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本当に一億総活躍時代?女性の貧困を考えるヒントになる本
「一億総活躍時代」という言葉がもてはやされている昨今ですが、平均年収は男性の約半分と、まだまだ厳しい女性の就職事情。これから女性が世に出て仕事をしながら、結婚や子育てなども経験していくに当たって、気になるお金の問題と充実した生き方とはどういうものなのかを考える、そのヒントになる本を集めました。
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コミック『エンゼルバンク』の主人公のモデルになり、「雇用のカリスマ」と呼ばれる海老原嗣生による女子向けのキャリア本です。日本の就職とキャリア事情に精通した著者だからこそのさすがの説得力で、男社会を生き抜いていかねばならない女子の就職からママキャリまでを、徹底網羅した一冊になっています。
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〈株〉貧困大国アメリカ
堤 未果(著)
日米安保条約を結んで以降、日本の一番近しい大国となったアメリカ。そして、日本で取りざたされている貧困問題のほとんどが、アメリカでの先行事例が流れてきたものだということをご存知でしょうか?アメリカの貧困問題に直面してきた若きジャーナリストの堤未果が、現在のアメリカの裏の顔と未来の日本をあぶり出した一冊です。
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今の日本では、まじめな女子大生ほど風俗で働いています。体を売って学資金を稼ぐ女子大生たちであふれる風俗業界。いまや、風俗業界が学業を救っているという皮肉が顔を覗かせています。奨学金で借金地獄に追いやられるよりも、親に迷惑をかけまいと自分の身を削って費用を捻出する学生たちの、衝撃的な現状をレポートした一冊です。
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本書をAV女優のお仕事マニュアルだと思ったら大間違い。小学生女児の憧れの職業に「キャバ嬢」が挙がったのが話題になりましたが、昨今では女性が性的魅力を売ることへのハードルが、社会的にどんどん下がってきています。今の日本社会にはどういった変化が起こっているのか、社会学の視点で掘り下げた力作です。
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