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老いを恐れず、楽しもう!年をとるのも悪くないと思える本
年齢を重ねるごとに心身が衰え、今までできていたことができなくなる。年をとることを恐れてしまうのは、「老い」が未知のものだからかもしれません。人生を楽しんでいる諸先輩方は、老いをどうとらえているのでしょうか。無理して若作りするでもなく、かといってすべてをあきらめるわけでもない、さまざまな視点で「老い」をとらえた本を集めました。
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男のおばあさん 楽しく年をとる方法
永六輔(著)
老年期に入り、病を患った自分のことを『年をとるのは、初めてだから、どうすればいいかわかんない(笑)』と、ユーモアを交えて語った一冊です。日々衰えていく身体を冷静に観察しつつも、厭世的にならずに「老い」から学んでいく著者の姿は「年をとるってこうすればいいんだ」と前向きにさせてくれます。「老い」の楽しい参考書にしてください。
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『百歳はこの世の治外法権』と言い切る著者は、現役で活躍する美術家です。かといって傲慢なわけではなく、人に対して過度な期待もせず、過剰な愛情も憎しみも抱かない。103歳の目を通して編みなおされる世界はいっそ新鮮な驚きに満ちており、こんな風に世界を見られるのであれば、老いることも悪くないと思えてきます。
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『人間が人間のプロになれる頃には八十にはなっているだろう』という作家の田辺聖子は、本書の初版刊行時は75歳でした。そんな田辺が人生のさまざまな局面を乗り切る知恵を、ユーモアたっぷりに語ります。上手に年を重ねて「人間のプロ」になってみたい、と思わせてくれる一冊です。
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ニューヨークで撮影されたファッションスナップ集です。モデルはなんと60歳~100歳の女性のみ。年齢にとらわれず自分の好きなスタイルで服を自由に着こなす彼女たちのファッションには、その生き方も現れています。老いとともに「年相応」という言葉にとらわれ、狭い枠に自分を押し込めてしまう必要はないと確信させてくれます。
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