ブックキュレーターhonto編集員
自分らしい最期を迎えるために。最期のときを迎える前に読んでおきたい本
年を取ると、いつかは自身の死に方を考えざるをえない日が訪れます。だけど、一度きりの人生に始末をつけるのはなかなか難しいものです。そこで、これまで市井の人々や有名人や知識人がどのように死んでいったのか、どうやって死にたいと思っていたのかが書かれた本を紹介します。これらの本を読んで、まずは心の準備から初めてみてはいかがでしょう。
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知識人99人の死に方
荒俣 宏(監修)
博覧強記の作家・荒俣宏が、戦後を生きた知識人たち、特に作家たちの最期についてまとめた一冊です。本書の醍醐味はなんといっても豊富な写真資料。晩年の平塚らいてふの写真や、永井荷風の亡骸の写真など、知識人たちの晩年、あるいは死後の写真が豊富に掲載されています。
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追悼文大全
共同通信文化部(編)
共同通信が全国の加盟新聞社に、1989年から2015年の27年間で配信した約770編もの追悼文をまとめた大著です。ユーモラスであったり胸に迫るものがあったり、死者をあの世へ送り出す言葉も人それぞれ。どんな追悼文を読まれたいかを想像して、そのためにはどんな振る舞いをしたらいいのか考えてみてはいかがでしょう。
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私の死亡記事
文芸春秋(編)
著名人が自分自身が死亡したと想定し、自分の手で書いた架空の死亡記事を集めた、風変わりな企画の本です。本書を読んだあと著名人が書いた文章を参考に、自分自身の死亡記事を書いてみてはいかがでしょう。残りの人生をどう生きたいかが明確になるかもしれません。
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完本うらやましい死に方
五木 寛之(編)
この本では著名人ではなく、一般の人々のうらやましくなるような美しい死に方を集めた本です。全国から集まった「うらやましい死に方」の投稿を源泉したのは、作家の五木寛之。「始末」や「去り際」を重んじる日本人だけに、人生をきれいに折り畳んでゆくような最期の姿に、深く静かな感動を呼び起こします。
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