じょるさんのレビュー一覧
投稿者:じょる
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紙の本カエルの楽園
2016/04/07 22:39
フィクションですっ!
16人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
熱湯に入れられたカエルは熱さのあまりに飛び出すが、水から暖められると気づかないうちにユデガエルになってしまう・・・という話かと思って読み進めると、それどころかもっともっと恐ろしい話。
実在の人物に置き換えながら、ニヤニヤしながら読んでいたら、ラストシーンでガクブル。
リアルで考えれば、トランプさんが大統領になったらどうする?どうなる?
いつまでもフラワーズと歌ってていいの?
ハンドレット・・もとい、百田さんの事が嫌いでも読んでみてほしい。
読んだ後、他のカエル達と議論を戦わせることが、ナパージュのカエルに必要なことなのである。
2015/12/31 22:33
大東亜戦争という言葉から連想するのは、右翼思想?
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
大人になってから、学校では教えてくれなかった事実を知る事がよくある。
特に駆け足で履修してきた近現代の歴史については、特に、である。
当時の世界は、あまりに酷すぎる白人による植民地の時代であった事。
人種差別のない世界に、と、日本は主張していた事。
大東亜戦争という名称が閣議決定による正式なものである事。
(つまり、日本国として正式に命名にしたにも関わらず、戦後GHQの占領洗脳政策によって太平洋戦争という名称にされた。)
・・この本のほんの一部ではあるが、知らない事ばかり。
時代は遡り、秀吉のバテレン追放令。これはポルトガル人宣教師達による日本人の人身売買をやめさせるためであった、という記述。
信教の自由を制限するためだけではなかった、というのは新鮮だった。
学校で習う歴史はたいていが年号を覚えるだけの味気ないものであるが、歴史はそんなに単純なものではないことを、もっともっと書に触れて感じられれば…、とは今さらながらに思う。
ちなみに、著者である岩田氏は、右翼などでは全然ない。
人権を大切に語るリベラルの方である。
大東亜戦争、というだけで右翼のレッテルを貼るような近視的な視野は捨ててみると、視野が広がる。本を読もう。
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