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Gollumさんのレビュー一覧

投稿者:Gollum

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

紙の本タタール人の砂漠

2015/03/21 09:19

浪費される人生と倦怠と

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

辺境の砦で、いつか来るはずの「転機」を待ちつつ人生を「浪費」する人々の物語。ラストはまさかここまでというほど「残酷」な結末が待っている。おれはまだ本気出してないだけだ、とかまえてると人生こんな風になっちゃうよ、という意味では若い人には薦めたいが、わたしのような中年オヤジが読むとかなりこたえる。特にわたしのような怠惰な人生を送って来たものには胸に刺さることばが多すぎる。かといって、現実的な陰々滅々な話ではない。むしろ、辺境の風景のメタファーが幻想的に心地よい。

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紙の本

世界に誇るべき「居酒屋文化」

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

江戸は「呑みだおれ」なのだそうだ。食文化史のとても面白い本。以前、日本在住の外国の方々が日本を語る企画のTV番組で、日本の居酒屋を絶賛していた(旨いものが少しずつたくさん食べられる、よいサービス等)が、その源流は江戸時代にあったわけだ。巻末12頁に及ぶ膨大な参考文献リストから引用した狂歌・川柳・お触書も興味深いが、なんといってもたくさんの居酒屋風景の図版がとても楽しい。今も昔も変わらないなあ。ルイス・フロイスが指摘しているが、どうも昔から日本の酔っ払いのマナーは最低だったようなのが恥ずかしいのだが。

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紙の本

どの民族にもロマンな神話がある

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

表題作と『犬になった王子』,『くじゃくひめ』がロマンとスペクタクル。中国は漢民族がブイブイ言わしているが、多くの少数民族に伝わる伝承・民話はもっともっと豊饒であるに違いない。小学校低学年時代に読んでよく覚えているのは『九人のきょうだい』、単純だけど痛快な話。すべてのお話しに『スーホーの白い馬』の赤羽末吉さんの挿絵がピッタリはまっている。『天地のはじめ』で巨人グミヤーが九つの太陽と十個の月を弓で射落とそうとする話は、中国神話の「げい」と嫦娥の話を思わせるが、どっちが起源なんだろうなあ~、と悩みだすと、東洋文庫あたりで中国少数民族の民話をおさらいしてみたくなる今日この頃。

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紙の本

司法の役割とは何か

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2014-05-21の福井地裁の ”大飯原発3,4号機運転差止請求時件・判決要旨” を読めるだけでも買う価値がある。「当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的に許されないことであると考えている」という下り、経済活動の自由は、生存を基礎とする人格権より劣位に置かれるべきもの、とする指摘は、司法の役割を学校授業で討論する時の題材としてもいい。

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