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連続インタビュー<クリエイターズ・ファイル>

Creative Works Interview 53 アーティスティック・グラビア写真家
我孫子進平(57)

気鋭のクリエイターを紹介する当シリーズが今回取り上げるのは、
これまで、4000人の女性グラビア写真を撮影し、
ナチュラルな魅力を引き出してきたことで知られるグラビアカメラマン・我孫子進平。
最近では、大女優・折尾なるみの写真集「バルカン」が記憶に新しいところだ。
そんな巨匠・我孫子が次にファインダーを向けたのは、
2019芝田化成キャンペーンガールの要さえこだ。取材班は撮影現場に潜入した。

撮影:藤原江理奈

Shooting 1

フレームの外側を狙え!

──撮影、お疲れ様でした。我孫子さんといえば、グラビア写真。グラビア写真といえば、我孫子さんといわれるほど、業界では巨匠でいらっしゃいますが、人気の秘密はなんだと思われますか?

「知らない、知らない。そんなのまったくわからないですよ。僕は毎回楽しんでやっているだけですよ。最近特にそうなんだけど、巨匠って書かれるんだよね。嫌だなあって思うんだけど、気づいたらそんな歳になっちゃってた(笑)」

──近年あらためて、我孫子さんの写真は異常なほど女性が美しく見えると再評価されています。ご自身ではどうお考えですか?

「知らない、知らない。再評価もなにも、僕としてはシンプルに美しいものを、美しいまま世に出す作業をしてるだけの感覚なんですよね。みんなに見てもらいたい。共有したい。写真ってそれにつきますよ。これは基本中の基本。僕だけがやっていることじゃないと思うんですけどね」

──今回、私たちが一番驚いたことは、撮影の途中で我孫子さんが現場からいなくなってしまったことでした。

「そりゃ驚くよね(笑)。これには訳があって、さっきも言いましたが、僕はポジション的にも巨匠ってなっちゃうわけ。仕事の中身は置いといて(笑)。要は、僕に撮られる女性は、緊張しちゃうんですよ。結果的に、ナチュラルな表情が撮れない。だから、僕は現場を離れ、遠くから電話でアシスタントに細かい指示を出し、撮影させているんです」

──遠くから電話で指示を出す撮影手法は、業界では「我孫子ダイヤル」と呼ばれているそうですね。

「知らない、知らない。また誰かが勝手に言ってることでしょ(笑)」

我孫子進平が考案した撮影方法「我孫子ダイヤル」
アシスタントの持つ携帯電話から聞こえる我孫子の声。現場に姿を現さないため、モデルを緊張させずに撮影に挑める

我孫子進平が考案した撮影方法「我孫子ポール」

我孫子進平が考案した撮影方法「我孫子トンネル」
トンネルを抜けるとそこは……雪国の何倍も嬉しいはずだ

──噂で聞いた話ですが、モデルの女性と一夜を共にして撮影に挑むなんてことはあるのですか?

「僕はそういうことはしない。そこと写真がつながるとは思わない。僕が実際に今まで撮影のために一夜を共にしたのは、3人しかいませんね」

──なるほど。

他にも、孝子、MINA、エスペランザ、平田ムランルーザ、挿子、など多数のグラビア写真を撮影している

Shooting 2

──今回撮影された要さえこさんは、こんなに己をさらけ出してしまったのは初だとおっしゃっていました。

「知らない、知らない。僕ね、本当に照れ屋なんです。けど、自然体って、なんなんだろうって、思いますね。本当にナチュラルがいいのなら、レンズを通す必要だってないわけですよ。僕らカメラマンが関与してる時点で、自然体でいるなんてことは不可能です。本当の姿って、防犯カメラだったり、タクシーのドライブレコーダーに映る姿、そのくらいしかないと思うんですよ。本気で、ナチュラルな写真が欲しいのならば、そのデータをいただいちゃえばって話になっちゃいますよね。……って思わない?」

──なるほど。そう思います。目を疑ってしまったのですが、要さえこさんのヘアメイクや所属事務所の社長、さらには通行人まで水着にして撮影なさったのには、どういった狙いがあったのですか?

「モデルさんを綺麗にしてるのって、ヘアメイクさん、モデルさんを支えているのは事務所の社長、偶然居合わせた通行人の中年男性。すべて同じ空間にいた者はフレーム内に入るべきなんです。それは偶然なんかじゃない。僕は必然だと思うんです。フレームの外側が一番大事だと思っています」

数分前までは事務所の社長であり歩行者だった人間がこの笑顔になってしまうのが本当に不思議だ

──まさにそれが有名な「我孫子アラウンド」ってことですね。

「知らない、知らない」

──本日はありがとうございました。

左から、ヘアメイクのMIKIさん、散歩中の岡嶋さん、社長の尾崎さん、要さん。1つの家族の様に見えてしまう

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