ブックキュレーターhonto編集員
もしや現実に?リアルな感触が起こりうる近未来の姿を感じさせる本
本を読んでいて「この話が現実になってもおかしくないな」と思ったことはありませんか?また、読んだ本の内容とそっくりな出来事が後から起きて、びっくりしたことは?そんな、近未来に現実になっていても不思議ではないと思わせる本を紹介します。数年後、数十年後にストーリーを思い返し、ショックを受けるかもしれません。
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希望の国のエクソダス
村上 龍(著)
舞台は2001年の日本。大人がつくり上げた社会に絶望していた日本全国の中学生たちが、とあることをきっかけに学校を捨てます。そしてインターネットでビジネスをして、北海道に半独立国家をつくります。仮想通貨など、現在すでに存在しているものも描かれています。あとは中学生が学校を捨てはじめれば、小説どおりになってしまいます。
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バトル・ロワイアル 上
高見 広春(著)
小説の舞台は1997年の大東亜共和国なる国。この国には「BR法」という法律があり、そのもとで全国の中学3年生の50クラスを選び、隔離された場所で「プログラム」と呼ばれる殺人ゲームをさせます。国というのはどう変わるのか誰にもわかりません。BR法が施行される未来が待っていないことを祈るばかりです。
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時は近未来。ゴミの山のD-ブリッジ(横浜ベイブリッジ)に捨てられた少年。数年間をここで過ごし、見つけたカセットデッキで自分の声を録音し、そしてカセットテープを残して死んでいきます。そのテープの内容は壮絶なものでした。貧富の差が激しくなっている現在。近未来にこんなことが起きる可能性を否定できません。
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