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emiemiさんのレビュー一覧

投稿者:emiemi

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

紙の本竹取物語

2003/11/17 18:36

現代語に訳しているのが、あの星新一さんだなんて意外。でも、考えてみると月からやってきた女の子なんていうのはSFっぽいぞ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

やっぱり「きまぐれロボット」のあの人だった。期待したとおり、教科書風の口語訳じゃあなかった。
それに途中の「ひと息」が特に面白く読めた。「み仏の石の鉢」を取りに行くことになった石造りの皇子(みこ)が天竺へ出かけると言って3年後にかえってくる。「ひと息」のなかでは『おとなしく三年間を待ったのではあるまい。ほかの女性を、くどきもしたろう。』などとある。
ご本人のあとがきと解説があり次に原文も付いている。前もって面白く読んでいるし、昔話しとしても馴染みのあるストーリーなので注を頼りに読み終えることができた。

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紙の本

紙の本草の花 改版

2003/11/21 15:25

庭の中をぶらぶらと歩きながら静かに始まる物語だけど、入院生活と患者の心をズバリと現わして読ませてくれる。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

サナトリウムで知り合った汐見茂思が、冒険ともいえる肺摘手術を望んで受けて死亡する。
いつも書いていた大学ノートが2冊あって、それは「僕が今、此処にこうやって生きていることの証拠に、何か書いていなければ気が済まないというだけ」で、小説のようなものだと言っている。これが本編の「第一の手帳」「第二の手帳」になる。

その中での汐見の青春時代の会話は「もっとbrillantなものだ」「Physiqueな要素とは何だろう」といった言い方があちこち登場する。
読んでいる自分とはかけ離れていて、その挫折がどれほどのものなのか想像するのは辛いところだったけれど、高い知性と純粋すぎる愛を感じることができた。
今の自分にすんなり通じるメッセージを受けたところは、戦争に対する恐怖で、「如何にして武器を執ることに自分を納得させるか。」「殺せるか、死ぬか。」など強く印象に残った。

実は、本編より前にある当時の入院生活のほうが興味深く、また、患者の心理も生々しかった。この本を病院の待ち合い室で読み始めて、自分の健康に不安を持っていたからかもしれない。
まず、入院費用の心配からラジオの修理などのアルバイトが許されていたこと。
それから、同室の患者たちを「偶然が人生途上に齎(もらた)した仮初(かりそめ)の友人達と言」いながらも「一人は一人だけの孤独を持ち」「嫉妬や羨望や憎悪など、何よりもエゴイズムの秘められた感情を、隠し持っていなかったと誰が言えよう」とまで表現してあるところ。
こんなにズバリと言われるなんて。他にも著者に言い当てられて、かえって潔く開き直ることができる文章が多くある。

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紙の本

紙の本認められぬ病 現代医療への根源的問い

2003/11/14 19:36

うらみつらみではなく問いかけ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

原因不明。くりかえす痛み。医師からは人格を否定するような言葉。腹だたしく悲しくなる。
それなのに長年の闘病生活の記録のなかには批判するような言葉はない。
医師と患者が率直に話し合いできる医療を望むという。

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紙の本

肌にハトムギ、便秘のツボなど、知りたいけど良くわかってなかった漢方のこと。イラスト入りで読みやすい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

興味はあっても漢字いっぱいの漢方の名前はちょっと…正直いってとっつきにくいもの。でも隣に症状や体質をあらわす言葉がたくさん添えられていると、ぱっと目に入っただけで自分に必要な情報があるかどうか判断できる。読み易いのはこのせいだろう。
もうひとつの読み易さは、楽しく読めることにもある。添えられているイラストの女性たち。内容にそって肌あれしていたり、エネルギッシュだったり、太っていたりする。なかでも風呂で体をあらう順番は、リンパ液の流れる方向へというだけでは覚える気にもならないけれど、おかげで本を風呂場へ持ち込まずにすんだ。印象に残るので後から気になった項目をひきなおす時にも役立ってくれた。
文章の方も具体例をあげつつ正しい知識を説明してある。レモンティーが体を温め疲れや頭痛をやわらげてくれる、それに比べると珈琲は体を冷やす。じゃあ、飲むべからずなのかというとそうではない。食後に飲めばよいという書き方がしてあるのだ。
また、病名から探すこともできるし、乳ガンの自己診断方法といった今日からでも使える情報がありがたい。

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紙の本

紙の本園芸家12カ月 改版

2003/11/14 20:19

ユーモラスな表紙の雰囲気そのまま

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

妙なタイトルだな〜と思って手にとると、表紙にいる人物の姿に苦笑。
背中をまるめて土のうえにしゃがみこんでいる。無心に土いじりをしているぞ。
園芸にそれほど興味がなくても園芸家の12か月とはどんなものか興味がわいてくる。
庭木がズボンや靴下をかぶっている絵はなんとも不思議。
これは1月の園芸家のページにある絵だ。
天候に左右され、心も乱れる様子が語られている。「頭をかきむしって気をもむ」「胸もつぶれる思い」とあり、「天候に一ぱいくわせて、変わらせる手はいろいろある」などなど。
もちろん土づくりには熱心。
そして庭をながめる余裕さえないほど園芸家は忙しいのだ。1月からはじまって順に12月までくると、やっとのんびりするのだろうか。いや、園芸カタログの存在がそうさせはしない。

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