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連続インタビュー<クリエイターズ・ファイル>

Creative Works Interview 50 フランスが誇るスタイルの神
パリコレNo.1モデル

アルセーヌ・ダルタニアン(28)

希代のクリエイターを紹介するシリーズ取材班は今回、フランスへ飛んだ。
ファッション界を席巻するスーパーモデルを追って、パリコレの現場に潜入!

撮影=井上佐由紀

Stage 1

「近年の各国のファッションモデルたちは服に負けています。それも完敗です。ところが、ダルタニアンの登場ですべてが変わりました。いや変えられた。本当に久しぶりに、服に圧勝できるモデルが現れたと言えるでしょう」

 と語るのは、世界のファッショントレンドを発信し続けている老舗モード雑誌『avant(アヴァン)』のルノア編集長である。「愛のある辛口」で鳴らす彼女が、ここまで手放しで一人のモデルを絶賛したことがかつてあったであろうか……。

 4月末日、パリ北部の町ルセル、パリコレの姉妹イベントともいわれるセーヌおしゃれコレクション。ルノア編集長の視線の先、ショーの舞台を颯爽と歩く、この男こそ、アルセーヌ・ダルタニアンだ。

 強烈な存在感。他とは比べものにならないオーラ。そして、何と言っても、全世界の一流モデルが憧れるスタイルだ。すらりと伸びた脚、細くて長い腕、シャープな首。引き締まったウエスト。人を惹きつける小顔。どこを取ってもナンバーワンモデルといえるはずだ。地元フランスでの圧倒的な支持。たしかに取材班の目から見ても、今年のコレクションは「彼のものだった」と断言できる。ルノア編集長が続けてくれた。

「あの人間離れしたスタイルは、若手モデルたちの間でもなりたい体ナンバーワンなの。くわえて表現力もすばらしい。彼こそ最もパリを理解しているモデルだと思うわ」

厚い胸板と極限まで絞ったウエスト。ヨーロッパ全土に熱狂的な女性ファンが存在するという。女優ペルマンド・ニップと4度目の結婚をしたばかりだ

 さらに、ダルタニアンの快進撃は止まらない。ファッション界最高峰のブランド「YOKO FUCHIGAMI」のステージも担うのだ。デザイナーのYOKO FUCHIGAMI氏は今回のコレクションで、ダルタニアンを含む「パリコレ・ビッグ4」モデルを大胆にも全員起用したのだ。その中でもダルタニアンは、頭ひとつ抜けていたと話題になった。

 ともにステージに立った「パリコレ・ビッグ4」の一人、パッソ・ライコム氏がコメントをくれた。

「ダルは真のオリジナルだね。悔しいけれど、正直言って僕らも、彼の人間離れしたスタイルには夢中なんだよ。いくら体を鍛えてもなぜか追いつけないんだ」

本来、モデルはスタイルを売るビジネス。ダルタニアンのように圧倒的なスタイルだけで勝負し、服に完勝できるモデルは、世界で10人も居ないと語る『avant』編集長ルノア氏

パリコレ四天王。左からパッソ、ダルタニアン、ニコラム、マーベリック

Stage 2

 ショーの幕が下りた直後のバックステージで、まだ高揚した表情を残すダルタニアン本人を直撃した。

──今日のショーでも、人間離れしたスタイルとパフォーマンスはずば抜けていました。なぜその体型を得ることができたの? どうやって維持しているんだい?

「体型については、自分でもよくわからないよ……。僕は生まれながらにして恵まれた素質を持っていたわけじゃない。追いつけない分、皆と違う努力をしているんだ。

 だからある意味、努力の賜物なのかもしれないね。そして、僕がスタイルを維持するには、皆の助けがぜひとも必要なこともたしかだ。自分一人じゃ絶対に無理なんだ。準備にだって時間かかるし、手が足りないし」

Seine Fashion Contest 2019。セーヌおしゃれコレクションでも観客はダルタニアンに釘付けとなり、計7回ものカーテンコールが起こった

──日本にはいま、あなたの体型に憧れるファンがたくさんいます。あなたのライフスタイルを教えてくれませんか?

「ああ、もちろん。けど、普通さ。性格だって意外と気さくだねって言われるんだ。好きな色は黒かな。絶対に黒だよ。この世に黒という色がなかったら、いまの僕の成功はなかっただろうね。だけど、自分が身につけるもので黒は好まないかな。あくまで自分の周りが黒って状況が好きなのかもね。

 あと、僕は大食漢だよ。焼肉にも行くし、締めのラーメンもスープまで飲むし、寝る前に赤福だって食べるし。でもなぜかスタイルは維持できてるんだよ。本音をいうと、モデルという枠でくくられたくないんだ。ふだんはモデルとは関係ない営業の仕事だってしているからね。不動産、鍋ダイニング、貿易など、そっちの仕事の方がモデルより多いかな(笑)。なので、ストレスたまりそうでしょ(笑)。正直、モデルだからって痩せろ痩せろと言われても困るのさ。無理だよ、痩せるのなんて。とにかく、周りには感謝だね。メルシー」

──ありがとうございました。

辛口ファッション誌『avant』の創刊300号記念の表紙を飾る。10年前の200号は、クリグリスが飾ったことでも有名だ

僕にとって大切なのは2つだけ。サポートしてくれる2人の仲間とフレンチローストのコーヒー。あとはいらない。(自伝『意外とバレない?』より)

撮影協力:アンティークギャラリー・マジョレル

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