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職場は不条理の宝庫!?ふとそんな疑問を抱いたときに読みたい小説
普段は特に変とも思っていない職場の慣例や決まりなどが、ふとしたきっかけで不条理に思えることってありませんか?あるいはふと我に返り、職場である役割を演じている自分を異様に感じた経験がある方は多いと思います。職場はずいぶんとオカシイ。そんな実感を得ることができる小説を紹介します。
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どしゃぶりの雨のなか、橋を歩いて会社から帰宅する場面がとても印象的な表題作。職場あるあるをふんだんに盛り込みつつ、いとも不条理な「オフィス」という場所をあぶり出していきます。あと一歩で仲良くなれるかもしれないのに、職場であるがゆえにそれが許されない。職場独特の、人間関係のぬるい緊張感がリアルです。他5編を収録した短編集。
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カフカの小説に描かれている不条理は、現実の会社や組織などでも生じていることです。そして、そうした不条理が解決されないままに、物事が進んでいってしまうところなどは、まるで現実がカフカの小説のマネをしているかのよう。多和田葉子の新訳による文学史に残る名作「変身」のほか、長編や短編、書簡集など、カフカの魅力が堪能できる一冊です。
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