ブックキュレーターhonto編集員
悲しみから立ち直るために。ペットを失ったときに手に取りたい本
犬や猫などのペットと一緒に生活することによって癒しを得たり、ペットの世話が生きがいとなっている方もいるでしょう。もちろん、ペットも命あるものです。その命と寄り添い家族として生活していくうちに、亡くなってしまうこともあります。そんなときに、その悲しみを和らげてくれ、悲しみから立ち直るきっかけになる本を紹介します。
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虹の橋
葉 祥明(絵・訳)
いつか、天国に行く手前の虹の橋で愛犬と再会できる、という作者不詳の詩をもとにした絵本です。先に逝ったペットは虹のふもとで、友達と一緒に遊んで待っていると思いましょう。そうすれば愛するペットとの別れは、永遠のものではないと考えられるようになれるかもしれません。
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チロ愛死
荒木 経惟(著)
写真家・アラーキーの愛猫のチロを写した写真集です。1990年に刊行された『愛しのチロ』から約20年が経ち、老い、弱っていくチロの様子をアラーキーは写真に収めていきます。そして日常と非日常、生を切り取った写真との対比がいっそう涙を誘います。写真からあふれるチロへの愛に、ペットを失った方は涙なしに見ることはできないでしょう。
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三谷幸喜のありふれた生活 12 とび
三谷 幸喜(著)
脚本家・三谷幸喜の日常を綴ったエッセイシリーズの第12弾です。前妻との離婚後、一緒に飼っていたラブラドルレトリバーの「とび」との生活が始まりました。そして本書では、その愛犬との最後の日々が描かれています。とても悲しい場面なのに、どこかユーモラスな描写が余計に泣けるエッセイです。
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犬に名前をつける日
山田 あかね(著)
同名タイトルの映画の原作本です。映像作家である著者が愛犬のゴールデンレトリーバーを亡くした後、動物福祉に興味をもったことから海外のボランティアに参加した話や、国内の現状について書かれています。動物愛護センターでは名前のない保護犬を1匹でも多く救おうと、懸命に活動している人たちがいることをぜひ知っておいてください。
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