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家庭をもつ前に読んでおきたい!家族の絆と再生を考えるヒントになる本
家庭をもつと予想もできないような問題がいきなり起こることがあります。そんな問題が起こったら、子どもや親や兄弟のために何かしらの行動を起こさないといけません。そこで、家族の問題を描いた小説やノンフィクションを紹介します。いざというときのために、これらの本を読んで心と頭の準備をしておきましょう。
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神様のボート
江国 香織(著)
引っ越しを繰り返す母・葉子は、最愛の「あの人」を求めて暮らしています。娘の草子は引っ越しを嫌がりますが、母は草子に『私たちは旅がらすだから』と説明します。ときは経ち娘の時間は進みますが、『必ず戻る』と言ったまま姿を消した父を待ち、母の時間はずっと止まったままです。片親の苦労と人生をかけた純愛、その両方が描かれた小説です。
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流しのしたの骨
江国 香織(著)
夜の散歩が日課の19歳の少女・こと子は、4人姉弟の3番目。やさしい両親と嫁いだ長姉、風変わりな次姉とまっすぐな弟。そんな家族と暮らす毎日のなかで、それぞれが抱える悩みと家族を巻き込んだ問題が、こと子の目線で描かれます。一家の晩秋から春までの日々が静かな筆致で綴られ、問題があっても家族はいいものだと思うことができるお話です。
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病院で取り違えられた2人の少女とその家族を、足掛け25年間も取材したノンフィクションです。高度成長期の昭和52年に沖縄で起こった「赤ちゃん取り違え事件」は、出生から6年経って発覚しました。初対面の「親」と「わが子」の姿に親子とは血縁関係なのか、ともに過ごした時間なのか、答えのない問いが読み手にも投げかけられる一冊です。
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『ツレがうつになりまして。』から7年後を描いたコミックエッセイです。仕事が原因でうつ病を患い、7年間ゆっくり過ごしていた元サラリーマンの「ツレ」。その7年間の様子を漫画家である妻が、夫婦それぞれがたどった道筋とともに描きます。病気になって失ったものと得たもの。幾度となく迎えた人生の転機に、夫婦の絆が見てとれます。
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