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連続インタビュー<クリエイターズ・ファイル>

Creative Works Interview16 トータル・脳ガズム・トレーナー/2015、2016年 無差別性活アンバサダー
パール川辺(51歳)

各界のトップクリエイターに、仕事へ注ぐ情熱を聞くインタビューシリーズ。日本の「性」を変革しようとする人物の姿を追う。

撮影:浅田政志

WORKS

―本日はよろしくお願いします。
 トータル・脳ガズム・アドバイザーのパール川辺と申します。
―脳ガズム・アドバイザーとは、どのような活動をなさっているのでしょうか。 
 はい。わかりやすく言いますと、この世のすべてのオーガズム、快楽に対して、できるかぎりのアドバイスをするのがメインです。その他にも、2015年、2016年と無差別性活アンバサダーにも任命されました。
―イメージで申し訳ございませんが、オーガズムと聞くと、性的なことを想像してしまいますが……。
 もちろんそれは当然のことです。性の表現として、オーガズムという言葉があるのは間違いありません。そして、オーガズムを恥ずかしいこと、セックスというものが恥ずかしいこと、そういう時代になった今、そこを変えていくのが私の役目だと思っています。まず、根本的な勘違いをしている人が多いのです。セックスというと、互いに服を脱がせておこなうというものが当たり前だ、そう勘違いしている人が7割以上です。これは本当に悲しい結果です。そうではないんです。セックス、オーガズムは恥ずかしいことではない。オーガズムは誰の生活にも寄り添っているもの。人とコミュニケーションをとりたいと思った段階で、もうそれはオーガズムのはじまりなのです。気持ちでセックスははじまっているのです。

「思いが通じ合えば、脳も濡れるはずなのです」

LIFE HISTORY

―それは、どういうことでしょう?
 要は、イマジネーションでセックスすることが大事なのです。私が提唱している脳ガズムという言葉があります。それは脳と脳を使って男性と女性が交わり、オーガズムを得るということです。体と体のセックスというのは、ほんの一例なのです。女性に対して男性が脳を少しずつ近づけていきます。もちろん体は一切さわりません。服も脱ぎません。そして、前頭葉で前頭葉を愛撫する。必ず、互いに相手を思うことが大前提です。そこで思いが通じ合えば、脳も濡れるはずなのです。まず、性感帯は下半身だというルールは誰が決めたのでしょうか。たまたま誰かが下半身に照準を合わせただけの話。人間どこにでもオーガズムポイントがついている。服を脱がすオーガズムはもう一昔前のお話なのです。たまたま下半身が人気なだけ。下に行列ができただけ。見方を変えれば、上にだって行列はできるはずです。
―なるほど。それが脳ガズムというものなのですね。

↑オーガズムに入った瞬間のモニター男性

HIS METHOD

―他にも、トータルオーガズムにはたくさんのメソッドがあるそうですね。
 はい。DVDでも紹介していますが、ベッドの上に薄い壁を置き、あえて男女を仕切る「パーテーション・オーガズム」。これは、パーテーションで仕切ることによって男女が壁を乗り越え、その先に、オーガズムが発生します。壁の向こうのパートナーの思い、熱、すべてが愛おしくなるはずです。
 他にも、「スケッチ・オーガズム」。これは、お互いの裸について質問し、どんな裸体や下着かを想像し、スケッチをします。要は、想像でオーガズムを高めるのです。これはすごいです。さらには、「チューイング・オーガズム」という相手の衣服を噛みちぎり、噛む力で相手を裸にするという野生に戻ったような快感を得るオーガズムもあります。

↑「パーテーション・オーガズム」は、仕切られることによってオーガズムを発生させる

他には、上級編ですが、「ウインド・オーガズム」は、息で風を起こし、オーガズムを生み出します。離れているときは、オーガズムを風に乗せてしまえばいいのです。対岸にいる女性に対して、風でオーガズムを届けたり、台風のときには、海外にいるパートナーとのセックスも可能です。
 応用ですが、海の潮の流れにオーガズムを放ち、魚やプランクトンなどと一緒にオーガズムが大海を旅して北上し、初夏には脂ののったオーガズムが還ってくる「戻りオーガズム」というのは大技です。その海に女性を浸してあげれば、一秒で味わったことのないオーガズムに達するはずです。

↑相手の衣服を噛みちぎり、野生に戻ったような快感を得るチューイング・オーガズム

―脳ガズムを広める道に入ったきっかけは?
 はい。私は41歳で初めてセックスをしました。そこで本当に心の底から気持ちよさを知ってしまったのです。以来、毎日オーガズムを求めるようになりました。しかし、いつの日か、体を交わらせないと快感は得られないのかという疑問を抱くようになりました。遠距離恋愛の人だっている。毎日会えない人もいる。そこで、私は自分を鍛えるため、山に籠もりました。通称「セックスマウンテン」とも呼ばれる山へたった一人で。周りに人間なんていない。愛する人ははるか遠くにいる。じゃあどうするか。実際に触れなくたって、脳みそでつながればいい。ここに、私のトータルオーガズムの基本的な考え、「脳ガズム」が生まれたのです。考えただけで私はもう達していました。

↑自らオーガズムに入り、指導をするひとコマ

―オーガズムとは身体で感じるものかと思っていましたが。
 それは間違っています。頭でやるセックスこそがエクスタシーに達するものなのです。世界中の人間がそうできたら、もっといい星になると思うのです。
 知っていますか? 地球上の生きもので、いちばんセックスが下手なのは人間なのです。地球に住んでいながら、セックスがダメだなんて情けない。地球自体がいつもセックスをしている星なのです。いま、梅雨の時期でしょう? これってじつは、地球がオーガズムを感じている証拠。地球だってずっと我慢はしていられないのです。発散して濡れる時期は必要なのです。

↑DVDはシリーズで17作目

―なるほど。このあとはDVD撮影があるとか。
 はい。私はインターネットで「パール川辺チャンネル」を開設しております。インターネット番組で月に1回、放送していまして、登録者が先月もう700人を超えました。月額1万2千円です。DVDもシリーズで17本出しています。ぜひご覧になってください。
―今日はありがとうございました。

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