ブックキュレーターhonto編集員
わが子をどう育てたらいいの!?子育てに迷ったときの読みたい育児参考書
子を育てる親としてはどこまで子どもらしさを尊重し、どこから大人の論理を「しつけ」という名のもとに教え込むか、そこが迷うところではないでしょうか。ここで紹介する5冊は子どもや教育の専門家たちが書いた、子どもを理解するための本です。そして、親にとってはどれも最高の育児参考書になりうるもの。気になったものから手に取ってみてください。
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教育論
ラッセル(著) , 安藤 貞雄(訳)
バートランド・ラッセルは20世紀のイギリスを代表する哲学者・数学者である一方、教育家としても活動していました。そして従来の公立学校に対する批判から、夫人とともに自ら学校も創立。本書はそんな著者の教育に対する考えをまとめた一冊です。理論だけではなく、ラッセル自身の育児経験に基づく血の通った育児論でもあります。
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街場の教育論
内田 樹(著)
今や日本のご意見番ともいえる内田樹が、教師を読者に想定してまとめた講義録。「学力」を上げるにはどうすればよいか?という狭い視野からではなく、人間の「学ぶ」能力、また「学び」が成立する仕組みをわかりやすく論じています。子どもへの過干渉がいかに「教育」を妨げるのかが、実感できる一冊でもあります。
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『ぐりとぐら』の作者である中川李枝子は、保育園の元先生です。本書を読むと以前は親自身もそうであったように、子どもは大人の論理では動いていないということが納得できます。大人の視線からではなく子どの視線に寄り添って書かれた、子どもの突飛な行動をより深く理解するための本です。
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フィンランドで小学校教諭をしていた著者が、現場での経験からフィンランド教育の実態を解き明かします。日本とフィンランドを2人の母親、あるいは父親だと思って読んでみてください。どちらがすてきな親かと考えた場合、その答えはおのずと出ているでしょう。日本の家庭でも実践できる具体的なアイデアも満載された、使える教育本です。
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