ブックキュレーターhonto編集員
今すぐ実家に電話しよう!思わずそんな風に思い、母親孝行をしたくなる本
お母さんに、きちんと感謝の気持ちを伝えていますか?親は確実に年を取り、いつ病床に伏せってしまうとも、あっけなく先立ってしまうとも、限りません。そうなってから後悔しても、もはや手遅れなのです。多忙な日々にふと母の存在を思い出させてくれ、老いや別れに向き合うこと、その勇気をくれる本を紹介します。
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パーフェクトな母とマザコン息子の私小説です。溺愛されてきた息子とガンで闘病する母の2人暮らしは、すでに見えている『宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れている日』へと、日々転がり落ちていきます。母と息子の切ないやり取りが胸に迫りますが、親子関係が親密な人であればあるほど、その死に立ち向かう勇気をもらえるはずです。
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父に続き母を失い、遺言もなしに親の家を片づけることになった著者。フランス人の精神分析学者といえども、親の死にこんなにも混乱するものなのか、と共感を覚えます。いつかは迎えるはずの親の死に対し、目を逸らしてばかりいてはダメ。そんな心の準備をさせてくれる一方で、元気なうちにたくさん話しておこうと改めて決意させてくれる一冊です。
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ゲッツ板谷のお母さんが、家族に内緒でつけていた闘病日記。この本は死後発見されたその日記に、息子であるゲッツ板谷がコメントをつけるという異色の闘病記になっています。何よりも家族を大切に思っていた母と、遺された手記により生前の母の気遣いを知る息子。個性的な家族模様に圧倒されますが、お母さんっていいなとホロリとさせられます。
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