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日本の未来はどうなる?現代の女性や子どもを取り巻く貧困問題がわかる本
長期の経済不況や政策の転換により、日本国内での貧困問題が深刻化しています。日本の将来を担う子どもたち、そしてその子どもを育てる女性たちが置かれている困難な状況は、どのようにして改善されていくのでしょうか?そこで、若い女性や子どもを取り巻く貧困問題を、深く理解することができるようになる本を紹介します。
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下層化する女性たち 労働と家庭からの排除と貧困
小杉 礼子(編著) , 宮本 みち子(編著)
親の収入や夫の収入の違いにより、大きく影響を受ける女性たちの生活。若い女性の貧困が子どもの貧困を生みだすという事実など、セーフティネットである「家庭」が貧困を生みだしている実態に迫った本です。「家庭」というシステムがもとになっている社会が、いかに脆弱なのかが理解できるようになります。
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現代の子どもたちの6人に1人が貧困である、という現状に迫ったルポタージュです。貧困によって健全な親子関係や友人関係が築けない子どもたちの生活。その子どもたちを支えるソーシャルワーカーたちの健闘を、垣間見ることができます。子どもの貧困問題、そして、「ソーシャルワーカー」という職業に興味のある方にオススメの一冊です。
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失職女子。 私がリストラされてから、生活保護を受給するまで
大和 彩(著)
無職になってしまった著者が、「生活保護」を受けるようになるまでの体験談です。彼女が失職するまでの過程、役所の生活支援課やハローワークでの温かい対応、そして失職者を支援する制度の数々などが詳しく書かれています。万が一、失業をしてしまってもまだ道はある、とポジティブになれる一冊です。
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「生活保護」と「子どもの貧困」という、近年、議論の対象になっている二つの話題に焦点を当てた一冊です。社会保障はコストではなく投資であると述べる著者が、生活保護を「適正化モデル」と「人権モデル」という異なるモデルから考察を進めていきます。生活保護や子どもを守るための法律について、知識を深めたい方にオススメです。
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