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さんさんさんのレビュー一覧

投稿者:さんさん

18 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本理科系の作文技術

2021/09/17 21:19

古い本だが一読の価値あり。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初版が1981年と約40年前なので、部分的に何分古めかしいところがあるのは否めない。しかし、文章を書く際の本質的な心得としては、まったく古びていない。とくに、事実と意見を区別すること、パラグラフごとに内容を分けて、トピック・センテンスを付けるということは、一般に日本人の苦手とするところで、大いに学びたい。理科系と銘打っているが、事実や意見を的確に読み手に伝えることを目的とする人々全般にとって役立つ内容と信じる。

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紙の本

紙の本三銃士 上

2021/05/22 09:43

引き込まれる本。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

話が面白いので夢中になってしまいました。こういう没入感が得られる本はあまりありません。文学の技巧という点では未熟かもしれませんが、読者を惹きつける魅力は絶大です。訳文は特に問題ありませんが、訳注などはありませんでした。もう少し解説があるとありがたいのですが。

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紙の本

厚労省への不信感を抱いた。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

パンデミック発生から1年ほどで新書としてまとめられたことに感謝。新型コロナについてマスメディア経由の情報だけでは得られない知見が多い。ただ、急いで作っただけに中公新書としては異例の荒削り感が残っていて、誤字や書き直した方がよい文章も見られる。PCR検査の原理なども解説されているがこれはよく分からなかった。ワクチンの開発や変異株の脅威が増した出版後の趨勢を踏まえ、増補改訂版を期待したい。

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紙の本

紙の本海底二万里 上

2021/05/22 09:26

ヴェルヌの博識に驚く

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

児童向けに縮約して訳した本もあるが、こちらは全訳で、挿絵も当時のものが収められている。訳注も非常に充実している。19世紀後半の自然科学の知見がふんだんに詰め込まれていて興味深い。「人類と決別した」謎の人物モネ船長の自給自足の生きざまには共感する人も多いのではないか。

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紙の本

田中さんのイラストで分かる社会学

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

哲学用語図鑑以来、田中正人さんの図鑑本は必ず見ている。この社会学用語図鑑もとてもよくできていると思う。専門用語の多さで悪名高い社会学のとっかかりにはこれくらいの図解と読みやすさがありがたい。

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紙の本

紙の本民主主義とは何か

2021/09/18 07:19

「民主主義とは何か」という問いはナンセンスだ!

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民主主義思想の歴史をたどる本。非常に手際よくまとめられており、参考になる。タイトルの問いに対する単純明快かつ包括的な回答は存在しないことが分かった。結局、手垢にまみれた「民主主義」という言葉にこだわるよりも、我々がどんな社会を築きたいかが大事だと思う。

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紙の本

東京は本当の意味では「復興」していないらしい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書の「復興」のニュアンスが一般のイメージと異なるので、ほとんどの人はタイトルを見ても「?」で素通りするだけかもしれない。20世紀を通じて、東京の都市構造がどのように変遷してきたか、特に関東大震災、東京大空襲、1964年の東京オリンピック、バブル経済という4つの契機に目を向けて解説されている。個人的に丹下健三の設計した都庁舎は21世紀にマッチしないと感じるが、そのワケが見えてくる本だった。

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紙の本

紙の本ドン・ジュアン 改版

2021/09/17 21:47

ドン・ジュアン、彼はタイムスリップしてきたのか?

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一般にイメージされているドン・ファンといえば女たらしのろくでもない男なのかもしれないが、本作ではそのイメージは通用しない。世俗道徳に染まった信心深い人々の中で直情径行・無神論者のドン・ジュアンはむしろ共感の対象だ。当時としてはこんなオチにするしかなかったのかもしれないが、このオチを現代日本に持ち込めばほとんどの男は石像の餌食になることだろう。

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紙の本

紙の本人間ぎらい 改版

2021/09/17 21:37

アルセストという名前だけでも知っておきたい。

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モリエールの性格四大喜劇と言えば、人間ぎらいのほか、タルチュフ、守銭奴、ドン・ジュアンであるが、中でも本作はモリエールのオリジナリティーが遺憾なく発揮され、頭抜けた存在と言えよう。主人公のアルセストは、人に誠実に接しようとする真面目さから、阿諛追従を恥じない社交界の人々を嫌悪する。彼の友人フィラントが理路整然と説く「処世術」とアルセストの狷介孤高たる「正論」は、どちらも一理あって、甲乙つけがたいものがある。

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紙の本

紙の本ルソー

2021/05/22 09:20

ルソーについて知るうえで伴侶となる本。

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もとは講談社の人類の知的遺産シリーズのルソーの巻。ルソーの生涯と著作について解説されている。読みやすいとは言い難いがよくまとまっており、ルソーを理解する上で役に立つ。

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紙の本

紙の本はつ恋 改版

2021/05/22 09:18

ヘンな初恋。

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甘い物語だと期待して読んではいけない。自分がのぼせ上った初恋の人にマゾヒズム的嗜好を植え付けられたあげく、彼女は自分にとって最も恋をしてほしくない人物に恋をしてしまう。ツルゲーネフはこんなヘンタイ的小説も書けたのか。

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紙の本

劇場は要らない!!!

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ルソーと同時代の人で、数学者・哲学者として知られるダランベールが『百科全書』のジュネーブの項にジュネーブには劇場がないのはけしからん、劇場を建設すべきだと書いたのに対してルソーが反論した本。モリエール作品についての記述も見られ、興味深い。逆説的・論争的なルソーの真面目が発揮されている。

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紙の本

紙の本学問芸術論

2021/05/22 09:10

ルソーの論争を呼ぶ処女作。

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ルソーは30代後半までほとんど無名だったが雑誌の懸賞論文に応募した論文が一等になり、しかもその主張が常識に反するものであったため、一躍有名になった。論文のテーマは、学問・芸術の進歩は人間の習俗の純化に貢献したか否かというものであるが、ルソーは学問や芸術が発展は習俗の腐敗を伴うと主張した。ルソーは一般に啓蒙思想の代表的人物とみられているが、この処女作から分かるように、彼は純粋な啓蒙思想家ではない。次の『人間不平等起源論』につながるルソーの文明論的視座を伺うのに格好の著作と言えよう。

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紙の本

紙の本告白 上

2021/05/22 09:00

ルソーの破天荒な生涯

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ルソー自身の手になる自伝。いわゆる自伝文学の草分け的存在。ジャン=ジャック・ルソーは18世紀のジュネーブ共和国に生まれた。母はジャン=ジャックを生んで産褥熱で死に、父はほとんど育児放棄状態、兄は「蒸発」した。親戚の手で育ち、金工職人として修業を積むが束縛の生活に耐えられず、ジュネーブを去る。放浪の道中、ゲイに絡まれたり、露出事件で捕まりそうになったり。これが後に分野を超えた数々の名著を生み出す人物なのかと驚かざるを得ない。

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紙の本

紙の本父と子 改版

2021/05/22 08:52

ツルゲーネフの最高傑作にして問題作。

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19世紀ロシアの世代間対立を軸にした小説。日本近代文学にも多大な影響を与えた本。価値の否定を説く「ニヒリスト」のバザーロフに代表される子の世代と自然賛美、ロマン主義を奉じる父の世代との対立は現代でも解決されていない問題ではないか。

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