島秀雄 新幹線をつくった男 （角川まんが学習シリーズ まんが人物伝）

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伝記の人物としてはあまり馴染みがない名前だが、機関車の名作D51を34歳にして世に送り出した人物で、新幹線開通に尽力した。後にはJAXAの初代理事長としてロケット開発まで！日本の技術発展に貢献したスーパーエンジニア。
勤勉で人格者でもあり、戦時中も開発研究を諦めなかった熱意。子供たちにも是非見習って欲しい。
乗り物大好き次男(４歳)のお気に入り。
ただ、自分ではまだ読めないので、読み聞かせが辛い。
７割方意味は分かってないと思うが、何度も読んでと持って来る。この本から戦争の話に興味を持ち、歴史の本を読むようになった。(もちろん読み聞かせ)

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夏休みの息子の教養強化シリーズ。
とりあえずこの角川まんが学習シリーズのまんが人物伝を片っ端から図書館で借りてきている。
島 秀雄という方の名前をお聞きするのは初めてだった。いったいどのようなことをした人なのかも知らず読み進めた。
日本に新幹線を完成させたキーマンであることは確かだった。だが、サブタイトルの「新幹線をつくった男」というとちょっと言い過ぎな気がする・・・。他にも重要な役割を果たした方が何人もいらっしゃるようだし・・・。でも何をした人かを一言で言い表すとするとこうなるのか・・・！？まぁ、小学生にはわかりやすい表現なのかもしれない。
サブタイトルにはちょっと疑問を持ちつつも、この島さんの活躍のおかげで現代の便利な生活があるんだな、としみじみ感じ、感謝した。島さんはもちろんだが、この戦前、戦中、戦後の大変な時期にも自分達の信念を貫き通し、日本のためそして世界のために自分の能力を役立てようと奮闘した偉大な先人たちに尊敬と感謝の念が止まらない。先人の大変な努力のお陰で今の日本があるし、今の文化的な生活がある。
このストーリーの中では島さん以外にも魅力的な人物が多数登場する。中でも私が好きなのは十河信二さんだ。夢の実現への情熱と推敲能力が素晴らしく、頼りになり、この人がいれば大丈夫という気になる。上司にしたいランキングで絶対上位に入るタイプだ。
島さんはというと、インテリで冷静で合理的。だけど人情にはあつい、スマートなエンジニアとして描かれている。D51形蒸気機関車などの優れた車両を設計し、新幹線を世に送り出したあとにはさらにJAXAでも活躍。優秀な人に活躍してもらうということはやはり世の中をよくしていくためになくてはならないものだと改めて感じた。
最後に、この漫画の表紙のイラストがちょっとサイコっぽくて違和感があったのだが、中の漫画は親しみやすい絵で良かった。このシリーズ、表紙だけを有名な漫画家さんや絵師に描いてもらっているようだ。個人的には、表紙も中身と同じ漫画家さんに描いてもらったほうがギャップが少なく良いのになぁ、と思ってしまう。

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今では絶版となっているこの本を研究室から借りて読んだ。新幹線の歴史、並びに電車の歴史を知った。先人達の努力があって、今のこの正確無比な時間間隔、安全性が担保されているのだとわかった。エンジニアとして尊敬する。

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卓越した知識とリーダーシップは業界が違っても通用すること、またいい仕事には哲学と信念があること、そして技術者だけではなく金と政治と組織をなんとかするひとが必要なこと。自分の仕事に迷いが出た時に読みたい本だった。