ブックキュレーターhonto編集員
今すぐ実家に電話しよう!思わずそんな風に思い、母親孝行をしたくなる本
お母さんに、きちんと感謝の気持ちを伝えていますか?親は確実に年を取り、いつ病床に伏せってしまうとも、あっけなく先立ってしまうとも、限りません。そうなってから後悔しても、もはや手遅れなのです。多忙な日々にふと母の存在を思い出させてくれ、老いや別れに向き合うこと、その勇気をくれる本を紹介します。
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『100万回生きたねこ』の著者が、母を描いたエッセイです。幼少期から母を憎悪していたという著者。「自分は老人ホームに母を捨てたのだ」と公言する彼女の、心が苦しくなるような確執や葛藤が赤裸々に描写されています。母がボケて初めて許し、許されたという著者の思いは、カラッとした文体もあいまって爽やかな読後感を残します。
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
リリー・フランキー(著)
パーフェクトな母とマザコン息子の私小説です。溺愛されてきた息子とガンで闘病する母の2人暮らしは、すでに見えている『宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れている日』へと、日々転がり落ちていきます。母と息子の切ないやり取りが胸に迫りますが、親子関係が親密な人であればあるほど、その死に立ち向かう勇気をもらえるはずです。
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お母さんという女
益田 ミリ(著)
お母さんの日常を、娘の目から淡々と見つめたコミックエッセイです。あっさりしたタッチのイラストで、何気ない出来事を描いているだけに、一人ひとり違うはずのお母さんのはずが、「ウチも同じ」と思えてきます。ゆるい毎日のありがたさと、いつ何が起こるかわからない・・・という思いにかられ、読後、無性にお母さんの顔を見たくなるでしょう。
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親の家を片づけながら
リディア・フレム(著) , 友重 山桃(訳)
父に続き母を失い、遺言もなしに親の家を片づけることになった著者。フランス人の精神分析学者といえども、親の死にこんなにも混乱するものなのか、と共感を覚えます。いつかは迎えるはずの親の死に対し、目を逸らしてばかりいてはダメ。そんな心の準備をさせてくれる一方で、元気なうちにたくさん話しておこうと改めて決意させてくれる一冊です。
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ゲッツ板谷のお母さんが、家族に内緒でつけていた闘病日記。この本は死後発見されたその日記に、息子であるゲッツ板谷がコメントをつけるという異色の闘病記になっています。何よりも家族を大切に思っていた母と、遺された手記により生前の母の気遣いを知る息子。個性的な家族模様に圧倒されますが、お母さんっていいなとホロリとさせられます。
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