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- キミのこと、もっと聞かせて
- #3 リオナ @青山通り
本誌『honto+』で連載中の「加瀬健太郎の キミのこと聞かせて」。その番外編を、ウェブ限定配信!ミレニアル世代の彼・彼女のライフスタイル、学校や仕事のこと、そして本や読書についてなど、気になるアレコレに迫ります。
今回取材した『キミ』:リオナ
東京都出身。モデル(アマゾーヌ)。高校生の頃にサロンモデルとしての活動していたことをきっかけに、モデルの道へ。ウェブや雑誌などで幅広く活躍するかたわら、アパレルブランドの企画・デザイン、またADなどにも携わる。インスタアカウント:@riona__n
ファッションに興味を持ったのは、小学4年生のとき。
──いまの仕事について教えてください。
モデルの仕事に加えて、メンズブランドの企画として、洋服づくりに携わっていたり、別のレディースブランドではADとしてルックのビジュアルをつくっていたりします。
──以前から、モデルの仕事をしたかったのですか?
もともとやりたかったわけではないんです。最初は高校生の頃にサロンモデルをしていて、その写真をインスタグラムにアップしていたんです。そうしたら、スタイリストさんやヘアメイクさんの目に止まって。そのあと『GINZA』の誌面に載ったのが大きなきっかけになって、そこから雑誌の仕事なんかも増えていきました。ずっとフリーランスでやってきたんですが、この夏にようやく事務所に所属することになりました。
──そもそも、ファッションに興味を持つことになったきっかけは?
小学4年生のときです。すごく仲の良かった女の子が、ある日急におしゃれになっていて……! どうしたのって聞いたら、どうやらママにいろんな洋服を着せられていたようなんですが、すごくおしゃれだなって羨ましかった。それがはじまりでした。
──今後の目標について、教えてください。
いまはモデル業や服づくりなどをしていますが、いずれは服づくり一本で突き詰めていくような気がしています。でも、ゆっくり時間をかけてやっていくものだと思っているので、焦らず進んでいきたいですね。
読書も好きですが、文章を書くことにも興味があるんです。
──普段、どんな本を読みますか?
女性作家さんの小説を読むことが多いかもしれません。西加奈子さん、よしもとばななさん、原田マハさんとか。好きなのは、フィクションなんだけど、日常的で地に足がついた物語が描かれているもの。あとは、仕事の関係で、アート系の本を資料として手に取ることも多いです。
──これまでで一番影響を受けた本は?
西加奈子さんの『i』です。私は、お父さんがイラン人でお母さんが日本人のハーフなので、主人公の出自と重ねて読んでいました。
──書店には、どんなときに足を運びますか?
空き時間に行くことが多いですが、大きめの書店から町の小さな書店まで、わりと1日に何軒も回ったりします。高校生の頃から、2日に1回は、学校帰りに近くの本屋を巡っていました。
リオナおすすめの3冊
──最近読んだおすすめの本について教えてください。
窪美澄さんの『トリニティ』です。出版社で出会う3人の女性についてのお話なんですが、女性が仕事を頑張っていたり、もがいたりする様子に勇気をもらっていました。実は私自身も文章を書くことに興味があるので、なおさらのめり込みました。
──リオナさんの書く文章、読んでみたいです。
インスタグラムにも読んでいる本を載せることが多いので、フォロワーのみなさんからも「何か書かないんですか?」って言われることがあります。服づくりもそうで、自分のつくったモノを世の中に出すことにまだまだ恐怖を感じる部分もあるのですが、書くことについては、この夏のうちにちょっと突き詰めてみたいなと考えてもいるんです。
PHOTO GALLERY ~オフショット~
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撮影/加瀬健太郎
文/髙阪正洋

加瀬健太郎・写真家
1974年、大阪生まれ。現在は東京を拠点に、雑誌、書籍など広く活動中。著書に『お父さん、だいじょうぶ?日記』、『スンギ少年のダイエット日記』(ともにリトルモア)、『イギリス 元気にジャンプ!ブルーベル』(偕成社)、『撮らなくてもよかったのに写真』(テルメブックス)など。
本や書店の魅力を発信するhontoのオフィシャルマガジンです。
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