書店 通販 電子書籍のハイブリッド総合書店 honto official magazine『hotno+plus』 ホントプラスweb版

いっしょに書店、歩きませんか?

vol.17コラムニスト ブルボン小林

長らく漫画を語り、評し続けてきた成果を『ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論』にまとめたコラムニスト・ブルボン小林さんと、書店廻りへ! 丸善&ジュンク堂書店渋谷店で時間を過ごしていただきました。

プロフィール
ブルボン小林(ぶるぼん・こばやし)

1972年生まれ。コラムニスト。2000年「めるまがWebつくろー」の「ブルボン小林の末端通信」でデビュー。著書に『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(太田出版)、『マンガホニャララ』(文春文庫)など。小説家・長嶋有としても活動。

漫画という表現そのものが好き。ジャンルや絵柄による好き嫌いはないんです。

 2018年に上梓された『ザ・マンガホニャララ 21世紀の漫画論』(クラーケン)は、どのページからも漫画というジャンル全体を愛する気概が、ひしひしと伝わってきます。

 ブルボン小林さんと巡るからには、やはりまずは漫画の棚へと向かいます。漫画評を手がけるコラムニストというお仕事柄、日頃から膨大な漫画をチェックし続けているのでしょうね?

「そうですね。なので、まったく事前情報なしで書店と出逢う漫画というのは実際のところ少ない。ただ、書店に足を運んで棚を覗くのは大好きですよ。

 たくさん並んでいる本の中からどうやって面白い漫画を探すかといえば……。表紙の絵が気になるとか、巻かれた帯に書いてある文言やタイトルにピンときたりとか、皆さんと同じ探し方ですよ。

 あ、どんなタイトルが目に留まるかについては、以前に刊行した拙著『増補版・ぐっとくる題名』(中公文庫)に詳しいのでぜひどうぞ(笑)」

 漫画は絵柄が重要になりそうだけれど、お好みの絵柄はどんなもの?

「そういう好き嫌いはないんです。スポーツものとか恋愛ものといったジャンル的な偏りもなし。漫画が漫画としての表現を十全にしているなと感じられる、そういう作品だったらいいと思うだけです」

 漫画という存在自体が好きだ、ということになるのでしょうか。「そうですね。でも漫画を語るときには、網羅的にバランスよく取り上げようということは考えてません。自分の持っている漫画への『熱』を前面に出して語っていくしかないなと思ってやっています。まあこれは、あらゆるジャンルの批評でも実は同じだと思うんだけど」

 まだ手元になかった藤子不二雄Ⓐ『わが名はXくん』(講談社)を買い求めることにしてカゴへ入れ、スポーツ本のコーナーに移動しました。いわゆるコミックにかぎらず、漫画はいろんなジャンルに浸透しており、それらも重要な漫画作品とみなすというのがブルボン小林さんの考え。あちらこちらの棚に点在する漫画を探そうというのです。

「かわさき健・作、古沢優・画の『ゴルフは考え方が9割』と『「ゴルフはメンタル!」それ、本当?』(ともにゴルフダイジェスト社)を買います。ゴルフはまったくやらないんだけど、どちらも漫画でゴルフの上達法をわかりやすく伝えようとしている。ていうか、もともとこの著者コンビによる『オーイ! とんぼ』という漫画が大好きなんですよ」

 雑誌コーナーで、気になっていた門倉紫麻『2.5次元のトップランナーたち:松田誠、茅野イサム、和田俊輔、佐藤流司』(集英社)も入手してから、文芸棚へ。ブルボン小林さんの「もうひとつの顔」、長嶋有としての新刊『私に付け足されるもの』(徳間書店)をチェックしてから、他の作家の作品も選びます。1月に芥川賞を受賞した町屋良平の過去作『青が破れる』(河出書房新社)、何度目かの充実期を迎えて刊行ラッシュの町田康『湖畔の愛』(新潮社)をカゴへ入れます。さらには、

「たまに時間が空いたとき、推理小説を適当に買います。裏表紙に書いてあるあらすじを読んで決めてみますか。ワクワクする殺人ものはあるかな」

 しばしあれこれ手にとって、カーター・ディクソン『黒死荘の殺人』(創元推理文庫)を選びました。きょう買い求めた本が、ブルボン小林/長嶋有のフィルターを通って、新たなコラムや小説になっていくのを楽しみに待ちたい気分です。

ブルボン小林さんがお買い求めになった本

ブルボン小林さんと巡った書店

MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店

JR・京王・東急・東京メトロ 渋谷駅 徒歩7~10分
〒150-8019
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急百貨店本店7階
営業時間
10:00~21:00

MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店は、丸善書店とジュンク堂書店がダブルネームで出店した第1号のお店です。 東急百貨店本店の7階ワンフロアの店舗は、書籍と文具を揃えた日本有数の在庫量を誇っております。また2012年3月からは、NHKのDVDやキャラクター・グッズを取り揃えたNHKスクエアが店舗内に出店いたしました。 他の書店にはない充実した品揃えで、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
店舗情報詳細

honto+(ホントプラス)トップページへ

honto+とは

毎月第1木曜日に発行しているhontoのオフィシャルマガジンです。

ハイブリッド型書店サービスhontoの便利な利用方法や、honto提携書店である丸善、ジュンク堂書店、文教堂の書店員がオススメする書籍の紹介、阿部和重、伊藤比呂美など人気作家のコラムなど、書き下ろし作品を多数収録しています。

紙版はhontoポイントサービス実施店舗で配布、電子版はhonto電子書籍ストアで配信しています。

中川翔子のポップカルチャーラボ

  • 中川翔子のポップカルチャーラボ

スマホ壁紙プレゼント

クリエイターズ・ファイル祭

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。