ブックキュレーターhonto編集員
あの戦争について忘れないために、手に取り読んでおきたい本
終戦からすでに70年以上が経ち、当時のことを知る人もどんどん少なくなっていますが、多くの人が犠牲になったという事実は消えません。後世に残された私たちにできるのは、あの戦争のことを忘れないでいることではないでしょうか。そのためにも戦争について書かれた本を、手に取り読んでみてください。
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流れる星は生きている 改版
藤原 てい(著)
作家・新田次郎の妻である藤原ていによるノンフィクション。終戦直後、混乱を極めた満州から日本に帰るため、著者は幼い子どもの手を引いて歩き続けました。その様子が克明に綴られています。同じ日本人ですら信用できず食料も満足にない状況で、母親として立派に子どもたちを守り抜いた姿に、頭が下がる思いがします。
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日本から遠く離れたビルマで終戦を迎え、現地で犠牲になった人たちの魂を弔うため、ビルマに残ることを決めたある日本兵について書かれた児童文学です。戦後、生き残った多くの元兵士が罪悪感に苦しんだといいます。「自分だけ生き残ってしまった」という苦しみを一生抱えて生きなければいけない、そのつらさが読む手の胸に迫る一冊です。
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