バカのための思考法

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投稿者：Ｙａｓｕｈｉｒｏ．ｍ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

著者である浅村氏が手掛けるSATORISMとの出会いは、米国大統領選の日本での報道に違和感を覚え、ネットで情報を探しまくっていた時にyoutube上で美しいサムネに目が止まったことから始まる。彼の作品を見始め一年あまり、今では家族でファンとなり欠かさず視聴させていただいている。
SATORISMでは、視聴者の興味やイメージが湧きやすい昨今の時事テーマを取り上げ、斬新な切り口と彼の仮説が興味深い。本書ではその仮説に至った思考法を、丁寧かつ惜しみなく、すぐに実践できるよう解説されている。オールドメディアなど従来のメジャーな情報源だけを鵜呑みにせず、海外など別チャネルでの最新かつ正確な情報収集、様々な法則や理論、社会的背景、歴史的に類似な事象などを照らし合わせ、多角的な視点を持って物事を見ることの重要性を、浅村流に明るく解りやすく説いている。
急速かつ目まぐるしく変化する社会で、自らで正しい判断をし、納得できる人生を歩むためには、事象の全体構造から本質を見抜く眼力を磨き、自らの思考や価値観の偏りを補正し、時代の変化に即するべくアップデートさせることが重要であると、改めて痛感させられる。
ビジネスマンはもちろんのこと、これからの時代を生き抜く学生さん達にも、この本と動画SATORISMをセットでご覧いただくこと、子供さんのいらっしゃるご家庭なら、家族間の話題にされることを是非オススメしたい。
改めて、SATORISMの価値を実感する一冊である。

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投稿者：Mari　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

巷に売ってる自己啓発本とは趣が違う。この、少し過激な本のタイトルが気になった時点であなたは「バカ」から一歩進める。自分も同じだ。長文を読むのが苦手な人でも、サラサラと読める構成。一項が長くないので隙間時間を使って読める。著書の内容には詳しく触れないが、「一人の日本人が800万円位借金を背負っている」話はバカな自分は普通に信じていた。バカである。それが壮大なウソである説明解説もわかりやすい。この二年近くの閉塞感窮屈感に不安や恐怖に近い感覚を持って毎日生活している人は多くないだろうか？自分もその一人だった。この本を読んだ後は目の前の霧が晴れたような、自分の足で大地に立ってる感覚を味わってほしい。「バカ」である自分を認めた所から、自分の人生が始まることを体感出来る本だ。