がりを
欠いたイエスマンです。似ているようで、まったく違います。
ほかにも、お願いされたらまずやってみるという姿勢の人が多いです。
あるキーワードがあり、これだと思いました。
女性社員からのメッセージです。
> 何をやるのか自分で決めて、自分で決めたことから
> 絶対に逃げない
やみくもに頑張ったようなインタビューの回答が多いのですが、
この言葉を読んで本当はちょっと違うのではと思い至りました。
だって頑張っている人はいくらでもいますから。
それを頑張りが足りないと根性論を振りかざしても進歩はありません。
私は以下のようにくみ取ってみました。
1.まずひとの話を聞く。
2.次に自分で考え、楽しみを見つける。
3.そして自分で決めて結果を出す。
ビジネス書にありがちな耳に聞こえのいい言葉はありません。
結局、成功にショートカットはなく、泥臭く頑張るんだよという
メッセージを受け取りました。根性論から抜け出す方法は、
読み手に委ねられています。
当たり前ですけど、みんな頑張っている、シンプルにそれだけですね。
それが難しいのですけれど。