「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
敵対から融和へ−。薩長同盟はいかにして実現したか。文久二年の島津久光の率兵上京から慶応二年の薩長同盟の締結までの薩長関係を丹念に追い、同時代の一次史料から幕末史の再構築を試みる。【「TRC MARC」の商品解説】
敵対から融和へ、それはいかにして実現したか。
最も新しく、最も詳細な薩長論、ここに成る。
敵対していた薩摩と長州が手を組み討幕への道をひらいたとされる薩長同盟。しか
し、そこに至る経緯を詳細にたどると、薩長の思惑のずれが見えてくる。それは明確
な「軍事同盟」ではなく小松帯刀と木戸孝允との「覚書」と呼ぶべきものだったので
はないか。文久二年から慶応二年までの四年間、目まぐるしく変化した情勢を整理
し、同時代の一次資料から幕末史の再構築を試みる意欲作。
「本書では、これまでの先行研究にも十分に目配りをしながら、主として薩摩藩にか
かわる一次史料の再検討と当時の政治動向の分析を精緻に行うことによって、あらた
な薩長同盟論を展開したい。これまでに、多くの研究者が使用してきた史料もふんだ
んに用いることになるが、場合によっては筆者独自の視点からの新たな解釈を加えた
い。原則として一次史料のみに依拠し、多角的に分析した政治動向と突き合わせなが
ら、実証的に分かり易く論を進めたい。その際には、薩長藩閥史観や司馬史観といっ
た、これまでの通説を培ってきた歴史観へ挑戦することとなろう。」(本書より)【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第一章 薩長衝突の過程――寺田屋事件から禁門の変
- 第一節 島津久光の率兵上京と寺田屋事件
- 第二節 薩長の確執激化と禁門の変
- 第二章 第一次長州征伐と幕薩対立
- 第一節 西郷隆盛の強硬論とその変節
- 第二節 長州征伐の経緯と西郷の動向
著者紹介
町田 明広
- 略歴
- 〈町田明広〉1962年長野県生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。神田外語大学外国語学部准教授。日本研究所副所長。明治維新史学会理事。著書に「攘夷の幕末史」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
薩長同盟
2019/03/01 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みか - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで知られている事実より小松帯刀の尽力があり、龍馬が到着する前にほぼ6か条の同盟が成っていたという事実、これは新事実だった。私はこれまで中岡慎太郎が尽力していたという事を知ってはいたが、町田先生が記している「小松・木戸覚書」で定着してほしい。