ミステリーの世界にようこそ！初めてでもスッと読める推理小説

物理学者の主人公が、次々と難事件を解決していく痛快ミステリー小説です。推理要素はもちろんのこと、登場人物のキャラクターが立っていることが、このシリーズの特徴です。特に本書では、偶然出会った少年と主人公のやり取りが秀逸。トリックも理解しやすく明快で、すっきりとした読後感は初めてのミステリー小説にぴったりです。

娘を級友に殺害された教師の復讐劇を描いたミステリー。事件に関連する人物たちが代わる代わる独白する、というスタイルで書かれています。犯人捜しを楽しむというよりも、「正しさとは何なのか？」という倫理的な問いかけが重要なテーマになっています。推理ものは初挑戦という方でも、自分なりに考えながら読み進めることができる一冊です。

ミステリー初心者も気軽に楽しめる、コメディタッチの一冊です。根っからのお嬢様と執事のテンポのよい掛け合いに、すらすらと読み進めることができるでしょう。トリックも難解なものではないので、主人公たちと一緒に推理している感覚で読み進められます。お嬢様なのに刑事、執事なのに毒舌など、個性的なキャラクターがたくさん登場します。

火事で家族を失い、自らも大火傷を負ったピアニストを目指す少女。コンクールを目指して努力を重ねる彼女に、試練が次々と襲いかかります。この物語の主人公は、少女にピアノを教えるピアニストの岬洋介。青春スポ根小説としても楽しめるので、ミステリー初心者にもオススメな一冊です。

女性警部補・姫川玲子シリーズの1作目。残忍な殺人現場などが克明に描かれており、「ミステリー小説の描写に慣れる」という点でもオススメです。また、玲子をはじめとする捜査班の面々が魅力的なキャラクターぞろいで、それぞれが抱える過去やエピソードに思わず引き込まれてしまいます。登場人物たちが織り成す人間模様も楽しい一冊です。