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連続インタビュー<クリエイターズ・ファイル>

Creative Works Interview32ハイパーFM&ラジオパーソナリティ
宗像 “ issiy ” 裕司(50)

各界トップクリエイターの姿を追いかけるシリーズ。今回は、ラジオの世界でリスナーから抜群の信頼を得て、ダントツの“数字”を持つ大御所ラジオパーソナリティの日々に密着した。

撮影=高橋宗正

ON AIR 01

――ラジオスタジオ「avocado sound studio」で、25年続く長寿番組「宗像“イッシー”裕司のトーク・マイスターSATURDAY!」の生放送が行われている。
イッシー「さあ、はじまりました、今日もステキなゲストに来ていただきました。ていうか、事務所、本当にうちの番組でOKだったのかな? よく来てくれるもんだよね、ほんとに。はい、R&Bシンガーの岡本Rukia ちゃんです!」
Rukia「よろしくお願いします」
イッシー「出たんですよね、新しいアルバム。聴かせていただきました。あのね、正直にいうね、こういうのってさ、オレもきちんと聴くんだけど、だいたい2、3曲でもういいでしょ、てなるの。今回オレ聴いちゃったね。3周ループですよ」
Rukia「え!? イッシーさん、それ本当ですか?」
イッシー「いや、ほんとほんと。ね? ハッシー」
橋本D (うなずく)
Rukia「本当にうれしいです」
イッシー「アルバムタイトルの『V.S. 〜versus 〜』、これってどういう意味を込めたの? 同じまわりの歌手にケンカ売ってるんでしょ?(笑)」
Rukia「わけない、わけない(笑)。自分との闘いに挑む、という意味でのバーサスです」
イッシー「なるほど、自分が敵ってことかな。かっこいいよね。ところで、最近は男性経験というか、SEXのほうはどうなの? 口元も色っぽいもんね」
Rukia「え……。いや、イッシーさん、おかしい、おかしい(ふきだす)」
イッシー「じゃあもっと食い込んじゃうよ。率直に聞きます、初体験はいつ、どこで?」
Rukia「いやいや、生放送でどんな流れなんですか。そんな話したことないし。さすがにそれは無理です(笑)。一応、私、歌手なので。無理です、無理です」
イッシー「…………」
Rukia「あれ、イッシーさん? どうしたんですか?」
イッシー「………………」
Rukia「ん……? え、なになに? わからないです、なんで黙っちゃうんですか? 放送事故になっちゃいますから」
イッシー「………………………………」
Rukia「ディレクターさん? ハッシーさん?」
橋本D「………………(目をそらす)」 
Rukia「…………。17歳で……カラオケボックスです……」
(番組ジングル♪)
イッシー「はいっ、いただきましたー! さすが! ミュージシャンらしい場所で安心したよ」
Rukia「もうやだー! 放送事故になるかと思っちゃって、ついしゃべっちゃった」
イッシー「ごめんねー(笑)。うちのリスナーね、これ待ちに待ってんの。ほら、メールもバンバン来てるから。ありがとう。また来週!」

↑「トーク・マイスター」は地域住民30人に5人が聴いているというお化け番組だ

↑リスナーならご存じ、ハッシーこと橋本D。大嫌いな豆腐をよく番組内で食べさせられている(笑)

↑硬派で有名な俳優・鬼政義男さんもイッシーの手にかかると……

ON AIR 02

――どんな役者でもどんなミュージシャンでも、つい他では絶対に言うはずのない本音をしゃべってしまう、それがDJイッシーのマジックだ。彼は現に幅広い有名人からご指名が来るほどの人気ぶりだ。もちろん、リスナーからの支持はずば抜けている。昨年、雑誌やマスコミが調査したランキングでは、数多くの部門で1位を獲得している。〈毎週聴いているFMラジオ1位〉〈声が聴きたくなるDJ1位〉〈ミュージシャンが選ぶCDの宣伝で絡みたいDJ1位〉〈受験生に聞いた勉強が手につかないほどおもしろいFM1位〉〈有名人に聞いたいつの間にか本音で話してしまっているラジオ1位〉〈車の中で聴いているラジオ番組1位〉〈東京オリンピック選手村で流したいFM1位〉これはイッシーにしかできない偉業だといえるだろう。
――長年コンビを組むハッシーこと橋本ディレクターにお聞きします。イッシーさんのスゴいところは?
橋本D やっぱりタレント性は持ってますね。健康FM『ハツラツ! 宗像・クリニック』は80歳代のリスナーもいるし、邦楽専門の『ゴーゴーカウントダウンHOT800』は流行りのシングルを800位から紹介するのが10代に受けている。とにかくファンが幅広いし、ああ見えて超勉強熱心なんですよね(笑)。特に感心するのが、彼のライフワークでもあります“ポケット・サテライト・スタジオ”です。彼はとにかく、しゃべることが好き。四六時中しゃべっていたい人間なんです。なので、番組放送時間帯以外もあちこちで、もちろん外であったり、道端であったり、どこでも簡易式のサテライトスタジオを組んでしゃべりまくっているんです。

↑急遽、“ポケット・サテライト・スタジオ”で収録するイッシーと朝ドラ女優の今日子さん

↑Rukiaさんは“ポケット・サテライト・スタジオ”の常連でもある

↑放送はされていないが、どこからともなくファンが集まってくる

ON AIR 03

――“ポケット・サテライト・スタジオ”について、イッシーさんにお話を伺ってみた。これはどこの局で放送されているのですか?
イッシー いや、していないです。放送されるかどうかというのは、オレにはあまり重要じゃなくてね。やっぱり欲だからさ。放送欲っていうのがあるの、オレには。うん、欲が強いの。とはいっても食欲・性欲・睡眠欲の三大欲求じゃないのよ。放送欲だけが突出してる。しゃべりたい! と思ったらもう我慢できないからすぐに出しちゃう。
――なるほど。イッシーさんの手にかかると誰もが口を開くと言われています。その秘訣は?
イッシー 相手を緊張させないことが一番かな。わざと隙をつくっておくんだよ。まずは自分がアホなエピソードをさらしたりしてね。そうしたら、相手も心を開いてくれるものだよ。
――こんな場所から“ポケット・サテライト・スタジオ”をやってみたい、という夢はありますか。
イッシー トイレかな。自分の家で用を足しながらだったら、リラックスできていいね。あとは自分の棺かな。棺の中にサテライトスタジオを入れて、自分で実況しながら、荼毘にふされたいよね。オレにとっては人生すべてがラジオだし、街を行く人すべてが出演者なんだよ。
――そうですか。ありがとうございました。

↑放送はされていないが、たまたま通りかかった子どもたちもゲストにしてしまうという

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