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商品説明
奈良時代、近畿で数々の事業を行った高僧、行基。その関連の社寺・遺跡・古道を考古学者と歩いて、見て、学ぶ、行基の足跡ガイド本。家原寺、久米田池など、近畿人も知らない古社寺・遺跡が満載。『近畿文化』掲載等を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
近畿文化再発見の一冊!
奈良時代、近畿圏を中心に、民衆に仏教を弘めるとともに、造寺・架橋・築堤などの数々の事業を行った高僧、行基。
近畿には数多くの関連遺跡や伝承が残され、いまなお地元の人々の信仰を受けている。
本書はそのような行基に関わる有名無名の社寺・遺跡・古道を考古学者である著者が紹介する行基足跡ガイド本。
著者は堺に生まれ、遺跡や古墳を遊び場にして育ち、古代史研究の第一人者・森浩一に学び、
そして橿原考古学研究所研究員として長年にわたって発掘調査と研究に従事してきた、考古学のエキスパート。
(橿原考古学研究所元副所長、附属博物館元館長)
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歩いて、見て、何にでも興味を持つ。それが私の考古学の原点である。
本書はそのようにして探訪した行基の足跡について、その時々に書き留めた事柄をつれづれなるままに野帳から抜き出しまとめたものである。それゆえ、行基研究の論文集でないことをあらかじめお断わりしておきたい。
(「はしがき」より)
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考古学ファン、古代史ファン、歴史街道ファン、近畿、近鉄好き、社会科・地理歴史科教員におすすめ。【商品解説】
目次
- はしがき
- 第1章 大和と河内
- 1 二上山北麓 穴虫から逢坂・関屋の里を歩く
- 2 近つ飛鳥の里を歩く
- 3 羽曳野丘陵中央部を歩く
- 4 河内から摂津へ 中高野街道
- 第2章 行基の足跡を訪ねて
- 1 行基と和泉
- 2 行基と河内
- 3 行基と摂津猪名野・武庫・兵庫
著者紹介
泉森皎
- 略歴
- 〈泉森皎〉1941年大阪府生まれ。関西大学文学部史学科卒。奈良県立橿原考古学研究所附属博物館長等を経て、特別指導研究員。公益財団法人由良大和古代文化研究協会業務執行理事。文学博士。
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紙の本
近畿人も知らない関連の社寺・遺跡・古道を、考古学者が探訪紹介する恰好の行基足跡ガイド本!
2018/11/13 13:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
奈良時代、近畿圏を中心に造寺・架橋・築堤などの数々の事業を行った高僧行基。行基は郷土の偉人である。行基が地元を中心に行った数多くの事業のなかで、誰が見ても心を打つのは大野寺の土塔である。 古墳のような方鐘形の盛土は、行基の時代の姿を今にとどめている。 土塔の姿を見ていると、行基の強固な精神と信仰の強さを感じとることができる。大野寺土塔から行基の追い求めたものを読みときたい。