ブックキュレーターhonto編集員
ファンも知らなかった一面が見られる!?まったく異なる分野の異業種対談本
音楽家と小説家、棋士と翻訳家、評論家と数学者など、専門分野がまったく異なる2人の対談をまとめた本を紹介します。専門にしていることが離れている相手との対話だからこそ、お互いの意外な側面を引き出し合った対談になっています。それぞれのファンの方も、初めて見る彼らの一面を覗くことができるはずです。
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小澤征爾(指揮者)VS村上春樹(小説家)。読みどころは、音楽に対する両者の語り口です。村上春樹が音楽をあくまで言語によって表現しようと精緻に語るのに対して、小澤征爾は直感的かつ感覚的に、擬音語満載に、それこそ語り口そのものが音楽であるかのように話しています。同じ芸術家でもこんなにも違うのか、と思わされます。
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岡ノ谷一夫(生物学者)VS小川洋子(小説家)。鳥のさえずりなどから言葉の発生を研究する生物学者と、自著にしばしば動物を登場させる小説家による「言葉の誕生」をテーマにした対談です。岡ノ谷は言葉が誕生する以前の世界。小川は「沈黙」という人間と動物をつなぐ何か。両者は異なる方向から、本質的には同じものを見ていることがわかります。
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シネマの快楽
蓮実 重彦(著) , 武満 徹(著)
武満徹(作曲家)VS蓮實重彦(映画批評家)。数々の映画音楽を手掛けて映画狂でもあった作曲家と、究極的には映画に音楽は必要ないと考える映画批評家との異色対談です。主にミニシアター系の映画監督について議論しています。互いに共感しながらも、決定的に意見が対立することもあります。かすかな緊張感が漂っている対談です。
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勝ち続ける力
羽生 善治(著) , 柳瀬 尚紀(著)
羽生善治(棋士)VS柳瀬尚紀(英文学者)。言わずと知れた天才棋士と、読解困難&和訳困難なジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』のエキセントリックな翻訳で有名な英文学者との異色対談です。両者の職業があまりに離れすぎていてどこにも共通点がなさそうに見えますが、読後には将棋と小説は似ているかのように思えてきます。
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