ゲップ6号さんのレビュー一覧
投稿者:ゲップ6号
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紙の本砂の女
2001/09/26 17:36
砂の女
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傑作である。安部公房はこの作品により世界的に有名になった。作品は男が砂を吐き出さなくては埋れてしまう村に閉じ込められてしまい、女といっしょに暮していくという筋だが。そこには実存的で実験的な思想が盛りこまれ、作品を豊饒なものとしている。
紙の本旅路の果て
2001/09/27 16:52
旅路の果て
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現代アメリカ文学を牽引するのは二人の巨匠トマス・ピンチョンとジョン・バースである。
そのジョン・バースが書いた作品がこれである。かなり面白い。いかにもアメリカ的と感じがする。エキゾチックな刺激を読書体験により求めたい人にお勧め。
紙の本死刑囚最後の日 改版
2001/09/24 17:36
死刑囚最後の日
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フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの作品。題名のとうり死刑囚がみずからの境遇を死の直前まで書き綴ったという設定になっている。その当時では画期的な作品であり死刑の廃止に大いに貢献したことでも有名。さすがフランスの文豪の作品、安定感があり、安心して読める。
紙の本生命ある若者
2001/09/28 20:26
生命ある若者
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詩人にして映画監督のパゾリーニの初期の小説。残念ながらパゾリーニは心無い若者によって殺されてしまったが、この小説はそんなイタリアの若者達の放蕩の軌跡であり、そこにはパゾリーニが考える暴力論が含まれている。
紙の本小説の理論
2001/09/27 16:47
小説の理論
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題名からして難解だと思った人。あなたは勘がいい。小説の理論というだけあって難解「というか翻訳に無理があったのか」である。ただ、字面を追っていたらなんとなく小説にたいする高尚な概念を共有できると考えればなかなか面白い。しかし、いずれにせよ読了するのは困難でしょう。
紙の本箱男
2001/09/25 14:41
箱男
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安部公房の傑作。人間の実存の不確かさが箱男という寓意をつかって奇妙奇天烈に描かれている。作品の途中に写真が挿入されているのも魅力的。
ダンボール箱を被って箱男になった男が見た世界とは? 気になる人は買うべし。
紙の本R62号の発明 鉛の卵
2001/09/22 18:54
R62号の発明
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安部公房の短篇集である。どれも油ののりきった作品である。安部公房らしい作品である。現代の寓話であり、多くの示唆を含んだ作品群はいまなお読者に数多くの問いを問いつづける。
紙の本人間そっくり 改版
2001/09/21 16:20
人間そっくり
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SF小説である。自らを火星人と名乗る男が現れ、放送作家はその男に翻弄される。現実と寓話を混ぜたような安部公房独自の世界観が漂っている。結末は読んでからのお楽しみである。
紙の本愛人
2001/09/21 16:12
愛人
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マルグリット・デュラスの自伝的な作品である。父親を早くになくし。母親と二人の兄とヴェトナムで暮していた白人の少女は中国人の男性に出会い。愛に目覚める。世界的にベストセラーになり、フランスではゴンクール賞まで受賞した作品。
紙の本燃えつきた地図
2001/09/23 15:23
燃えつきた地図
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失踪した男性を探すうちに自分自身の存在のたしかささえをも失ってしまう興信所員の話。なかなか、面白かったがほかの安部公房の作品に比べるといまいち楽しめなかったような気がする。解説はドナルドー・キーン氏が書いている。
紙の本美徳のよろめき 改版
2001/09/21 16:16
美徳のよろめき
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いわゆる姦通小説である。発表当時は話題を読んだらしく、よろめきという言葉まで流行ったそうだ。しかし、現在読んでみるとその類の小説が増えたせいか、あまり衝撃は受けない。しかし、三島の傑作は傑作である。
紙の本「超能力」から「能力」へ
2001/09/28 20:18
「超能力」から「能力」へ
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超能力についての対談や研究成果を収めたものだが決して巷に溢れている怪しい本ではない。むしろここで語られているのは「超能力」から「能力」へとつなぐための対話なのである。
単行本は対談が追加されている。
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