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紙の本
外道クライマー (集英社文庫)
著者 宮城 公博 (著)
那智の滝登攀で逮捕され、凍った称名滝を登り、タイで大蛇を輪切りにする−。沢登りに命を賭ける外道クライマーが、タイのジャングルにおける長期間の探検的沢登りを中心に、数々のビ...
外道クライマー (集英社文庫)
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商品説明
那智の滝登攀で逮捕され、凍った称名滝を登り、タイで大蛇を輪切りにする−。沢登りに命を賭ける外道クライマーが、タイのジャングルにおける長期間の探検的沢登りを中心に、数々のビッグクライムの様子を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
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外道であることを声高に主張している
2023/10/05 21:46
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに外道とあるのが嘘偽りないものであり、著者は人間性に疑いがもたれるのを厭わずに、酷い人物を演じているかのように思えるぐらいであった。普通は建前で生きていて、酷いことであれば本音は隠すものであるが、本音以上に酷い書きぶりである。
那智の滝を登ろうとして逮捕された著者が外道であると一般的に感じられるかはわからないが、そのレベルの外道ではなく、内面的な外道である。パートナーに対しての不満や考え方が常軌を逸しているのだ。しかし、そのように大げさなほどの悪辣さを前面に押し出されるとむしろ笑えてくるわけで、読んでいて面白い。
メインの話はタイのジャングルを冒険する話であるが、それを3つに分け、間に国内での危険性ある冒険話を入れていくスタイルもなかなか良かった。沢屋が普段どのように生活しているのか、直接的には収入を得ているのかが不思議であるが、やはりこういった本の売上などは一つのお金を獲得する手段だろう。すると、やはりプロはしっかり記録を付け、それを文章化するなど何らかの形で発表する必要があるだろう。著者にはその力があるということだろう。